鳥川小学校日誌

4年生国語科 なぜ、ごんは、いたずらばかり・・・?

 4年生の国語科は、現在「ごんぎつね」の学習をしています。
 今日11月22日(水)の2校時、1組の教室では「なぜ、ごんは、いたずらばかりするのだろうか?」という学習課題に取り組みました。

 この課題は、1組の子どもたちが書いた初発の感想で、ある子から出された疑問からとりあげられたものです。
 この物語をみんなで読み味わっていくうえで、とてもいい「問い」ですね。

 子どもたちは本文を読んで、じっくり考え、友だちと話し合います。

「ひとりぼっちだから、いたずらをして村の人たちから、相手にしてほしいんじゃないか。」
「ごんはひとりでさみしいと思う。誰かに相手をしてほしいのだと思う。」
「さみしくて、かまってもらいたくてやったと思う。」

みんな、いい気づきをしていますね。

 「なぜ、いたずら・・・?」を考えていくとき、「ひとりぼっち」も大事なキーワードの一つです。
 子どもたちは、その言葉を手掛かりに、それぞれの感想や意見を発表し合い、心情理解を深めていました。

 ひとりぼっちのごん

 その背後には、寂しさや孤独、周囲からとりのこされたような感覚、疎外されているような感覚があり、やがてそれは、「おれと同じ一人ぼっちの兵十か」と、母親を亡くして自分と同じ境遇になる兵十への共感へとつながっていきます。

 この時間の学びが、このあと「ごんぎつね」を読み進めていくときにポイントとなってくることでしょう。
 4年生、いいね。その調子で!