学校日誌

学力向上のため②(1年生)

 学校では子どもたちの学力向上のため、よりよい授業を目指して授業改善に努めています。本日は1年生の国語の授業の様子をお伝えします。「どうやってみをまもるのかな」の学習です。きょうはスカンクが身を守る方法を文章から読み取ることが目標でした。段落ごとに色のシールを貼っていきます。それを手がかりにスカンクのおしりを確かめました。

       

 次におしりからだすくさいしるについて、話し合いました。「しるって何?どんなもの?」の先生の問いに「水みたいなもの」「お味噌汁」「透明なもの」「水筒の中の水」「しょうゆ」「なにかにつけるもの」と生活に結び付け、しるのイメージを広げていきます。そこで先生は「水ではないけどみずっぽいものだよね。味噌汁って?」と返すと「味噌が入っている。」と子どもたち。さらに先生は「そう、味がついていたりするようね。」「色やにおいも・・。」としるのイメージを深めていきます。「しる」という言葉にこだわり、そのイメージを広げ深めた場面でした。

 その後、話し合いは「スカンクはくさいしるをつかってどうやって身を守るの?」に移りました。黄色のシールを目印に読み取り、「しるをとばしてさかだちする」「くさいしるをとばして」「さかだちしてにげなかったらくさいしるをとばす」などそれぞれが読み取ったことを話しました。「さかだちをやめて・・・」という意見が出たとき、「新しいことが出てきたね。」と先生が驚いた表情で返しました。それをきっかけに子どもたちは時系列で事の経過を「さかだちをし」「おどかし」「にげなかったら」「さかだちをやめ」「くさいしるをとばす」と整理していきました。そして、動作化をしてどのようにスカンクが身を守るかを確かにイメージすることができました。

 入学して3か月の1年生。自分の読み取りや考えをしっかり持ち、表現し、話し合いで読みを確かなものにしていく姿にすばらしさを感じました。