ブログ 校長通信

2学期もよろしくお願いいたします

2025年8月22日 18時16分

 8月22日(金)、令和7年度2学期が無事にスタートしました。夏の暑さが年々厳しくなっていますが、夏休み中も大きな事故や病気がなく安心しました。暑さはしばらく続くようですので、引き続き暑さ対策をしてまいりますが、授業や部活動、学校行事、大会・コンクール等で、野田中の生徒が精一杯の力が発揮できるようご支援をお願いいたします。

 夏休み中に、とうほうみんなのスタジアム(あづま陸上競技場)で行われる予定だった陸上の東北大会が、熊出没による人身被害があったため、会場を変更することになりました。福島市内における熊に関する報道が、1学期にたくさんありましたが、まさか東北大会の会場が変更になる事態になるとは驚きです。担当の先生方の英知を集結して、無事に大会を終えることができました。本校より出場した選手も、直前のアクシデントに動揺することなく、競技に全力を尽くしました。大会運営に関わった先生方に感謝するとともに、選手諸君のこれまでの努力を称えたいと思います。

 また、夏休み中に津波警報が発令されたことがありました。大きな被害はなかったとのことですが、浜通りの中学校では、部活動中に警報が発令されたため、保護者が迎えに行くまで学校待機となり、中学生が夜まで残っていた学校があったそうです。まさかの災害への備えは大事だと、改めて気づかされました。

 今年は戦後80年の年です。2学期を迎え、少したくましくなった野田中生の表情を見て、平和で当たり前の日常が送れることに感謝しながら、あらゆる場面で生徒が活躍し、より活力ある学校を目指したいなあと思いました。どうぞよろしくお願いいたします。

1学期を終えて

2025年7月18日 19時47分

 7月18日(金)に、無事に第1学期終業式を終えることができました。期待と不安の72日間を大過なく過ごすことができたのは、保護者の皆様、地域の皆様の御理解と御協力あってこそと感謝申し上げます。

 夏休み中にも、本校生徒のたくさんのチャレンジが控えています。中体連の大会では、特設水泳部の県大会、陸上部は東北大会(今後の記録次第では全国大会の可能性も)があります。本校の部活動以外のクラブチーム、スポーツ少年団からの県大会出場者(女子ソフトテニス)、全国大会出場者(女子柔道)もいます。また、福島市の事業の一環で、本校を代表して2年生1名が、他校の中学2年生と共に広島市を訪問し、平和について学んできます。校内の活動は、2年生が中心となり、新人大会やアンサンブルコンテストなどに向けて本格化します。

 学習面については、終業式の各学年代表者の発表の中にも夏休み中にじっくり取り組みたいことが述べられていました。「もっとよく知りたい」「学んだことを相手に伝わるように説明したい」といった気持ちが高まるように頑張ってほしいと願っています。

 最後に福島市で発生した事案についても話をしました。「いかなる理由があろうとも人を傷つけてはいけないこと」「悩み事や相談事がある場合は、相談しやすい人に話をすること」を改めて確認しました。保護者の皆様あてに、リーバーで相談窓口を含めた夏休み中の連絡先を配信しましたのでご確認ください。

 2学期始業式で元気な顔を見ることができることを心より願っております。

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大会 コンクール 観戦記

2025年7月10日 10時41分

 今年度は、中体連の大会の在り方が大きく変更され、福島支部大会はなくなり、県北大会から始まることとなりました。大会会場が離れているケースが多く、観戦に向かってみたけれども大事な場面を見逃すなど、うまく巡回できないことがあり、悔しい気持ちや申し訳ない気持ちになっていました。

 試合数は決して多くはなかったのですが、観戦できたときの各部の様子を見て、感じた共通点は、「チームで戦う姿・協力し合う姿」でした。どの競技も試合には「流れ」があります。よい流れのまま実力を発揮することは簡単なことではありません。各会場で、特に「悪い流れ」のときに、監督・コーチ、チームメイトの一言や控え選手・保護者の応援などにより、選手が本来の自分を取り戻す場面を何度か見ることができました。

 夢中になって取り組んでいる中学生に、大人が感じたことを助言することや、気持ちが負の方向に向かっているときの心からの応援は、選手の大きな力になるものだということを改めて実感しました。

 3年生の中には、この上ない達成感を感じた人も、悔しい気持ちを抱いたまま部活動を終えた人もいたことと思います。自分自身の形成途上である中学生にとって、何かにチャレンジして、そのことから湧いてきた感情を言語化することが、とても大切だと思っています。言葉にしたことを次の目標に生かせるよう期待しています。

