福島市立森合幼稚園
福島市立森合幼稚園
今回の人事異動で、5名の職員が離任しました。
保護者の皆様、地域の皆様、関係機関の皆様には、大変お世話になりました。
別れを惜しみつつ、このお別れが必要なものであることを受けとめ、お子さんたちや保護者の皆様、そして、先生方と過ごしたかけがえのない思い出を胸に、前を向いて、それぞれの道を歩き始めたいと思います。
今日まで本当にありがとうございました。そして、さようなら。(園長)
令和5年度の修了証書授与式を挙行いたしました。
修了された園児の皆さん、あなたが生まれたとき、あなたの周りにいた人たちは、大きな幸せに包まれたに違いありません。
小さなあなたが笑うたびに、だれもが笑顔になったことでしょう。
小さなあなたが泣いていれば、お家の人は、どんなに疲れていても、どんなに忙しくても、あなたのために精一杯尽してくれました。
それがお家の人にとっては、どれほどの喜びだったことか。
お家の人は、自分の時間を純粋にあなたのためにつかっていたからこそ湧いてくる喜びだったのです。
誰かのために何かをするということは、そういうことです。
そんなお家の人へ、立派に成長して幼稚園を修了した姿を見せられたことは、修了された皆さんからの大きな幸せのお返しです。
修了された皆さん、今の自分があるのは、自分が頑張ったこともありますが、自分の周りにいてくれる人たちの支えがあったからでもあるということを決して忘れないでください。
さあ、4月からは小学生です。皆さんが、元気で明るい小学生であってほしいと心から願っています。(森合幼稚園 職員一同)
修了式の時期を迎えるたびに、小学校の教師だった頃のことを思い出します。
小学校で卒業学年の子どもたちを担任していたとき、3月が来なければいいと思ったことは、二度や三度ではありませんでした。
私は、恥ずかしながら涙もろいほうで、卒業式にはいつも泣きました。子どもたちもいつも泣きました。
過ぎてしまえば、その時だけの単なる感傷に過ぎないのかも知れませんが、多感な時期の子どもたちにかかわった者として、子どもたちのこと親さんのことなど、卒業の日に一度にこみあげてきて言葉にならなかったこともありました。
出会いと別れが繰り返し営まれる教育現場ですが、別れに何の感慨もわかないとしたら、出会ってから別れるまでの間の教師と子どもたちとのかかわりは、いったい何だったのでしょうか。
大切なことは、もっと根本的に、教師と子どもたちが人間としてどうかかわったかにあります。
こう思いつつも、教師をしておりますと、やり残したことばかりが頭に浮かび、もっと優れた教師に出会っていれば、もっと成長できたのではないか、という思いが先に立つのです。
子どもたちの成長を心から喜びつつも、教師としての力不足を痛感し、悔やみ、そして、この子たちの行く末を案じ、諸々の思いが入りまじって、教師は涙するのです。
あの時、別れに涙した子どもたちは、この時期、何を想っているのでしょうか。3月別れの季節が来るたびに、私の頭をよぎる遥かなる想いです。
いよいよ来週が修了証書授与式となりました。
修了されるお子さんや親さんにとって、心に残る修了証書授与式となりますようにと願っています。(園長)
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