12月12日(金)昼休み、音楽室前の廊下は、音楽室に入れない生徒であふれていました。13日(土)は標記コンテストの県北支部予選です。本番を前に、吹奏楽部のみなさんがミニコンサートを企画し、昼の放送で呼びかけ、多くの人たちが集まっていたのでした。
本校吹奏楽部からは、管打楽器五重奏、木管五重奏、管打楽器八重奏の3組がエントリーされています。これまでの練習の成果を発揮しようと一生懸命に、とにかく一生懸命演奏する姿に胸を打たれました。吹奏楽部の3年生も含め、応援しようと駆けつけたみなさんの表情も真剣そのもので、音楽室はミニコンサートにとどまらず、激励会となっていました。
最後に、部長が「悔いのない演奏をしてきます」と宣言しました。その言葉には、応援者の気持ちが伝わったかのような力強さと清々しさがありました。
本番においても、どのチームもひたむきで一生懸命な演奏を披露したことを報告します。一音一音に心がこもっていて引き込まれていくようでした。管打楽器八重奏は「金賞」です。会場には、保護者のみなさん以外にも、吹奏楽部OB、OGの姿があり、「めっちゃうまかった」と感心していました。まさに「チーム野田」です。「つながり」と「心から応援する気持ち」を学校でも、音楽堂でも目の当たりにし、ホッコリとした気持ちになりました。



12月1日(月)昨年に続き、講師の先生をお招きし、標記の講座を実施しました。「認知症」…私たちは、よく聞く言葉なのに、十分に理解できていないことがあります。認知症の方と対面したとき、どのようなことに注意すればよいのでしょうか。「否定しない・叱らない」を基本に、「ゆっくり、短く、わかりやすい言葉で話す」「共感し、感情を受け止める」「できることを尊重し、自尊心を守る」ことなどがポイントと言われています。
今年も講師の先生のお話を伺ったあと、認知症の方に声をかける場面を設定し、体験する授業となりました。感想からは、今日の学びを実生活で活用し、認知症の方や家族の「応援者」になりたいとの意欲が伝わってきました。貴重な学びの機会となりました。たいへんお世話になりました。


11月18日(火)、今日は「学校訪問」でした。福島市では、2年に1回計画され、市教委の皆様を中心に、授業を通して児童生徒の様子を参観していただき、学校の在り方をともに考える機会を設定しています。午前中の2校時から4校時までの授業を参観の時間に、午後は各教科等に分かれて研究協議会を行いました。最後に全体会で、学力向上について指導を仰ぎながら考えました。
野田中学校としては、「わかる・できる授業」を目指し、「課題づくり」「話合い活動」「振り返り」をよりよい授業づくりの手段として、職員間で声を掛け合いながら研修に励んできました。午後の分科会では、活発な議論が交わされ、教科の本質を捉えた有意義な指導・助言をいただきました。
これでおしまいではなく、終わりのない授業研究に継続して取り組んでまいります。



10月30日(木)、野田小学校の6年生が本校を訪問しました。中学生の授業の様子を参観し、生徒会役員から中学校生活の説明を受け、部活動の見学をしました。中学校区に1つの小学校という恵まれた環境ではありますが、心も体も大きく変化する年代のお子さんにとって、学校のシステムが大きく変わることへの不安は大きいものです。でも、様子を見ていると「不安」より「期待」の方が大きいのか、目を輝かせている様子がうかがえました。前日には、中学校3年生及び保護者対象の「校内高校入試説明会」を行っています。いよいよ令和8年度に向けて動き始めました。教職員も力を合わせて、目を輝かせて次年度の準備を進めたいものです。



10月23日(木)、地域のあいさつ活性化運動として、新生徒会役員が野田小学校を訪れました。昨年度より地域に明るいあいさつが飛び交うことを目指して実施しています。3年生が中心となって行ってきた生徒会活動も先日の王梨音祭で一区切りとなり、選挙で改選された新役員による最初のあいさつ活性化運動となりました。月1回程度の活動ですが、小学校の代表委員会やぜひ参加したいという児童のみなさんが合流し、回を重ねるごとにまさに活性化されてきました。この日は、朝から濃霧で肌寒かったのですが、小学校の昇降口前には、中学生、小学生の笑顔があふれ、すがすがしい朝になりました。



王梨音祭の大成功はお伝えしたとおりですが、合唱コンクール以外にもすばらしかったことはたくさんあります。ステージに飾られた「王梨音祭」の文字。これは、制作部が作成しました。王梨音祭の間、終始この文字を見ながら、進行しました。要項に「王梨音祭」の名前の由来が載っています。加えて、「王」は校歌の1番、「梨」は2番の歌詞に込められた思いがあるのではないかと解釈しています。生徒諸君の姿はまさに伝統を受け継ぎ、誇りを持って、臨んでいました。また、今年のテーマ「Bloom!あふれる笑顔を咲かせよう」を体現した王梨音祭でした。
また、本校の学校経営・運営ビジョンには、目指す生徒像のキャッチフレーズとして「声をあげよう」を掲げています。広島平和学習の心に響く発表に始まり、吹奏楽部、3年生のSDGs、生徒会企画の写真のプレゼンなど、いずれも「声をあげ」さらには、「声を心に届ける」ことができた発表だったとうれしく思います。王老杉に象徴される伝統、梨に象徴される誇りを胸に、野田中学校がさらに活力ある学校になることを願いたいと思います。これからへの期待がみなぎる今年の王梨音祭でした。



