吾妻中学校日誌

2019年12月の記事一覧

栄養たっぷり「りんご」

〈献立〉麦ごはん 牛乳 豚肉と厚揚げの炒め物 根菜汁 りんご 

〈ひとくちメモ〉今日のひとくちメモは「りんご」です。

  福島は全国で第五位のりんごの生産地です。とってもおいしい、もぎたてのりんごが食べること出来ますね。

  吾妻地区にも沢山のりんご畑があって、おいしいりんごをいつも食べている人も多いと思いますが、りんごの皮は硬くてたべるのが苦手という人も多いと思います。

 りんごの皮、皮の近くの部分には、果肉部分以上に食物繊維やビタミンCなどの栄養素がつまっています。家庭では、皮をむいて食べることの方が多いと思います。学校では、みなさんの分の皮をむいて提供するのは難しいので、給食の時間は、栄養たっぷりの皮ごと食べてくださいね。

数学の日

 本日は、「数学の日」で、放課後に全校生が数学の問題に取り組みました。先生に質問したり、友達同士で教え合ったりしながら、熱心に行いました。

〈献立〉きつねうどん 牛乳 いそあえ 大学いも

〈ひとくちメモ〉今日のひとくちメモは「大学いも」です。

  大学いもの命名の由来はいくつかあります。大正から昭和にかけて学生街の大学生が好んで食べていたからという説や、昭和初期に学生が学費を作るために比較的安価な食材で作れる大学いもを売っていたからという説、または、ある大学の前にふかし芋屋があってそのお店で売られていたのが今の大学いもによく似たお芋で、大学生に人気があったからという説などがあります。 

 今日は、甘くて美味しい大学いもです。

今日の給食(12/10)

〈献立〉ナン 牛乳 カレーペースト 野菜スープ オレンジ

〈ひとくちメモ〉今日のひとくちメモは「ナン」です。

  インドカレーにはナンがつきものですよね。ところがインドではナンは庶民の間ではあまり食べられてはいないのです。インドにナンが全くないということではなく街のレストランや路面店で売られているのですが、ナンの主原料の精製した小麦粉は一般家庭では贅沢品です。発祥は北インドの宮廷料理で、もともとは富裕層の食べ物でした。しかも、ナンを焼くには大きなタンドール窯と多くの燃料が必要なので一般に窯を買えるような家庭は少なく、窯の置き場所がないため自宅でナンを焼いているインド人は基本的にはいないのです。

 実際は、全粒粉のフライパンで焼いてできるチャパティという食べ物が主流でナンと同じようにカレーや総菜を巻いて食べます。ナンがインドでは贅沢品だったとは意外でしたね。

大人気「きんぴらごはん」

 本日は、「かみかみきんぴらごはん」でした。いつもは、ご飯が残ってしまうことが多いのですが、今日は、ほとんど残りませんでした。近隣の学校では、インフルエンザが流行してきました。しっかり食べて、みんなで元気に冬休みを迎えたいと思います。

〈献立〉かみかみきんぴらごはん 牛乳 みそ汁 笹かま おひたし 

〈ひとくちメモ〉今日のひとくちメモは「笹かま」です。

  かまぼこは日本人が発明した独特の食品として世界に誇れるものです。初期の竹輪風かまぼこに次いで、板かまぼこ、細工かまぼこなども作られ、現在では全国各地で港々の魚を使った独自のかまぼこが多種多彩に作られています。 

 三陸沖に一大漁場をもつ仙台は古くから鯛や平目や鮭が豊富に取れました。明治の初め、平目の大漁が続きその利用と保存のためすり身にして手のひらでたたき笹の葉の形に焼いたのが、笹かまぼこのルーツと言われています。 

 今日は笹かまを蒸して、焼き立ての風味に近づけてみました。

あったか「けんちん汁」

 今日の吾妻地区は、冷たい雨の降る寒い一日でしたが、給食の温かい「けんちん汁」を食べて、元気に過ごしました。

〈献立〉麦ごはん、牛乳、さばのみそ煮、ひじきのいそ煮、けんちん汁

〈ひとくちメモ〉今日のひとくちメモは「ちくわ」です。

  当初、竹輪はすりつぶした魚肉を棒に塗りつけて焼いたものが植物の「蒲の穂」に似ているかことから、「蒲鉾」と呼ばれていました。この「蒲鉾」がはじめて文献に現れるのは平安時代で、祝宴にかまぼこが出されたことも記載されており、すでにこの頃にはかまぼこが食べられていたことがわかります。

 室町から桃山時代の頃になると、現在「か まぼこ」と呼ばれている板付きのものが作られるようになり、そちらが「かまぼこ」と呼ばれるようになりました。

 そのために、それまでかまぼこと呼ばれていた竹輪は、串を抜いて輪切りにした切り口が、竹の輪の形に似ていることから「ちくわかまぼこ」と呼ばれるようになり、略して「竹輪」と呼ばれるようになったそうです。