鳥川小学校日誌

お蚕さまが やって来た

4年生の教室に、蚕がやって来ました。

ふるさと福島について学習するために、福島発電株式会社様のご厚意で届けていただきました。

1組、2組それぞれに、子供たちに直接贈呈していただきました。

本日いただいた蚕は、すでに大きく成長したもので、あと3日もすれば繭を作り出すそうです。

「かわいいね~、手にのせられるよ。」と、生き生きしている子、

「初めて見た…。」と、こわごわのぞき込む子 等々、それぞれの反応はさまざまですが、うれしいお客様の来訪をどの子も喜んでいます。

 蚕は、びっくりするほどたくさんの桑を食べます。繭になるまで4年生みんなで大事に育てていきます。どんなふうに繭を作るのでしょう。観察するのが楽しみですね。

 

 福島は明治のころから、養蚕がとても盛んな地域でした。蚕が作る絹糸は大変高級で、外国にもたくさん輸出されていました。もちろん鳥川でも、たくさんの農家が蚕を育てていました。しかし、今ではすっかり養蚕農家を見ることはなくなってしまいました。蚕を育てることを通して、ふるさとの昔の様子にも興味をもつことができたらいいなと思います。さて、養蚕が盛んだったころにたくさんあった桑畑は、今は何になっているのでしょう。調べてみると、思いがけない発見があるかもしれませんね。