清水小学校では、「小1プロブレム」や「中1ギャップ」解消のために、清水中学校や近隣の保育所・幼稚園と連携して、授業参観したり、情報交換したりする取り組みを行っています。
今日は、5校時目の授業を保育所、幼稚園、中学校の先生方に参観していただき、その後、3つの分科会に分かれ、生徒指導や学習指導等についての情報の共有や課題の確認がなされました。
たくさんの先生方に授業の様子を見られて、緊張の様子もありましたが、懐かしい先生にも会えて喜んでいる子どもの姿もありました。
成長した姿を見てもらうことができましたね。
今後も引き続き、清水中学校区の保育所、幼稚園、小学校、中学校が連携して、子どもたちの発達や学習のつながりを理解し、次の段階への円滑な移行を支援してまいります。

1年生の算数科は現在、「たしざん」(1位数どうしの繰り上がりのあるたし算)の学習をしています。「9+4」や「4+7」といったたし算です。
今日の2校時、1組は「8+3」の計算の仕方について考えました。
ただ単に足し算して、答えを出して終わるのではなく、10のまとまりを作ることに着目して計算の仕方を考え、説明することがねらいです。
前の時間に学習した「9+4」のやり方がしっかり定着している子どもたちは、「10 のまとまりをつくればいい。」との見通しをもとに、さくらんぼ計算式で表したり、ブロックや手指をつかったりしながら考えました。
なかには、計算の説明を声に出しながら計算する子も。言葉と結びつけ、順序立てて計算できるなんて素晴らしい。
自分なりに解決できたところで、次はお隣さんと比べっこ。
「ぼくは、8を2と1に分けて10のまとまりにしたよ。」
「同じだね。」
「わたしは、こっち(3)のブロックを2こと1こに分けて、2と8を一緒にして10をつくったよ。」
「ぼくは、前の時間と同じように、3をさくらんぼを書いて、2と1に分けて、この2と8で、10をつくったよ。」
全体での話し合いでは、順序よく計算方法を説明することはもちろん、お友だちの発表をしっかり聞いて、お友だちの考えの続きが言えたり、同じやり方でも自分の言葉で説明できたりする子がたくさんいてびっくり。
成長を感じました。
足す数と足される数を区別しながら算数ブロックを並べるところ、お話をする人の方をしっかり見て聞くところ、書くスピードも上がっていること、定規を使って線を描いているところ等々、これまでの学習の積み重ねを感じました。

4年生の理科は現在、「とじこめた空気や水」の学習をしています。
前の時間、空気鉄砲を飛ばす活動に取り組んで、「どこまで棒を圧すと弾が飛ぶのか」「圧すときの手応え」「弾の飛び方」について学習した3組の子どもたち。
今日の2校時の理科の時間は、閉じ込めた空気に力を加えると、空気の体積や圧し返す力がどのように変化するか、注射器を使って調べる学習に取り組んでいました。
注射器に空気をいれ、空気が漏れないように栓をして圧してみます。
すると・・・
「うわぁ、圧せるけど、途中から圧せなくなる。」
「圧し込むほど、圧し返す力はどう?」
「大きくなる。」
「じゃあ、圧していたピストン、圧すのをやめるとどうなった?」
「元に戻ったあ。」
「最初のメモリまで、もどったよ。」
理科担当の先生とやりとりしながら、「閉じ込めた空気を圧すと、体積は小さくなるが、圧し返す力は大きくなる」という空気の性質を確かめていました。
次は、「閉じ込めた水をおしたらどうなるか?」を調べます。
空気との違いを比べながら、調べてみましょう。
今日の3校時、2年生が体育館で、学習発表会の練習をしていました。
本番まで、あと8日あまり。
だんだんと、本番に近い形での練習に取り組むタイミングになってきました。
2年生は、体育館フロア全体を使って、グループごとにわかれて発表する形式です。
この時間は、お友だちをお客さんに見立て、交互に発表し合うやり方で練習していました。
子どもたちのなかには、自分の台詞をすでに覚えてしまっている子もいて、自信たっぷり、大きな声が、それぞれのブースから聞こえていました。たいしたもんだ。
本番当日も、自慢の手作りおもちゃの魅力が、聞いている人に、ばっちりと伝わるといいね。
2年生、その調子!

今日の5校時は、1年生が、発表グループごとに分かれて、学習発表会で使用する小道具づくりに取り組んでいました。
グループのメンバーと、分担・協力しながら作ります。
「自分たちで作ったもの」だと愛着がわくもの。やる気にもつながることでしょう。
子どもたちに、自分のアイデア(考え)が生かされるような機会を設定することは、「主体的に取り組むことの楽しさを味わわせること」や「有用感を感じさせ、自己肯定感を高めること」につながると考えています。
