4年生総合 出前教室「聞こえにくさ」の疑似体験 & 聴覚障がいに関する研修会
今日11月26日(水)の5校時、4年生を対象に福祉体験学習を行いました。
今回の内容は、「聞こえにくさ」の疑似体験を通して、耳に聞こえにくさを感じている方が、日常どのような不便を感じているか、また、どのようにかかわっていけばいいのか「自分にもできるサポート」についても考え、実践しようとする気持ちを高めることがねらいです。
講師は、「地域支援センターみみらんど・福島(福島県立聴覚支援学校)」の先生にお願いしました。
授業では、特定の周波数が聞き取りづらい状況や周囲のいろいろな音がして、聞きたい話が聞き取れない状態を疑似体験したり、グループになって補聴器をつけた状態で音がどのように聞こえるのか体験したりしました。
「うぁ、周りの音がうるさいと聞こえない。」
「いろんな音が聞こえて、聞き取りづらいね。本当に大変。」
「体験ができて、耳の聞こえない人の気持ちが分かった。」
などの感想が、子どもたちから聞かれました。
また、「なんちょうなんなん」という「難聴の子を持つ家族会」が作詞・作曲した歌を、じっと耳を澄まし、真剣な表情で聴く子どもたちの姿も印象的でした。
今回の出前教室を通して、聞こえない人の気持ちや大変さを知り、サポートの重要性や必要性を感じることができたことでしょう。
放課後は、先生方を対象として、聴覚障がいについての理解を深めるための研修会を実施しました。
聞こえの仕組みや「聞こえにくさ」とはどのような状態なのかの疑似体験、その子に対して直接心がける配慮や集団の中で心がける支援の在り方、教室環境で心がけること、などなど。
子どもが日常どのような不便を感じているか、また、教員としてどのような環境を整えるか、配慮をするのか、今後の支援の在り方を考える、価値ある研修ができました。
「地域支援センターみみらんど・福島(福島県立聴覚支援学校)」の先生方、貴重な経験、そしてご指導、本当にありがとうございました。
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