学校日誌

授業研究(4年 国語)

 昨日は、本校職員の授業力向上のための授業研究が行われました。4年生の国語「ことわざと故事成語」の授業でした。はじめにこれまでに自分たちが調べたことわざ・故事成語を確認しました。その後、単元のゴール「ことわざ・故事成語日めくりカレンダー」を作るためには、最低あと18こ調べなければならないことが明らかになり、完成に近づけるためもっと調べようと本時で学習することがはっきりしました。

 一人ひとりが教室にある辞書や辞典を活用し、ことわざや故事成語を調べ始めました。学習カードに従って調べたことをまとめていきます。ことわざの意味については、辞典などを活用しスムーズにまとめていくことができました。ですが、使い方についてはまとめるのに抵抗を感じている子もいます。使い方をまとめるには、意味を自分の中で活用できるまで咀嚼しなければなりません。

 

 ある程度調べた後、先生から「調べたことを見せ合いっこしよう。こう書いたよとか、ここでこまっているとか話し合ってみよう。」と指示があり、子どもたちは調べたことを確かめありました。しばらくすると、先生が「今、困っているので助けてね。みんなで考えてね。」と全員に投げかけました。「案ずるより産むがやすし」の使い方をまとめるのが難しいのです。はじめ、「案ずる」や「産む」に着目し、「あれこれ悩んだけれど、やってみたら簡単だった。」とことわざの意味を確かめました。次に先生が「そういう経験はないかな?」と問いかけると「体育の高跳び、最初はこわかった。」「漢字の50問テスト。心配だったけれど、1問しか間違えなかった。」など、自分の経験と結びつけてことわざをとらえなおしました。最後に先生が「私は高跳びの100㎝のゴムが飛べるか不安だったが、の後に文をつなげてみよう。」と投げかけました。さっきまでは使い方をどうまとめるか悩んでいた子も、まとめ方が分かったようです。 その後、まとめた文で主語と述語にずれがある文についても、みんなで考えました。そして、文にまとめる時には、主語と述語の関係がとても大事なことにも気づきました。

 今日の授業で、子どもたちはことわざや故事成語の知識を広げただけではなく、活用の仕方やまとめ方の方法もしることができました。