鳥川小学校日誌

5・6年生 鼓笛の引継ぎ

 鼓笛の引継ぎが始まっています。

 今日1月25日(木)の6校時には、5・6年生の子どもたちがパート毎に分かれて、それぞれ、練習に取り組んでいました。
 6年生から5年生へ、楽器やフラックなどを引き継ぐだけではなく、先輩から代々引き継いできた鼓笛への気持ちや伝統など、「心」の面も引き継いでいきます。

 鼓笛の引継ぎに関して、6年2組担任の先生が、ある6年生(A.Kさん)の日記を本人の了解を得て読ませてくれました。

 とても素敵なことが書かれているので、ご紹介します。
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◆1月16日(火)  鼓笛の伝承
 ぼくは、「鍵盤」だったので、5年1組に行きました。1組同士、2組同士でペアを組みました。
 でも、ぼくのペアの人は、初めから何もできませんでした。
 「ソミレレド」のところまで、指使いを教えたけど、ちゃんとやってくれないので、とても悲しかったです。
 ぼくが5年生の時は、全然教えてもらえず、「ムカッ」としていたから、ぼくはちゃんと教えてあげようと思ったのに・・・。がっかりしました。

◆1月20日(土)  鼓笛の練習
 木曜日、ぼくはいやいやながらも5年1組の教室に行きました。「どうせ真面目にやってくれないだろう。」と勝手に決めつけながら練習が始まりました。
 しかし、なんと急に“縦持ち”でやり始めたのです。
 「いや、さすがに無理だろう。」と思ってながめていたら、全部、弾けたんです。
 ぼくは、心の中でとても喜びました。
 「やればできる。やはりちゃんとやってくれれば、できるのだ。」と。
 「この子は大丈夫だ。」と、とても安心しました。
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 自分が5年生だった頃を思い出し、後輩にしっかり教えてあげようと、張り切って臨んだにもかかわらず、自分の担当するペアの後輩は、真面目に取り組んでくれずにがっかりとした練習初日。
 でもその2日後。A.Kさんの気持ちが伝わったのか、練習ペアの後輩は、見事に全部、演奏することができるようになっていました。しかも“縦持ち”で! きっと先輩の期待に応えようと、2日間、しっかり練習したのでしょうね。

 自分が受け継いだもの、培ってきたものを後輩に伝えるべく、責任を果たそうとするA.Kさん。
 そして、その先輩の熱意に応えようと、気持ちを入れ替え、練習に取り組んだ後輩君。

 きっとこの2人以外にも、こういった光景があるのかもしれません。
 また、これまでも、そしてこれからも、こういった光景はあるのだと思います。
 
 鼓笛隊の引継ぎが、子どもたちにとって、よい成長の機会となっています。
 5年生にはこれから1年間、鳥川小学校の代表として頑張ってくれることでしょう。

 そして、来年の今頃、A.Kさんのような気持ちで、次の後輩たちに向き合ってくれることを願わずにはいられません。