女テニ2野球応援女バス男テニ

よりよい部活動の在り方の追求

2025年6月6日 16時07分

 6月に入り、大会やコンクールが近づくのに伴い、各部の活動がより活発になってきました。本校の部活動は昨年も多くの部が上位大会に進出し、大会会場には保護者の皆様の熱い応援が響きます。校庭や体育館の施設は部活動終了後も連日各種団体が使用しています。スポーツや文化活動が盛んな地域性の下、恵まれた環境で部活動が行われていると感じています。また、実際に観戦、鑑賞した方はおわかりのとおり、中学生のひたむきに取り組む姿は、大人にも感動を与えてくれます。部活動がもたらす成長や成功体験、失敗体験は、他の学校生活や人生に生かすことができる要素がたくさんあると思っています。

 最近は、「部活動の地域移行(地域展開)」が頻繁に報道されるようになりました。教員のなり手不足の要因のひとつに部活動が挙げられることもあり、各校でも部活動の在り方を検討せざるを得ない状況となっています。例えば、本校の勤務時間は、8時から16時30分までとなっていますが、部活動を16時30分までに終わらせることは現状では不可能です。部活動の教育的効果は認めつつも、時間外勤務常態化の改善策は、「地域移行(地域展開)」しかないと思われます。

 誰もがやりたいことが部活動として存在し、各部が複数の顧問で運営されることが理想的ですが、現に複数の顧問による部活動運営が困難な状態にあります。勤務時間外の教育活動の責任を一人の顧問が背負わなければならず、このことも「地域移行(展開)」を進めなければならない理由のひとつです。保護者、地域の皆様にもご理解いただきたいと思います。

 時代の流れや学校の実態は説明のとおりですが、皆様のサポートの下、各部ともに一丸となって活動してきました。激励会においても、その意気込みが伝わってきました。来週(10日)から県北大会が始まります。これまで以上のご声援をよろしくお願いいたします。

吹奏楽kバレーテニス

「学区に1つの小学校」 絶好の環境を生かして

2025年5月28日 17時28分

 5月28日(水)、幼保小中連接事業の一つとして、中学校の授業参観と研究協議会が行われました。1年生の朝の学活では、「小学校の先生がいらっしゃるので、特に5校時の授業は頑張ろう」という目標を立てた学級がありました。5校時目には多くの小学校の先生方が来校し、頑張って授業に参加している姿を見ていただけたのではないかと思います。

 参観後は、生徒指導、現職教育、ICT教育、道徳教育、特別支援教育、保健に分かれての研究協議でした。本校の学区にある小学校は1つです。小中一貫校や義務教育学校のような環境です。「〇〇さんはね⋯。」と微笑みながら情報交換し、指導や支援の在り方を協議できる環境によって、より深い理解と適切な対応が可能になります。恵まれた環境を有効活用しなければならないと再認識しました。

 今後も小・中互いに授業を開きながら、交流と相互理解を深めていくことを確認しました。小学校では、道徳や学活に力を入れ、思いやりの気持ちを持ち、話合いをとおして、自治的活動を活性化させたいとのことです。本校においても、「校則見直し」を継続して行っていくとともに、授業においては「話合い活動」に重点を置いて、「主体的に学ぶ生徒」の育成に取り組んでいく所存です。

 保護者の皆様、地域の皆様におかれましても、お子さんの健やかな成長を見守りながら、学校と連携した教育活動の充実に今後ともご協力のほど、よろしくお願いいたします。

21英語23技術24道徳

「時代の流れに応じた変化」と「伝統を守ること」

2025年4月28日 13時30分

 令和七年度がスタートして1ヶ月になります。4月25日(金)に授業参観、PTA総会、学年懇談会が行われました。保護者の皆様に多数のご出席を賜り、ありがとうございました。今年度のPTA総会は、あらかじめ要項(議案書)を送信し、事前に議案の可否を集約して実施することで、時間短縮とペーパーレス化を図りました。会長あいさつの中でも説明がありましたが、議案は全て可決され、PTA活動そのものをスリム化し、学年委員などの役員選出も行わずに、新体制の下、今年度の活動を進めることとなりました。ボランティア制で行事等の協力を募る場合がありますので、その際はよろしくお願いします。

 また、校長あいさつの中で、「最近の様子と学校経営」「いじめ防止対策基本方針(SNSを含む)」「日課表の変更」「酷暑に対応した衣替えの考え方・制服のブレザー化に関するアンケート」について説明しました。いずれの問題も標題のとおり「時代の流れに応じた変化」と「伝統を守ること」の両方を考慮しつつ対応していく所存です。

 詳細については適切な時期に情報発信してまいります。保護者の皆様へはリーバーで、保護者・地域の皆様へはホームページを通じて行います。本校の教育活動に御理解と御協力をよろしくお願いいたします。

