11月27日(水)、パルセいいざかにおいて、講師に聖光学院野球部監督の斎藤智也氏を迎え「ブラッシュアップ講座」を開催しました。
「甲子園への道」という演題の下、斎藤監督からはチーム作りと人間力の育成のための大切な考え方についてお話をいただきました。苦労は天から与えられたものであり、自分がさらに成長できるチャンスととらえることで何事にも動じなくなるという「不動心」や、過去の失敗や未来への不安にとらわれることなく、今この瞬間に集中するという「前後際断」など、心技体の「心」の育成に力を入れていることについてお話をいただきました。
11月19日(火)、小・中学校中堅教諭等資質向上研修 生徒指導研修を福島市市民会館で行いました。午前中は、情報モラル研修についての講義を受け、課題解決に向けた具体的な指導援助に関する協議を行いました。午後からは、本市のいじめ・不登校の現状について学び、福島学院大学の佐藤則行先生から「いじめトラブルの防止と対応」について学びました。生徒指導に関する知識や考え方をアップデートし、各学校のミドルリーダーとして活躍していくことが期待されます。
11月12日(火)にゲーム(ネット)依存予防講座を実施いたしました。
「依存症」の段階、「依存」の段階、「過剰使用」の段階、「予防」の段階の4つの段階に分けて、家庭と連携して対応するための教師の関わり方について研修を行いました。
ルール作りに関しては、「使いすぎない」「夜遅くまで」といった曖昧な表現ではなく、「2時間以上」「21時以降」など明確な表現を使うことなど、具体的な内容について研修しました。
ゲーム(ネット)依存予防については、各校においてとても関心の高い内容です。受講者の皆様には、各校で活用できる資料をデータで利用できるようにいたしました。
<受講者の感想>
・ゲーム依存について、わかりやすい説明・資料でよく理解することができました。依存症になってしまうと子ども自身・家族も大変な思いをするので、依存症になる前に何とかしてあげなければならないと思いました。
・ゲームとの向き合い方について、学校と家庭が連携していくために大切なアドバイスの方法やルールづくりの決め方など、分かりやすく教えていただき大変勉強になりました。「不足を補う足し算を心がける」を意識して寄り添いながら向き合っていきたいと思います。
・ネット依存の予防のためには「他律ではなく自律的な指導」「子どもに共感する」というキーワードが印象に残りました。今までの(自分の子ども、生徒を含め)指導を振り返るきっかけとなりました。加えて、保護者から相談があった時の対応についても同様で、とても勉強になりました。
・厳しい他律的な指導では、子どもは反発し抜け道を探すようになるなとは常々感じていて、本人(子ども)の立場になってみること、話を聞くことで子どもの自発的な進歩につながると知ることができ、大変勉強になりました。
・保護者の困り感を受容し、傾聴することで、ひとりで悩まずみんなで取り組んでいくという流れが安心感につながるのだと改めて思いました。家族間のルール作りや実施して改善していけば、その都度ルールの見直しもできていいなと思いました。保健室への来室児童にも対応できる内容で明日から活用させていただきたいと思います。
11月11日(月)、ふくしま支援学校で、初任者研修・新規採用養護教諭研修 特別支援学校研修を実施しました。
午前は、ふくしま支援学校の校長先生より「特別支援学校の特色を生かした教育活動について」の講話をいただき、校舎や施設の見学をしました。
午後は、ふくしま支援学校進路指導主事の先生より「特別支援学校の生徒の進路について」の講話をいただいたり、研修者がグループに分かれて自校の特別な支援を要する児童生徒への対応について課題やその改善策を話し合ったりしました。
10月16日(水)、こむこむ館わいわいホールにおいて、東北福祉大学教授・中村恵子先生をお招きし、教育相談実践講座を実施しました。
中村先生からは「子どもの思いに寄り添う不登校支援」~多様な学びの場との連携とディスレクシアの理解~と題し、具体的な事例をもとに、不登校児童生徒の背景にあるディスレクシアについて詳しく御指導いただきました。また、意図的・構成的な仲間づくりの方法として、「対人関係ゲーム」を参加された先生方に実際に体験していただきました。対人関係ゲームの楽しさを味わうだけでなく、不登校児童生徒への支援の1つとしての有効性を感じることができる演習となりました。
講演の中、「子どもに『できる自分』と出会わせる」という先生からの言葉があり、明日からどのように子どもを支援することが子どもの思いに寄り添うことなのか学ぶことができた講座となりました。