10月17日(金)18日(土)の2日間、野田中学校文化祭「王梨音祭」が盛大に行われ、大成功を収めました。メインイベントである合唱コンクールに臨む各学級の姿勢が真剣そのものであり、一日目の開祭行事、展示見学、二日目の広島平和学習発表、吹奏楽部の演奏、3年生のSDGs発表に生徒会企画、閉祭行事…と「感動」と「笑い」「ホッコリ」がある、心に残る王梨音祭でした。実行委員会、生徒会を中心とした生徒スタッフの頑張りのおかげだと深く感謝しています。土曜日にもかかわらず、多くの保護者の皆様にも足を運んでいただき感謝に堪えません。




今年の「王梨音祭」の大成功をお知らせするにあたり、3年生の合唱にふれないわけにはいきません。本番前は校内に歌声が響き、各学年・学級の合唱を期待し、楽しみにしていましたが、昨年の2年生の合唱が、ここまですばらしい合唱に仕上がるとは想像できませんでした。3年生、ごめんなさい。でも、それぐらいすばらしい合唱でした。私は、最初の1組の合唱から心が震えるような感動の連続でした。審査の先生からも「どの学級が音楽堂に行ってもおかしくない」と講評をいただいたように、審査員泣かせのコンクールだったのだと思います。1,2年生も各学級がレベルの高い合唱に仕上げ、3年生につなぎました。来年どうなるのか、楽しみでなりません。野田中学校で勤務していることを誇りに思える二日間でした。皆様、本当にありがとうございました。
校内の教員研修の一環として、それぞれの計画の下、授業研究会を実施しています。今年度よりテーマを「一人一人が達成感を味わえる『わかる』『できる』授業づくり~課題づくり・話合い活動・振り返り を通して~」とし、研究授業の際には、教員同士で参観し、事後研究会において意見交換をして、よりよい授業の構築を目指しています。学校経営・運営ビジョンに目指す生徒像のキャッチフレーズとして「声をあげよう」と記しています。特に授業中にもっと活気があふれるように、「課題づくり」では、「やってみたい」と思えるように。「話合い活動」では、「話し合ってみたら、理解が深まった」と思えるように。「振り返り」では、「今日の学びを次の学習にも生かそう」と思えるように授業を改善していこうと研究しています。気候もだんだん秋らしくなってきました。生徒も教師も「学びの秋」を目指します。



9月17日(水)、県北地区中体連駅伝競走大会が、あづま陸上競技場(とうほうみんなのスタジアム)で開催されました。今年度は、クマ出没の影響があり、競技場内で各走者ごとのレースを行い、合計タイムで競う形式で行われました。今年の夏休み中も特設駅伝部は7:30より練習を始めていましたが、すでに太陽が燦々と降り注ぎ、気温や体調管理に気を配りながら練習を重ねてきました。当日も9月とは思えぬ暑さの中、本校駅伝チームは全員完走して大会を終えたことを報告いたします。お疲れ様でした。


また、今年度より福島支部中体連新人大会が廃止となり、各部の大会が始まりました。土曜、日曜、祝日等の開催となり、保護者の皆様には、送迎や応援で、たいへんお世話になっております。1,2年生が中心となり大会に臨むことで、技能の向上だけでなく、チームや各自の人間的成長が大いに期待できる時季です。今後も御協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします。




9月に入り、教育実習や教育活動実習(インターンシップ)により、本校の卒業生である大学生の方々が3名、本校で生活しています。教師という職業に興味を持ち、母校で実習を行うことができるのは、ご本人にとっても、中学生にとってもたいへん意義深いことだと思っています。
実習生に中学生だったころとの違いを尋ねてみると、ICT環境の違いとともに、現役中学生の前向きな中学校生活が挙げられました。普段、何気ない毎日を送っていると、ちょっとした頑張りに気付かないことがあるのかもしれません。実習生の記録を読むと、新鮮な目で中学生や教師の様子をよく見ていて、我々も新たな発見があります。
3年生の球技大会では、ともに熱く応援し、生徒会立会演説会では、一人一人の演説に聴き入っていました。実習生にとっては懐かしくもあり、時代の変化を実感する場面だったようです。現在は、教育界のみならず、人材不足だと言われていますが、生徒とにこやかに談笑し、一生懸命に順応しようとする実習生の姿を見ると、「こうして学校は歴史が引き継がれていくのだなあ」とうれしくなります。
教育実習生の最終日は、10月3日(金)となります。

