鳥川小学校日誌

3年生算数科 重さ

 3年1組の算数は、「重さ」の単元に入りました。
 重さを数で表すために、g・㎏を使うことを学習します。
 昨日は、簡易天秤を使って、3~4人グループ内での消しゴムの重さ比べをしました。

 授業の終わり、担任の先生から
 「Aさん、Bさん、Cさん、Dさん・・・たくさんの人の消しゴムの重さ比べをするのに、何かうまい方法はないかなぁ。」との問いかけ。
 A対B、A対C、A対D・・・と、一つ一つ比べていくのは大変です。

 「長さ比べのときは、どうしていたっけ?」とさらに担任の先生からの問いかけ。

 やがて、「同じもの何個分とすれば、数で比べられるのではないかな」ということに気付いた子どもたち。

 そこで、今日12月6日(金)の4校時は、小さなつみ木をもとにし、その何こ分の重さになるのか調べていくことにしました。

 一番重い消しゴムは、何とつみ木60個分!!

 子どもたちからも、「すごーい!」「おーっ!」と驚きの声。

 「同じもので比べれば、クラス全員の比べっこもできますね。」と確認した後、先生が取り出したのは「1円玉」のたくさん入った袋。

「あっ、1円玉だ。」
「1円玉って1gなんだよ。」との声。

 続いては、1円玉をつかって、一番軽かった消しゴムを図ることに。
 時間の関係で、担任の先生が演示します。

 1円玉が、1つずつコップに入るたびに「・・・2、3、4・・・ 」と声が上がります。
 ピタッと釣り合う瞬間を見逃すまいと、真剣に天秤を見つめる子どもたちの表情が印象的でした。

 結果、1円玉が8個、(8g)ということがわかりました。
 つみ木より1円玉の方が重いため、もとにするものが違うと、同じものをはかっても個数が違うことが確認できましたね。

 実際にはかって比べる学習は、どの子も興味を持って取り組んでいました。
 手で持った感覚と実際の重さの違いに驚いたり、同じ重さでつりあったことに喜んだり。

 天秤を操作する体験を通じて、量感を身につけながら、「共通単位の必要性について」学ぶことができました。

 つぎは、もっと重たい物は、どうやってはかるといいのかな? 

 子どもたちの興味を引き出せるように、工夫しながら授業を進めています。