6年生の算数科は、「順序よく整理して調べよう」の学習に入りました。
今日11月16日(木)の2校時、2組はその単元の1時間目。
落ちや重なりがないように、順序を調べるにはどのように調べればよいか考えました。
この時間の問題は、「あおい、いくと、うみひこ、えりの4人でリレーを走る順番は、全部で何通りあるか?」というもの。
子どもたちの多くが、これまでの生活の中で、度々、出会ったことがある場面です。
「どう考えればいいかな?」
すべてを書き出したつもりでも、「思いついたまま書く」という方法では、落ちや重なりが出てきそうです。
試しに3分間で何通りあるか調べてみたら、24通り見つけられたという人もいれば、12通り、6通りしか見つけられなかった人もいて・・・ さあ、どうする?
思いついたまま書くやり方では、どうもうまくいきそうもない。もっといいやり方がありそうだと考えた子どもたち。
やがて・・・
「第1走者を『あおい』にするパターンで、順序良く考えていけば・・・」という意見が出されます。
「おっ、それなら、うまくいきそう!」と、解決の見通しが持ていところで、自力解決へ。
子どもたちは、メタモジのシートをつかって、先ほどの見通しをもとにしながら、起こり得る場合を順序よく筋道を立てて考えていました。
表に整理する人、同じ言葉を省略するため、最初の一文字だけ(記号)で表す人、同じ言葉を書かないようにした結果、自ずと樹形図のような表し方になった人、落ちや重なりがないように注意しながら調べます。
なかには、「最初の1人目」を固定して調べた結果をもとに、残りの3人がそれぞれ第1走者になった場合を類推し、計算へのつながりが見えてきた人も・・・。
「学び合い」の段階では、メタモジのモニタリング機能をつかって、子どもたちのシートをスクリーンに大きく提示することで、自分と友だちの調べ方の違いを視覚的に捉え、よりよい表現の仕方に気づくことができました。
また、自分の考えを説明する活動では、結果を伝えるだけでなく、図や表を見せながらどのように考えたのかを説明したので、自分の調べ方の工夫を友だちにわかってもらうことができました。
よい学び方ですね。
この時間は、「最初の1人目」を固定した場合には、何通りあるかがわかったところで終了。
次の時間には、のこりの3人がそれぞれ第1走者になったときも調べ、全部で何通りあるかを導き出します。
この時間の気づきが、生かせそうですね。
今日の放課後は、昨日の2年生の算数科「かけざん」の授業と今日の6年生の算数科「順序よく整理して調べよう」の授業について、それぞれ、参観した先生方で研修を深めました。
子どもたちの確かな学びのために、先生方も学んでいます。
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