9月12日(木)の5,6校時に、標記の行事が行われました。世界や日本のリーダー交代に関するニュースとともに、衆議院の解散に伴う選挙が近々行われるのではないかと報道されています。今回はともかく、次回の衆議院選挙は、今の中学生も選挙権を持ち、有権者として一票を投じる立場になる可能性があります。従って、生徒会役員選挙は民主主義の基本である選挙の仕組みや在り方について学ぶ場でもあるのです。
しかし、9月になっても秋はどこに行ってしまったのか、体育館は蒸し暑く、立会演説会を放送集会の形式で行うべきか判断に迷う天候でした。野田中学校の新リーダーを選ぶ大切な場であること、立候補者、選挙管理委員会の生徒をはじめ、関係者が一生懸命準備してきたこと、かろうじて前日よりも気温が下がり、危険な状態は回避できたことなどの理由から、予定通り体育館で行うこととしました。
暑さの中、集中して演説を聞くことができるのか心配されましたが、立候補者の演説も、聞く態度も実にすばらしい立会演説会になりました。立候補者がそれぞれの立場を理解し、当選したらやりたいこと、そのために協力してほしいことなどを明確に述べているのが印象的でした。大活躍した3年生から1,2年生にバトンが渡されました。新しいリーダーを選ぶ会としてふさわしい場になったことがとても誇らしく感じた一日となりました。



標記の大会が、9月5日(木)晴天の下、あづま総合運動公園内周回コースで行われました。朝のうちは涼しい風が吹き抜けていましたが、気温が上昇し30℃近くなりました。気候変動による酷暑のため、各校ともに駅伝大会に向けた練習をどのように行っていくか頭を悩ませていたことと思います。本校の特設駅伝部の皆さんは、夏休みを中心に朝の早い時間に登校し、受験勉強や常設部との両立を図りながら、練習を積み重ねてきました。「上位入賞」「県大会出場」とはなりませんでしたが、酷暑の中、練習をやり遂げ、大会においても襷を最後までつなぎ、走り切ったことは、間違いなく称賛に価します。特設駅伝部の皆さんに心からの拍手をおくりたいと思います。応援に駆け付けた保護者の皆様にも厚く御礼申し上げます。


最近の夏の暑さを考えると、冬場の計画的な練習が欠かせないと思われます。「駅伝大会で走りたい」、「長距離走で勝負したい」と考えている人は、ぜひ、涼しい季節、寒い季節の練習を頑張ってください!
2学期がスタートし、次々と大きなイベントがありました。1年生は、8月30日(金)に実力テストを行い、9月3日(火)は、全学年前期テスト(技能教科)を実施しました。2学期を迎えた1年生の様子を見ていると、外見からもたくましさを感じていましたが、廊下を歩いたときに感じる雰囲気がずいぶん中学生らしくなったような気がします。3日は朝自習の時から「テストを頑張るぞ」という意気込みが廊下に漂っていました。1学期から夏休みにかけて、先輩の様子を見て、学校生活のそれぞれの場面で自分が何をすべきなのか学んできたのだと思います。職場体験を終えて、一皮むけた2年生とともに、学校を牽引するときが近づいています。「目標を立てて、努力して、結果をもとに振り返る」…この営みを大切にして、一層充実した生活になることを祈ります。


2学期がスタートしました。保護者の皆様、地域の皆様、1学期同様によろしくお願いいたします。
8月26日(月)からの5日間(事業所によっては3日間や4日間)に、2年生は職場体験を実施しました。8月23日(金)の結団式において、校長からは、「阪神淡路大震災からの復興と、悲惨な事件・事故の教訓から県民ぐるみの教育を目指し、『トライやるウィーク』として、兵庫県で5日間の職場体験活動が始まったこと」、「実際に体験した多くの1期生がその効果を実感し、自分が将来なりたい職業の体験でなくても学ぶことがいっぱいあるとのメッセージを残し、全国的に広まってきたこと」などを話し、「仕事の楽しさ」「仕事の厳しさ」「仕事の意外な側面」「社会のしくみ」を学んできてほしいと伝えました。
受け入れていただいた事業所を何箇所か訪問させていただき、体験の様子を見てきました。朝の登校や授業、部活動の時とは違った表情を見ることができました。貴重な経験になったと思います。働く人たちが、様々なことに気を配り、苦労をしながらも、やりがいを感じ、自分のため、家族のためにがんばっているんだということを感じ取ることができたのではないでしょうか。ぜひ、ご家庭で話題にしてほしいと思います。ある子ども園では、「最初は笑顔をつくろうとしたら逆に強ばってしまった生徒さんが、いつの間にか小さい子どもたちと同じ目の高さして優しく話しかけていましたよ」という話を聞くことができ、うれしくなりました。
本来ですと、すべての事業所を訪問すべきところですが、出張も重なり、かないませんでした。この度の生徒の受け入れについて、事業所の皆様に改めて御礼申し上げるとともに、有意義な体験となるように御指導・御支援を賜りましたことに感謝申し上げます。



