5年生の理科は現在、「流れる水のはたらき」を学習しています。
今日10月26日(木)の3校時、1組の子どもたちが、土砂とトレイを用意して、流れる水には、どのようなはたらきがあるのか調べていました。
4年生で学習した「雨水のゆくえ」の内容や普段の生活経験から、雨が降ると地面の土が削られること、削られてできた泥水は、高い所から低い所へと流されていくこと、そして、流れ着いた場所には土がたまっていたことなど思い出して、予想を立てた子どもたち。
つぎはいよいよ、グループごとに水を流し、水の流れによって、トレイの上の土砂がどのように変化するのか、調べる実験をスタートです。
「あっ、流れの始めのところがくぼんでる。一番多く削れているよ。」
「うぁ、土砂がどんどん流されていくね。」
「曲がっているところの外側が削られているよ。」
「こっちは(流れ着いたところには)、濁った水たまりができた。」などなど。いいつぶやきが聞こえてきます。
グループ実験での気づきを全体の場で発表した後、今度は大型の実験装置を使って、果たしてそのグループでの気づきが再現できるのか? 全体で確認します。
装置の上部から水を流していきます。
すると、「わぁ!」という声とともに、流れ始めの上流部分では、土がどんどん削れていきます。
中流のカーブのところでは、
「あっ、赤色の棒が倒れた。」
「倒れた3か所とも赤い棒だね。
「やっぱりカーブの外側が削られるんだね。」
カーブの両側に立てられた棒のうち、カーブの外側に立てられた赤い棒が、流れる水の働きによって削られて倒れる様子も確認できました。
そして下流では、川幅が一気に広がり、水の流れで運ばれた土砂がたまっていく様子も観察することができました。
実験装置を使いながらではありますが、地形が形作られるメカニズムを目の当たりにすることができました。
みんないい表情を浮かべる、楽しい理科の授業でした。
五感を働かせて学ぶことの大切さ、改めて感じます。
今度は、水の流れが急な場合や水量が多い場合は、水のはたらきがどう変化するのかを確認します。
次回も楽しみですね。
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鳥川小学校だより
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<令和5年度>
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