鳥川小学校日誌

3年生総合 特別授業「じろはったん」

 今日3月6日(水)の2・3校時、3年生の総合的な学習の時間に、「じろはったんとあそぶ会」代表の永野泉様を講師としてお招きし、東日本大震災の体験や人を思いやる大切さなどを聞く特別授業を実施しました。
 
 講師の永野さんは、震災当時宮城県石巻市に住んでいて、自宅が津波の被害にあったとのこと。
 授業の前半には、そんなご自身の被災経験や永野さんと童話「じろはったん」との出会いのエピソード(全壊した自宅から、「じろはったん」の本だけがきれいな状態で、奇跡的に見つかったそうです。)のお話と「じろはったん」のDVD鑑賞をおこない、授業の後半には、被災した方々へのお見舞いの気持ちや励まし、主人公じろはったんへのメッセージなどを泰山木(タイサンボク)の葉に記すワークショップ「木の葉の舟」に取り組みました。

 この時間に、子どもたちがメッセージを書いた泰山木(タイサンボク)の葉は、今度の3月11日に、相馬市原釜尾浜地区沿岸で開催される予定の東日本大震災の復興と鎮魂を祈念するイベントで、地元住民の方々の手によって、海に流されるそうです。

 東日本大震災を経験した福島に生き、今年1月の能登半島での地震のニュースに接している子どもたち。
 講師のお話を聞いたり、泰山木(タイサンボク)の葉にメッセージを書いたりする活動を通して、被災した方々へのお見舞いやいたわり、励ましの気持ちをあらためて、心に刻むことができました。

 講師の永野様、貴重なお話と「木の葉の舟」を体験する機会を提供していただき、本当にありがとうございました。

 なお、今回の特別授業の様子は、今日3月6日(水)夕方のTUFのニュース番組「Nスタ」の中で、午後6時すぎに放送される予定です。