学校日誌

教室訪問(3年 算数)

 18日は3年生の教室を訪問し、算数に一生懸命に取り組む子どもたちの姿を見てきました。

 はじめは前の時間に学習した小数の数の比較問題の答え合わせでした。先生の「なんで(その答えになったの)?」の問いかけで、その答えに至った考え方も確かめていました。

 いよいよ今日の学習です。先生は別な部屋から持ってきたビーカーに入っている2つの水を見せ、その水の量をたずねました。目盛りがついているので「200ml、300ml。」 「じゃ、ℓに直すと?」「小数を使って、0.2ℓと0.3ℓ。」そして、二つの水を目盛りのついていないフラスコに注ぎました。「0.6ℓ」「0.5ℓ」子どもたちは、合わせられた水の量について考えているようでした。それで、0.2+0.3と式を立て、「小数のたし算はどのようにすればよいのだろう。」と今日のめあてが決まりました。

   今日のゴールが何かわかると、子どもたちはノートに計算の答えを書きました。それについて先生に「なんで(その答えになったの)?」と問われ、答えを導き出すまでの考えをまとめ始めました。答えは出せるのですが、その方法が正しいのかを説明するのはなかなか難しいようです。子どもたちは時間をかけて一生懸命考えていました。

 

 時間になり、みんなで答えを確かめ、計算のやり方について話し合いました。「2+3=5。それに0をつけて0.5。」という意見。先生は「どうしてこの方法で計算できるのかな。」と返します。話し合いを進めていくと「0.2は0.1が2つ、0.3は0.1が3つ。2+3の5で0.1が5つなので0.5。」「0.1をもとにして計算できる。」ということにまとまりました。すると、「前も10をもとにして計算したことがあったよ。」と以前の学習と結びつけて考えた子がいまいした。「〇〇をもとにして考える。」ということは算数のいろいろな学習で使えそうです。一生懸命、めあての解決に取り組む子どもたち、頑張っています。