8月29日(木)に情報モラル教育講座を開催しました。静岡大学教育学部准教授塩田真吾先生を講師として、オンラインで研修を実施いたしました。
1人1台端末時代における情報活用能力としての情報モラルの指導方法について、塩田先生が作成した教材を実際に活用しながら、子どもたちに自分事として捉えさせるための指導の在り方についてお話しいただきました。
塩田先生と受講者がチャット機能でやり取りを行いながら研修を進め、受講者自身が自分事として情報モラルの指導の在り方について考え、学びを深めることができました。
受講者の声
・児童だけでなく、自分のズレを自覚できました。また、危機に関する「なぜ」を考えさせる重要性と方法を知ることができました。
・今までに学んできたような情報モラルとは全く違い、自分事として捉えられリスクについて具体的に考えられる講座でした。今日学んだことを子どもたちにも還元していきたいと思いました。
・塩田先生の講義がたいへん参考になりました。ルールには人によって捉え方が違い、ずれがあり、そこからトラブルが生じること、きちんと管理する、と言っても正しく伝わるとは限らないことなど、多くのことを気づかせていただいた講義でした。今後の指導に役立てたいと思います。
・リスクのグラデーション発想など、教員からの「~してはいけない」という指導ではなく、子どもに自分でリスク考えさせる方法など自分事として捉えさせることが大切であることが分かりました。また、リスクの見積りの甘さが問題を引き起こす原因の1つであることも分かりました。この研修をこれからの指導に活かしていきたいと思います。
・情報モラル教育を進めるうえで大切にしたい視点について理解し、今後の情報モラル教育の進め方について見通しを持つことができました。職場でも共有したいと思います。情報モラル教育だけではなく、各教科等、生徒指導などでも生かすことができる指導方法だと感じました。
8月23日(金)、市民会館において、洗足こども短期大学教授 井上眞理子氏を講師にお迎えして、初任者研修指導教員等研修会を開催しました。井上先生からは、初任者の育成について組織マネジメントの観点からお話いただきました。組織の活性化のために、初任者等の若い教員の意見を柔軟に受け入れたり、何でも語り合える「風土」の醸成をしたりすることの大切さについて御講話いただきました。
8月2日、今年度より新設した「理科授業力向上講座」を開催しました。講師は、前文部科学省 調査官で福島市飯野町出身の福島大学 准教授 鳴川 哲也 先生です。
子どもの姿を中心にした「科学的な問題解決」を大切にする理科の授業づくりや、教科ごとに異なる「見方・考え方」についてのお話は大変わかりやすく、明日からの授業づくりに役立つと大変好評でした。また、参加者からは、来年もお話を伺いたいという希望を多数いただきました。
7月26日(金)、パルセいいざかにおいて、関西外国語大学英語キャリア学部教授の直山木綿子先生をお招きして「外国語教育授業力向上講座」を開催しました。今年度は中教研英語部会とタイアップし、総勢80名の先生方が参加しました。直山先生からは、「小中連携から見直す!外国語科の授業づくり」と題して、小中連携のポイントを具体的にご講話をいただきました。
7月8日(月)に中学校プログラミング教育実践講座を開催しました。
市内の中学校から技術・家庭科技術分野を担当する先生が参加し、今回の学習指導要領から、新たに追加された指導内容である「ネットワークを利用した双方向性のあるコンテンツのプログラミング」について詳しく学びました。
福島県教育センターより、指導主事髙野靖紀様を講師にお迎えし、この学習内容の導入の背景や小中高の接続を踏まえたプログラミング教育の在り方についてお話し頂きました。また、複数の教材を紹介して頂き、実際に操作を体験しながら学ぶことができました。
参加者の感想
○ 研修で得られた知識を授業で取り入れていきたいと思います。ありがとうございました。
○ 小学校、高校とのつながりの部分から中学校ではどのような役割があるのかについて再確認できてよかった。
○ 様々な教材を実際に体験できて、とても分かりやすかった。生徒の実態を踏まえて、必要に応じて授業でも活用してみたい。
○ 今後の教育活動を計画する上で、重要な研修機会であったと思う。学校での導入に関しては、学校で検討していきたい。
○ 双方向のプログラミングに関する授業の進め方を具体的に知ることができ、少し負担感が軽減しました
○ 実際に自分でやってみないとわからないことが多いので、体験がたくさんできて大変ためになる研修でした。ありがとうございました。
○ テキストプログラミンの基礎を学習させたいと思っていたので参考になった。