鳥川小学校日誌

6年生理科 水中の小さな生物

 6年生の理科は現在、小川や池など、水の中での「食べる」「食べられる」の関係(食物連鎖)について学んでいます。
 今日9月5日(火)の2校時、2組の子どもたちが、メダカの水槽や近所の川の水の中にいる微生物を顕微鏡を使って探していました。昨日の記事のとおり、5年生で顕微鏡を扱った学習経験がある6年生。プレパラートの作り方も手際よく、操作の仕方を確認して、さっそく、グループでの観察スタートです。

 いったいどんな微生物がいたのでしょうか?
 肉眼では見えない不思議な世界です。

「これなんだろう。」
「ミドリムシじゃね。」
「アオミドロかなぁ?」などなど。

 興味をもって観察している声があちらこちらで聞かれました。

 今は、インターネットで検索すると、きれいな微生物の画像データがいくらでも手に入ります。
 でも、実際に自分の目で見つけ出す喜び、実物を目にする感動、自分から対象にかかわろうとするわくわく感・・・。
 そういったものが、いかに大事かということを、6年生の学びの姿から感じることができました。

 結果として、微生物を見つけることができずに「がっかり感」を味わったとしても(実際、この時間に微生物を見つけ出すことができないグループがありました)、それも含めて、貴重な学び(経験)です。

 「観察」というものは、もともと地味で、根気のいることだということを知ることにもなります。そして、「じゃあ、どうすれば見つけられるのか?」という、次の課題につなげることもできます。

 そうやって、根気よく、試行錯誤しながら取り組んだ結果、自分の力で見つけ出すことができたなら・・・。
 頑張ったからこそ味わえる達成感は、次への「やる気」の高まりや自分に対する「自信」にもつながることでしょう。