ブログ 校長通信

よりよい部活動の在り方の追求

2025年6月6日 16時07分

 6月に入り、大会やコンクールが近づくのに伴い、各部の活動がより活発になってきました。本校の部活動は昨年も多くの部が上位大会に進出し、大会会場には保護者の皆様の熱い応援が響きます。校庭や体育館の施設は部活動終了後も連日各種団体が使用しています。スポーツや文化活動が盛んな地域性の下、恵まれた環境で部活動が行われていると感じています。また、実際に観戦、鑑賞した方はおわかりのとおり、中学生のひたむきに取り組む姿は、大人にも感動を与えてくれます。部活動がもたらす成長や成功体験、失敗体験は、他の学校生活や人生に生かすことができる要素がたくさんあると思っています。

 最近は、「部活動の地域移行(地域展開)」が頻繁に報道されるようになりました。教員のなり手不足の要因のひとつに部活動が挙げられることもあり、各校でも部活動の在り方を検討せざるを得ない状況となっています。例えば、本校の勤務時間は、8時から16時30分までとなっていますが、部活動を16時30分までに終わらせることは現状では不可能です。部活動の教育的効果は認めつつも、時間外勤務常態化の改善策は、「地域移行(地域展開)」しかないと思われます。

 誰もがやりたいことが部活動として存在し、各部が複数の顧問で運営されることが理想的ですが、現に複数の顧問による部活動運営が困難な状態にあります。勤務時間外の教育活動の責任を一人の顧問が背負わなければならず、このことも「地域移行(展開)」を進めなければならない理由のひとつです。保護者、地域の皆様にもご理解いただきたいと思います。

 時代の流れや学校の実態は説明のとおりですが、皆様のサポートの下、各部ともに一丸となって活動してきました。激励会においても、その意気込みが伝わってきました。来週(10日)から県北大会が始まります。これまで以上のご声援をよろしくお願いいたします。

吹奏楽kバレーテニス