鳥川小学校日誌

地域の歴史にふれる

6年生が、学区内にある「矢吹邸」を見学しました。地域の方からは「成友屋敷」とも呼ばれています。

成川の矢吹家は400年ほど前(戦国時代)からこの地に住んでいらして、現在のご当主は9代目だそうです。現在の母屋が建てられたのは、明治40年ごろで、築110年余の大変貴重な建築物です。国登録有形文化財に指定されています。

6年生は、郷土の歴史の学習の一環として貴重なお屋敷を拝見したり、茶道体験をしたりしました。

玄関を入るとすぐに神棚のある立派なお座敷があります。茶道の先生でもある矢吹さんに挨拶をして体験学習をスタートしました。

蔵座敷では、鳥川の歴史について地域の歴史に詳しい半沢さんのお話を伺いました。

美しい筝曲(こと)の演奏も鑑賞しました。

素晴らしい仏間も見学しました。子どもたちは何を見上げているのでしょう。

子どもたちは天井を見上げていました。なんと、天井には美しい草花の絵が描かれています。直射日光に当てることなく大切に管理されているため、建設当時の色が現在も鮮やかに残っています。

お茶室では、お点前を拝見しました。子どもたちはだいぶ緊張しているようです。

楽しみにしていた茶道体験です。抹茶を点てるのも飲むのも初めて…。お茶の先生に手ほどきしていただきながら、ドキドキしながらのお茶席です。

「お菓子も、お茶も、想像していたよりおいしい!」

子どもたちの緊張もほぐれ、笑顔があふれました。

 

子どもたちのふるさと鳥川には、素晴らしい歴史があります。地域の歴史を学ぶことで、改めて故郷のよさを知り、誇りをもつことができます。子どもたちには、地域への誇りを自信として、大きく羽ばたく人になってほしいと願っています。