8月28日(水)に福島地区英語弁論大会が開催され、本校から創作の部、暗唱の部にそれぞれ1名参加しました。ずいぶん昔から「英語はこれから大事になる」と言われてきましたが、パリオリンピックなどで、流ちょうに英語でインタビューに応じる若手アスリートの姿を見ると、英語は夢をかなえる手段の一つになり得ると感じてます。グローバルな社会において、AIがいかに進化しようとも、英語で、身振り手振りも使いながら、ふさわしい表情で、わかりやすく相手に伝えることができる力を身に付ければ、必ず役に立つ日は来ると思います。本校から参加した2名の3年生は、夏休み中も受験勉強と並行して練習してきました。“Let's Think of a Diverse Society”(創作の部)、 “Power Your Future”(暗唱の部)、どちらも必要な英語力を身に付けた姿を披露することができました。二人とも立派にやり遂げ、練習の時よりもさらに力強く表現できたことを報告します。

遅ればせながら、1学期が大きな事故なく無事に終了しました。保護者及び地域の皆様の御協力に感謝申し上げます。
さて、夏休みに入り、中体連県大会(男女卓球、男子ソフトテニス、バレーボール、男子バスケットボール、特設水泳)、吹奏楽部コンクール県大会、東北大会(陸上、特設水泳)に本校選手団が参加して参りました。入賞は、県大会水泳競技で女子50m自由形7位、女子100m自由形3位、東北中学校水泳大会で女子100m自由形7位、吹奏楽コンクール県大会は銀賞という結果でした。
今年の各種大会では、3年生を中心に練習の成果を発揮し、すばらしい実績を残しました。目標を掲げ精一杯がんばる姿は美しく、感動するものです。結果以上のパフォーマンスを見ることができた大会、コンクールであったことを報告いたします。その姿を間近で見ることができた1,2年生にとって、新チーム躍進への原動力となることを期待しています。これまでサポートしてきてくださった保護者の皆様、関係の皆様に厚く御礼申し上げます。






今年の中体連大会の本校の活躍ぶりはお伝えしてきたとおりですが、この度、吹奏楽コンクール県北支部大会が行われ、本校吹奏楽部は金賞を受賞し、県大会に出場することになりました。
課題曲は、「フロンティア・スピリット」、明るく堂々と行進する様子が浮かび、金管の響きが際立つ曲です。自由曲「『Lovely Joan』の主題による変奏曲」は、イギリス民謡で哀愁がある力強さが特徴です。
コンクール前に3年生に声をかけると、「激励会の時よりよくなってます」「一日一日、毎日よくなってます」「とにかくがんばります」と力強く答えていました。
私は音楽の専門的なことはわかりませんが、校内の激励会での演奏も、パルセいいざかでの本番の演奏も、何か心にジンジンと響くのです。コンクール前日に音楽室前の廊下で聴いたときもそうでした。ほどよい緊張感から飛び出してくるハーモニーが心地よいのです。心ひとつに演奏しようと練習を重ねてきた一人一人の演奏に懸ける思いが伝わってくるように思えてなりませんでした。保護者の皆様のサポートもすばらしく、また「野田中の底力」を実感する日となりました。写真撮影は厳禁だったため、写真なしの投稿となることをご容赦ください。
グローバル化とは、「人・モノ・金・情報が国や地域を超えて世界規模で結びつき、世界の一体化が進むこと」だと言われています。私が子どもの頃は、「これからの日本は『国際化』が進むから英語が大切になるよ」とよく言われたものでした。最近は、英語を学ぶ理由として国際化よりもグローバル化という言葉がよく使われるようになりました。国と国との関わりというよりも、世界がひとつになっていくイメージが強くなっているのでしょうか。
7月に入り、アメリカのバージニア州アレキサンドリアという町に住む中学生が一名、夏休みを利用して本校で日本の中学校生活を経験しました。2年生の教室で、1週間ちょっとの短い期間ではありましたが、授業や給食の時間を共に過ごし、友情を育みました。
彼女は、アメリカ生まれ、アメリカ育ちですが、3歳から日本語幼稚園に通い、小学校から土曜日は日本語補習学校に通っていました。言葉の壁は大きくないものの、育ってきた背景、文化がまったく異なるため、最初は打ち解けるまで時間が必要だったようですが、「楽しかった」「みんなに親切にしてもらった」「福島はすてきな場所だ」などの感想を残して最終日を終えました。
令和は「多様性の時代」とも言われていますが、異なることがたくさんあっても、お互いを大切に思えば、心が通じることを実感した出来事でした。貴重な経験になったと思います。一方で、グローバル化が進んでいるとは思えない出来事が報じられています。それぞれの分野の交流により、互いを大切にし、結びつきを強め、真のグローバル化が進むことを祈りたいと思います。このようなチャレンジをした彼女の勇気と和やかな雰囲気で迎えることができた2年2組のみなさんに改めて感謝します。

