鳥川小学校日誌

4年生算数科 面積の表し方を考えよう

 4年生の算数科は現在、「面積の表し方を考えよう」の学習をしています。
 これまで、公式を使って、正方形や長方形の面積を求める学習をしてきた子どもたち。
 今日11月8日(水)の5校時、2組の教室では、長方形や正方形を求積する公式を使って、「L字形」の面積をどのように求めればよいか考える学習に取り組みました。

 これまでの学習を振り返った後、担任の先生から「L字形」の図形を提示され、「どのようにすれば、この図形の面積を求めることができるかな。」と投げかけられた子どもたち。

   

 はじめのうち、よい方法が思い浮かばなかった子どもたちでしたが、一人でじっくり考えたり、ペアで話し合ったり、やがて・・・
 「線を引いたら2つの長方形に分けられ、公式が使えそう。」
 という気づきをヒントに、見通しを学級全体で共有!
 さっそく、一人一人が自力解決に取り組みます。

  

 今回は、タブレット端末を使って、自分の考えた解決方法を表しました。
 どのような考えをしたのかが分かるように、線を書き加えたり、切り取って移動させたり、矢印を付けて表したり・・・。図や式、言葉を使って、工夫しながら表現していました。

 一つの方法で解決できたら、別な方法にもチャレンジ! 図形の見方が広がっている証拠ですね。
 すぐに別なシートに書き表せるのも、失敗してもすぐにやり直せるのも、デジタルコンテンツならではです。
 また、辺を伸ばしたり、一部を切り離して移動したりできる機能があるので、操作しながら新たな解決方法に気づくこともできました。

     

 一人一人、考えが持てたところで、それらを共有しあうため、ペアやグループ、学級全体で話し合います。 

 2つの長方形に分けて面積を求める方法
 補助線を使い大きな長方形を作り、小さな長方形の面積を引いて求める方法
 図形を切って移動し、大きな長方形に変えて面積を求める方法

 子どもたちは、自分が取り組んだ方法をタブレットを使って操作しながら、みんなにわかりやすく説明していました。

 タブレットのシートに自分の考えを一旦整理したことが、上手な説明につながったのでしょう。
 深い理解につながったことをあらためて実感します。
   
 「自分の考えたやり方と同じかな? 違うかな?」
 友だちの発表を聞く子どもたちの目も真剣です。
 自分とは異なる、多様な考えに触れることができるのが、みんなで学習することのよさの一つですね。

    

 友だちの発表をしっかり聞いて、まとめも自分で考えます。
 L字型のような形も・・・「長方形や正方形の形をもとにして考えれば面積を求められる!」

 真剣に課題に取り組む2組の子ども達の姿が、たくさん見られた授業でした。

 日々の授業の中、このような学習経験を繰り返すことで、子どもたちは、友だちと学ぶことのよさを感じ、新しい課題に出くわしたときにも、これまでの学びを活かして問題を解決していこうとする資質や能力を鍛えています。
 4年生「いいね!」

  

 今日の放課後も、参観した全ての先生方で算数科の授業についての研修を深め、多くの学びがある一日になりました。
 子どもたちの確かな学びのため、授業改善に取り組んでいます。