鳥川小学校日誌

4年生体育科 長なわ跳び

 「校長先生。長なわ跳びの新記録を目指して、子どもたちが頑張っているので、次の時間、体育館に見に来てください。」という4年2組担任の先生のお誘いを受け、今日1月25日(木)の4校時、体育館へ。

 4年2組のこれまでの最高記録は、207回。(これはこれで、十分立派な記録なんですが・・・。)
 でも子どもたちは、これでは満足していない様子です。

 「今日は、絶対、207回を超えたい!」
 「新記録を出したい!」

 というわけで早速、チャレンジ1回目。
 テンポよく、「タン・タン・タン」と縄が回って、縄に入るタイミングも、跳んで走り抜けるのもうまいものです。
 でも、残念ながら、1回目の記録は190回台。(これはこれで、十分立派な記録なんですけど・・・。)

 「先生、もう一回!」と、子どもたちから声が上がり、2回目のチャレンジ。

 走り出すタイミングで「はい!」と声をかけあったり、背中を「ポン」と軽く叩いて合図を送ったり。
 みんなでアドバイスしあう子どもたち。

 でも、残念ながら、2回目も新記録達成ならず・・・
 跳び方も回し方も1回目のチャレンジより、上達している感じはするのですが。

 惜しいなぁ。

 今日はこれで終わりかと思いきや、まだまだチャレンジは続きます。

 「よしっ、頑張ろう!」
 「つぎ、つぎ!」
 「だいじょうぶ、だいじょうぶ。」と気持ちを切り替え、3回目のチャレンジへ。

 みんなで声をかけ合って、気持ちを奮い立たせているのが、このクラスの子どもたちのいいところ。
 友だちのミスを責める子は誰もいません。たいしたもんだ。

 これが上達の秘訣ですね。ミスを責めても、誰も上達しません。むしろ気持ちが萎えてマイナスです。空気も悪くなります。ミスをした子が、一番責任を感じている。子どもたちも、それらのことは、十分知っている様子。

 3回目のチャレンジも、テンポよく縄が回って、次々と子どもたちが縄へ入っては、抜けていきます。
 「前の人との間隔を詰めて。」と担任の先生からのアドバイスの声。
 かなりいい調子で、190回を過ぎたあたりから、子どもたちの気持ちも昂りだし、カウントする声が、だんだんと大きくなりはじめます。

 「99、100、1、2、3・・・・」(100や200を超えると、また「1」「2」「3」とカウントします。)
 「・・・6、7、8、9、10・・・」

 ピッピッ-(終了の笛の合図)

「やったぁ!」
「イェーイ」

 3回目、とうとう新記録「216回」達成です。

 みんな、にこにこの笑顔。
 頑張ったかいがありましたね。 おめでとう!

 長なわとびをひとつのきっかけとして、4年2組の子どもたちが、「仲間と、ひとつのことに本気になって取り組むことのよさ・素晴らしさ」や「挑戦することの楽しさ・大切さ」、「努力をして成し遂げる達成感・喜び」を味わえたことが、何より嬉しいことです。
 クラスのよい雰囲気づくりにもつながりますね。

 実はこの後、子どもたちは4回目のチャレンジをして、222回へと記録が更新されました。素晴らしい!

 まだまだ、伸びしろがありそうです。