7月2日に国語科の校内授業研究会、7月4日に県教委のイノベ人材育成推進事業の一環として数学の授業研究会が本校で行われました。いずれも、2年生の授業を通して、我々教師の授業力を高めることを目的に実施されました。また、7月5日には県北教育事務所長訪問、7月9日には学校評議員会が行われ、本校を訪れた皆様に、短い時間ながら、すべての学級の授業を参観していただきました。生徒が落ち着いて学習している様子は称賛され、たいへんうれしく思いました。
「よい授業がしたい」
教師なら誰もがそう思い、日々の授業を振り返り、研修を重ねながら授業づくりに励んでいます。時には、「国語が得なAさんも退屈しないで学び続ける授業にしたい」「数学が苦手なBさんも『できた』とつぶやく授業にしたい」など、日ごろの様子から具体的な目標を掲げて授業を行います。目標が達成できた時は、教師もうれしいものです。しかし、「よい授業だ」と自画自賛するような授業を私は経験したことがありません。「それでもプロか」と言われそうですが、だからこそ、本気になって追求し、多くの目で授業を検証し、教師の力を高めていくことが大切なのだと思います。
本校では、説明する場面を意図的に設定し、「事象や理由を相手にわかるように説明すること」ができるように授業改善を進めています。授業後の協議会では、目標を達成するには、どのように支援すればよいのか、どのような準備が必要なのかなどが議論されました。
学校としての授業改善の目標、教師一人一人が日ごろの授業から感じている授業づくりの目標がそれぞれ達成できるように、これからも精進してまいります。本校を訪問してくださった皆様に御礼申し上げます。




6月最終週の授業を終え、来週から7月になります。1年生は中学校入学後約3ヶ月が過ぎました。
6月28日(金)5校時に福島支部中教研(教員の授業を研究する組織)の社会科の授業研究会が行われました。1年1組に本校以外の先生方が20名ほど訪問し、授業を参観し、その後研究協議が行われました。
参観した先生方からは、「欠席者がなく、一人一人が学びに向かう姿がすばらしい」といったお褒めの言葉をいただきました。本校は、ほぼ全員が野田小学校から入学する中学校ではありますが、新しいクラスの仲間と中学校生活をスタートすることに関しては、たくさんの不安があったことと推察します。学校生活に徐々に慣れて、不安なことを少しずつクリアし、授業の様子を他校の先生方に参観されていても、いつも通りにグループ内で話し合い、発表する様子に3ヶ月の成長を感じました。
朝、帰りの学活時に廊下を通る際にも、日直の役割や連絡・発表がしっかりできているなあと感心することがあります。学校経営・運営ビジョンでは、「声をあげよう」を目指す生徒像としています。自分の言葉できちんと伝えられる1年生、野田中生であり続けてほしいと思った今日の一コマでした。

