鳥川小学校日誌

4年生算数科  180度より大きい角

 4年生の算数科は現在、「角の大きさ」の学習をしています。
 これまで、180度より小さい角の大きさを分度器を使って測る学習をしてきた2組の子どもたち。
 
 今日7月3日(月)の2校時は、「180度より大きい角は、どのように測るといいのだろうか。」という課題に取り組んでいました。

 子どもたちが使っている分度器は半円状のもので、メモリは180度までしかついていません。

 さあどうする?

 子どもたちは、これまで学習してきた「180度は直線」「180度=2直角」「1回転は4直角」「4直角=360度」であることや補助線を書いて測る経験を手がかりに、どうしたら角が測れるかを考えはじめます。

 まずはひとりで、試行錯誤。
 すると、どこかから「あ、そうか!」の声。

 ペアで話し合いをすると・・・。
 「なるほど。」「あぁ~ わかった。」の声がチラホラ。友だちと協力すると、見方・考え方が広がりますね。

 自分の考えが持てたら、ワークシートに書き込みます。その後、写真にとり「メタモジ」を使って学級全体で共有です。
 その結果、「補助線を引いて180度を作り、180度に残りの角度を足すやり方」と「360度から引いて求めるやり方」の2通りの求め方を子どもたちは導き出すことができました。

 「初めて出会う問題場面でも、今まで学んできた知識や技能を使えば、解決することができる。」

 日々の授業の中、このような学習経験を繰り返すことで、子どもたちは、自ら考え、自ら問題を解決していく資質や能力を鍛えています。