6年生算数科 角柱と円柱の体積
6年生の算数科は現在、「角柱と円柱の体積」の学習に取り組んでいます。
今日9月28日(木)の2校時、1組では、下の写真のような立体の体積を求める学習に取り組みました。
子どもたちはこれまで、「下の面」が底面で、その形は長方形や正方形、三角形といった「角柱」であったり、正円の「円柱」であったりする立体の体積を求める学習をしてきました。
でも、今日の課題として示された立体は、「下の面」は大きな長方形で、「上の面」は、小さな長方形が2つ。
高さは、場所によって異なります。
「下の面」を底面と考えた時には、5年生で学習した複合図形の求積方法を思い出し、「立体を2つに分け、それぞれ体積を求めて合算する方法」や「まず全体を求めてから、余計な部分を引くという方法」で求めることができそうです。
しかし先生からは、「『体積=底面積×高さ』という、すっきりした角柱の公式にまとめられないものか?」との問いかけが・・・・ さあ、どうする?
最初は「求められるかなぁ」「分からないなぁ。」と不安げな表情を浮かべていた子どもたちでしたが、「底面と高さがどこか分かればできそう…」という見通しをもとに、まずは自力で課題解決に取組みはじめました。
やがて、「向きを変えて考えれば、いいんじゃないか!」という見通しが持てた子が、自分のノートを手に持ち、「これ(横向き)を、こうする(縦向き)と、ここのL字部分が底面でしょ。」と、ノートの向きを変えながら、側面(L字形)を底面と見る見方について、近くの友だちと相談し始めます。
「あ、そっか!」
「底面積は、この形(L字形)の面積と考えて・・・」
「だとしたら、高さはここ?」
「そうそう。」
といった具合に、「立体の向きを変えて見る」という発想を思い浮かばなかった子たちも、友だちの説明を聞いて納得!
すると今度は、納得した子が、また別な子たちのもとに出向いて、その考え方を説明。
しかも、自分の言葉にかえたり、ジェスチャーをつけたり、アレンジを加えながら…
いい学び方です。
その後、全体で解決方法を発表し合う場面では、実際の模型を使って説明する子が登場したり、「底面は、向かい合った面が合同であること」を「べったんとつぶした時に、ぴったり重なりあう形…」という、自分なりにしっくりくる表現を使って説明する子が登場したりして、より具体的にイメージしながら、考え方を全体で共有することもできました。
なかには、「私は、〇〇さんの考えを聞く前は、◇◇って考えていたけど…」と、友だちの考えを聞く前後で、考えが変わったことを発表できた子がいたことにも感心させられました。
この発表のおかげで、より明確に理解ができた子、より考えが深まった子がいたことでしょう。
日々の授業の中、このような学習経験を繰り返すことで、子どもたちは、友だちと学ぶことのよさを感じ、協力しながら問題を解決していく資質や能力を鍛えています。
放課後には、授業を参観した先生方で授業研究を行いました。
先生たちも、自身のよりよい授業改善につなげることを目指し、授業力を鍛えています。
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