学校日誌

ブログ授業参観5 4年 国語

 今日の教室訪問は4年生です。国語の「文の組み立てと修飾語」の授業を行っていました。

 学習用具の確認をし、授業開始です。はじめに先生が修飾の書き方と意味を説明し、この単元で何を学ぶのかを確かめました。

 次に先生が「犬が」(緑)「おいかける」(赤)のカードを提示すると、子どもが「何を?」「ボールかな。」(青)と返します。さらに先生の「何が知りたいですか?」に「どのように?」「どこで?」と子どもの答え。そこで、先生が「詳しくする言葉だね。みんなが言ってくれた詳しくする言葉を入れるね。」と話し、今日のめあて「組み立て(詳しくする言葉を入れる)を考えて文を作ろう。」とめあてが決まりました。

 その後、カードの色の意味を考えて主語の述語の復習をしました。先生が「では、これは( ボールを と書かれた青カード)?」と聞くと予習をしていた子が「修飾語。」と答えました。そして、修飾の意味を飾る言葉と確認しました。

 その後、一人ひとりが色付きのふせんに「犬が」「ボールを」「おいかける」を書き、順序を考えて並べました。その時、「順番をかえるとボールが犬を追いかけるになっちゃった。」と順序がかわると意味も変わることに気づきました。さらに青カード(修飾語)として「とても」「元気に」「小さな」「白い」を加えました。そして、文の組み立てに注意しカードを並べかえました。いろんな文がでてきたので、先生が「実は犬は白でした。」というと「ボールは白くなかったんだ。」、「実は犬は小さくなかったんだ。」というと「小さいボールだったのね。」と考えがまとまり、「白い犬がとても元気に小さなボールをおいかける。」とみんなで文を完成させることができました。そして、今日の学習のポイントとなる場面になり、修飾語がどの言葉にかかっているかを考えました。

 先生:「白い」が詳しくしているのは?

 子1:犬です。

 先生:そう、「白い」は犬を詳しくしていますね。「元気に」は何をくわしくしているかな?

 子2:「おいかける」につながっています。子3:「元気においかける」だから・・・。

 先生:「元気に」はおいかけるを詳しくしていますね。では、「とても」はどうかな?

 子全体:・・・・・・・・・・。

 先生:「とても」はおいかけるを詳しくしているのかな?

 子4:ただ、普通の元気なのか・・・。絶好調の元気なのか・・・・。

 先生:ここが今日の勉強でとても難しいところだったのですが、実は修飾語を詳しくする修飾語もあるのです。

 子5:ということは・・・、「とても」は元気にを詳しくしているんだ。

 先生:では、「小さな」は?

 子6:ボール。 子7:これも修飾語を詳しくしている。

 先生:みんなの感性は素晴らしい。

 そして、修飾語がどの言葉にかかるかを矢印を使って表すことを学習し、今日の学習のポイントを「修飾語は他の言葉を詳しく説明する。文がすっきりする。」とまとめ、練習問題に取り組みました。

 修飾語のかかり方は6年の全国学力学習状況調査でも出題されました。しっかりと力をつけてまいります。