学校日誌

150周年記念式典 周年記念学習発表会

 本日は、本校創立150周年の記念式典が行われました。福島市長様、福島市教育委員会教育長様、学校評議員様、周年記念事業実行委員の皆様においでいただき、子どもたち並びに保護者様とともに本校の誕生を祝いました。実行委員長様、市長様、教育長様から式辞やあいさつをいただき、記念品を授与していただきました。本来であれば、本校教育活動にかかわってこられた方や地域の方々にもおいでいただきたかったのですが、感染予防対策のためにこのような形での開催になったこと、ご理解いただきたいと思います。

 式典終了後、本校児童による記念の学習発表が行われました。低学年は「劇 大笹生ふしぎ発見」で学校探検や町探検で調べたことをクイズにして発表しました。発表を通して、本校のアイドル「カメ吉」や本校があった大福寺の鐘についてのふしぎを知ることができました。最後に誕生日を祝って、ハッピーバースディの歌やダンスを披露しました。子どもたちが学校のことを思い、一生懸命踊る姿に心を打たれました。

 中学年は「劇 150周年 大笹生小の歴史」でこれまで学習したことを楽しい劇にして発表しました。明治の初期に学校創設に熱意を持って取り組んだ先人たちの思いや明治・大正・昭和・平成・令和の5代に渡り、幾多の変遷を通して今の大笹生小学校があることがわかり、その伝統を大切にしていこうという考えをもつことができました。劇中、思わずくすっと笑う場面もあり、楽しい発表でした。

 5年生は「劇 放送中 ~農家密着24時~」で大笹生の主要産業である果樹栽培について、理科や社会、総合で学んだことをテレビ番組風に発表しました。農家の方々の季節ごとの仕事や悩み、苦労などを映像と実際の演技をミックスし、分かりやすい発表でした。発表に至るまで、楽しくわかりやすい劇にするために、自分たちで考えた工夫を随所に取り入れていました。さすが高学年です。

 6年生は「プレゼンテーション 大笹生の未来をえがこう」で、6年間地域を学んだことを生かして「自分たちの大好きな大笹生地区が、これからも自然豊かで活気あふれる町であるためにはどうのような取り組みをしたらいいのか。」について提案を行いました。自分たちが感じ、しっかりと調べ、根拠をもとに考えたことのプレゼンでしたので自分の言葉での発表になっていました。6年間でここまでできるようになるんだとその成長におどろきました。

 フィナーレは「全校発表 校歌」でした。現在の校歌は創立80周年の時に作られ、歌い継がれてきたものです。トーンチャイムから校歌のメロディーがスタートし、キーボードに受け継がれ、最後に全校の大合唱となりました。歌詞の群読もあり、「黄金の梨の ゆれる道」など秋の大笹生の情景が目に浮かぶようでした。

 どの学年の発表も、大笹生小学校や大笹生地区について、真剣に学び、考えたことの発表です。子どもたちはこの学習発表会への取り組みを通して、大笹生小や大笹生地区への理解、愛情、誇りなどがより一層高まったのではないかと思います。

 最後になりましたが周年記念事業推進にあたり、多大なるご協力をいただきました実行委員の皆様、地域や保護者の皆様に心より感謝申し上げます。