幼稚園ブログ

2020年7月の記事一覧

3つの心を大切にしながらの1学期

子どもの心の中には、3つの心が存在しています。

ひとつは、「知りたい(好奇心)」

ひとつは、「創りたい(匠の心)」

そしてもうひとつは、「挑戦したい(冒険心)」

これらの3つの心は、いわば「生きるための動機」となるわけです。

 

第1学期は、コロナ禍の中、いろいろな制約・制限がある中ではありましたが、できるだけ「知りたい」「創りたい」「挑戦したい」という子どもたちの3つの心を大切にしながら教育活動に取組んで参りました。

保護者の皆様には、多くのご協力・ご支援をいただきましたこと、深く感謝申し上げます。

幼児教育の重要性をしっかりと全教職員が共有しながら、第2学期も教育にあたって参りますので、今後ともよろしくお願いいたします。

 

園舎も園庭も、ブランコや滑り台も、いろいろなおもちゃや絵本も、そして、何より私たち教職員も、第2学期に元気な子どもたちが森合幼稚園に戻ってくる日を楽しみにしています。

 

楽しい思い出いっぱいの充実した夏休みをお過ごしください。(森合幼稚園教職員一同)

 

以下の写真は、終業式、仲良しペアとの1学期のお別れのあいさつの様子、ほかの幼稚園に転出するお子さんとのお別れの様子です。

楽しかったね、夏祭り!

 例年、PTA行事として行っていた夏祭りですが、今年度は新型コロナウイルスのため、園児のみの園行事として行い、年長のひまわり組さんがお店の準備から当日のお店役まで大活躍してくれました!

 出店は、わなげやさん、てっぽやさん、ドラえもんゲット、さかなつり、おめんやさん、5つです。どの出店も、年少のちゅりっぷ組さんのことを考えながら、遊び方や場作りを工夫してくれた優しいひまわり組さんです。

 前半は、ちゅうりっぷ組さんがお客さんとしてグループの友達や先生と一緒に出店を周り、お店役のひまわり組さんの丁寧な説明や応援を受けて、楽しむ姿が見られていました。

 後半は、年長さんがお客さんになり、先生たちがお店役。自分たちで準備したゲームなどをたっぷりと満喫していました!

 出店巡りの後は、園長先生からもらったご褒美を抱えて、大満足の子どもたちでした。

 そして、最後は、楽しい夏祭りを準備してくれたひまわり組さんに、ちゅうりっぷ組さんから感謝の気持ちを込めて折り紙のプレゼント!とっても嬉しそうに受け取るひまわり組さんでした。

 ひまわり組さんは、自分たちで最後までやり遂げた充実感とちゅうりっぷ組さんに楽しんでもらえた満足感をたっぷり味わえた1日となりました。この経験が、大きな自信にもつながっていくと思います。

 1学期も残り2日となりました。みんなで元気いっぱい過ごして、楽しい夏休みを迎えることができますように!

食べることは生きること!

 春に、子どもたちが苗を植えたキュウリやナス、ミニトマトもすくすくと大きく生長しています。収穫した野菜たちは、お弁当の時間に、塩もみやみそ汁にして出しています。「キュウリ、大好き!」などと言って喜ぶ子どももいれば、ナスはちょっと苦手で「小さいのがいい。」と訴える子どもも。そうは言いつつ、自分たちで育てた野菜であることに加え、みんなが美味しそうに食べている雰囲気なども手伝って、何とか頑張って食べようとする姿が見られています。

 また、幼稚園では、昨日、お弁当参観と食育講座を実施しました。新型コロナウイルス対策のため場所の確保が難しく、お弁当参観は、残念ながら年少のちゅうりっぷ組のみではありましたが、お弁当が始まってちょうど1か月が経った食事の様子を保護者の方々に見てもらうことができ、「おかずが偏ってしまっていたので、入れ方を工夫したい」「箸を使う献立も取り入れたい」など、様々な気付きがあったようで、参観の機会への感謝の声もいただきました。

 食育講座では、食育指導士の久家先生にお越しいただき、それぞれの学級の実態に応じたお話をいただきました。お弁当の様子も見ていただいたので、冷凍食品の選び方や調理の一工夫を教えていただくとともに、食材の調理法や味付けのバリエーションを増やす、魚を取り入れるなど、幼児期の食に関するたくさんのヒントをいただきました。

「まごわやさしい」「おかあさんだいすき」「おかあさんやすめ」のキーワードで、健やかな心と体を作る食事を意識できるといいですね。

 

お誕生日の大切な2つのこと

昨年度の最後のお誕生会で、お子さんたちに園長が次のような話をしました。

 皆さんは、自分のお誕生日はどうしていますか?

 ケーキを買ってもらって、「お誕生日、おめでとう」と家族からお祝いしてもらうのかな。

 もちろん、誕生日をお祝いすることはとても大切なことです。でも、誕生日にはもうひとつ大切なことがあるのです。実は、子どもを産むことはとても大変なことなのです。お母さんは、それこそ命がけで子どもを産むのだということを、園長先生は、大人になって知りました。

 「元気に生まれてほしい」と心から願いながら、お腹の痛みや苦しみに耐えながら子どもを産むのです。

 誕生日は、「自分が生まれた日」というだけでなく、「お母さんが命がけで自分を産んでくれた日」でもあるのです。

 ですから、誕生日は、自分が生まれてきたことをお祝いするのと同時に、自分を元気に産んでくれたことに、ありがとうの気持ちをもつ日でもあるのです。

 皆さんも、自分の誕生日には、みんなからお祝いしてもらうだけでなく、自分を元気に産んでくれたことにありがとうの気持ちをもってほしいなと思います。

 「ぼくを、私を、産んでくれてありがとう。」と言葉にできたら、とても素敵ですね。

 7月7日に七夕お誕生会を行いました。その中で、昨年度の話をしましたら、さすが年長組さんです。園長の話を覚えていてくれました。

 お誕生日の大切な2つのこと。年長組さんも、年少組さんも、それぞれに感じ取ってくれたようです。