学校日誌

栗本堰から先人たちの英知に触れる(4年 社会科)

 本日、福島市土地改良区・県北農林事務所・市農林整備課・土地連県北支部・堰の管理者の方においでいただき『栗本堰を訪ねる小学生勉強会』が行われました。開校式の後、ジャンボタクシーで移動し「栗本堰頭首工施設」と「円形分水施設」を見学しました。栗本堰は1803年に栗本三左衛門が用水路を開削完成したものだそうです。その後、地域の方々の努力で拡幅整備されてきたそうです。大笹生地区はコメづくりや果樹栽培が盛んですが、農業ではなくてはならい水の面から地域を支えてきたのが栗本堰であると実感しました。先人たちの知恵の素晴らしさを感じたのは円形分水施設です。昔は水をめぐる地域間の争いもあったと聞いていますが、この施設により分水量の公平性が担保されていたのだそうです。子どもたちはこの堰の整備にかかわった先人の思いや知恵を学ぶことができました。

 学校に戻ってからは、①頭首工 ②笹谷支線末流 の水を比較して水質調査をしました。改めて水の大切さと水環境を守らなければならないことを学びました。本勉強会にかかわっていただいた方々に心より感謝申し上げます。