学校日誌

教室訪問(6年生 算数)

 今日も暑い1日でした。暑さの中ですが、子どもたちは学習に頑張って取り組んでいます。遅くなりましたが、30日の6年生の算数の様子をお知らせします。

 6年生の子どもたちは、これまでに分数のかけ算やわり算について学んでいます。先生が今日の問題(0.3÷3/2×3)を提示し、「昨日までの学習と違うところは?」と問いを投げかけると「小数が入っている。」「かけ算とわり算がまざっている。」と子どもたちが答えました。そこで、今日のめあては「小数 分数 整数がまじったかけ算やわり算はどのように計算したらよいだろう」になりました。

 子どもたちは「習ったことを使えば解決できるよ。」と問題解決に取り組みます。習ったこととは「逆数」「小数を分数に直す」「分数を小数に直す」です。問題解決に取り組み始めました。子どもたちは自力で解決しようと一生懸命です。しばらくすると先生から、「解決できた人はメタモジに入れること。」「2つ目の方法で考えること。」の2つの指示がでました。小数に直して解決した子は分数に直す方法に、分数で解決した子は小数で解決し始めました。

 しばらくすると、「ペアで自分の方法を確認しあいましょう。」と先生から指示がありました。子どもたちはタブレットを使い、友だちに自分の考えを説明します。話し合っていると、「ああ、約分するの忘れてた。」など自分の考えを直す姿も見られました。

 解決の15分の時間が過ぎると、全員で考えの確かめを行いました。次の二つの方法がだされました。

1 小数を分数に直して計算する。 2分数を小数に直して計算する。2つの方法とも答えは3/5 0.6で同じなりました。その後、先生が「どっちがはかせ(速く、簡単に、正確に)?」という問いを投げかけました。はじめは、どちらの方法がいいのか意見がわかれましたが、先生の「0.2×2/3×3の問題ならどうかな?」の問いかけに「2/3は小数に直すことができません。」と気づいた子がいました。分数に直す方法のほうが、いつでも使えるようですね。最後に練習問題に取り組みました。

 

 子どもたちが問題解決のために習ったことを使って一生懸命考える姿、自分の考えをタブレットを使って友だちに説明する姿が素晴らしい6年生の授業でした。