参観2参観

あたりまえの日常

2025年4月17日 16時31分

 今週は正規時間割がスタートし、学校としては「あたりまえの日常」となりました。1年生も教科の授業が本格的になり、小学校とはまた違った学校のシステムを実感していることと思います。本日は、体育の授業で、楽しく体づくり運動に励む様子、昼休みに元気にサッカーをする様子を見て、生徒の活力を感じ、うれしくなりました。また、学校の教師として初めて教科の授業をする職員、生徒と一緒にサッカーをする職員など、これからの教育界を担う若い力に頼もしさも感じました。

 5校時終了後には、全校集会を実施し、学級委員長・副委員長の任命を行いました。リーダーとしての自覚と誇りと責任を持ち、自分たちで課題を見つけ、話し合い、解決できる集団を目指してほしいと伝えました。あたりまえの日常における自治的活動を通して、より良い野田中学校を築いてほしいと思います。

体づくり1

昼休み 

英語 中川

令和七年度1週目

2025年4月11日 17時00分

 あっという間の1週間でした。今週は、生徒会オリエンテーションや安全教室、知能検査や写真撮影など、年度始めの特別な行事や活動が多く、日替わりメニューでした。1年生の教室を訪問し、本校自慢の「おいしい給食」を食べている様子をパチリとおさめてきました。不安や緊張はあるものの、やはりご飯を食べるときはよい表情になります。

 11日(金)のメニューは、ツナサンドとミネストローネでした。中学生にも食べごたえがある量です。最初の週ですので疲れているかなと心配しましたが、「おいしい?」と聞くと、「おいしいです」と元気な反応があり、安心しました。来週からは、時間割による授業が始まります。中学校の生活に慣れ、各自のよさが思う存分発揮されることを期待しています。

給食1

給食2

給食3

新入生とともに

2025年4月8日 17時43分

 令和7年4月8日(月)に109名の新入生を迎え、令和7年度がスタートしました。本校では、特別支援学級を除いて4学級編制が続いていたのですが、今年度の新入生は3学級編制となりました。過去には、1学級40人以上の生徒が在籍している時代もありましたが、福島県の少人数教育の制度により、特に1年生は30人より少ない生徒数で編制されるのがほとんどでした。それだけに教室を見ると思わず「せまい!」と感じてしまいます。ほとんどの新入生が野田小学校からの入学とはいえ、野田小学校でも4学級編制だったため、新入生には大きな戸惑いがあったと思います。

 しかし、入学2日目、新入生諸君は、「おはようございます」と大きな声で清々しいあいさつをして登校しました。朝から元気とパワーをもらいました。午後からは、生徒会オリエンテーションが行われ、生徒会、代議員会、専門委員会、部活動を紹介する先輩たちの姿を見て、これからの中学校生活により強い期待を抱いたように見えました。また、生徒会オリエンテーション終了後には、福島ファイヤーボンズ様、彌満和製作所様から、バスケットボールの寄贈があり、感謝の気持ちを伝える場を設定させていただきました。

 「私たちがいるから大丈夫!」と歓迎の言葉を述べた生徒会役員にも頼もしさを感じ、我々教職員もこれからの本校生徒の活躍が一層楽しみになる2日間でした。みなさま、今年度もご支援のほど、よろしくお願いいたします。

生徒会オリFBボール贈呈1学年集会

有終の美「力強く しなやかに」

2025年3月20日 10時17分

 3月13日(木)に第78回卒業証書授与式が挙行されました。卒業証書を受け取る眼差し、送辞、答辞、式歌、いずれからも、学校やお世話になった方々への感謝の思いがストレートに伝わり、感動的な式となりました。また、ご来賓のご祝辞、特にPTA会長様の「親としてのメッセージ」の際には、すすり泣きが聞こえてきました。ご来賓の方々をお送りすると、「こんな感動的な卒業式は初めてだ」など、お褒めの言葉をいただき、校長としてもたいへん誇らしく思いました。

 感動的な卒業式となったのは、式の最中だけではなく、会場作成・準備、清掃、飾り付け、受付対応などの役割を1,2年生が責任をもって果たしたからでもあります。「力強く しなやかに」・・・これは、校長式辞の中で卒業生に送ったメッセージです。「なりたい自分を思い描き、力強い一歩を踏み出すこと」、「思うようにいかないときは工夫したり相談したりすること」、卒業式に関する卒業生、在校生の様子から、それができる野田中生に成長したことが感じられました。

 今年度の本校の教育活動に多大なる御理解と御支援を賜りましたことに改めて御礼申し上げます。