学校日誌

世界でただ一つのはめ絵芝居(芸術鑑賞教室)

 今日は本校で、芸術鑑賞教室が行われました。喜多方市在住の『てんてこ座 田中つとむ』さんが来てくださり、体育館で『はめ絵芝居 黄金(こがね)の実』を一人で演じてくださいました。トランペットのプロローグから子どもたちは目を輝かせていました。いよいよお話が始まると、大工のそうたが記憶をとりもどすために黄金の実を探す旅の世界にどんどん引き込まれていきました。1年生は始めから終わりまで笑ったり、驚いたり、様々な表情を浮かべながら楽しんでいました。5・6年生は田中さんの全身から滲み出る思いをしっかりと受け止めていたようです。田中さんも鑑賞する子どもたちの集中力をほめてくださっていました。

 芝居の後、子どもたちの質問に田中さんが丁寧に答えてくださいました。後で「みんな質の高い質問でしたね。」と田中さんが言ってくださったのですが、その答えから田中さんの演劇に対する思い、人生に対する考えなどを知ることができました。特に「悩みはいつもある。でも、元気に悩もう。」は含蓄のある温かな子どもたちへの言葉でした。また、「演劇は何千回同じ演目をやっても、同じものはない。新鮮な気持ちで見ている皆さんと作っていくものだ。」については、子どもたちと私たち教師が日々行っている授業と同じなんだと感じました。子どもたちも私たち教師もいろいろなことを感じ、学ぶことができた芸術鑑賞教室でした。田中さん、ありがとうございました。