福島市立野田中学校
福島市立野田中学校
8月28日(水)に福島地区英語弁論大会が開催され、本校から創作の部、暗唱の部にそれぞれ1名参加しました。ずいぶん昔から「英語はこれから大事になる」と言われてきましたが、パリオリンピックなどで、流ちょうに英語でインタビューに応じる若手アスリートの姿を見ると、英語は夢をかなえる手段の一つになり得ると感じてます。グローバルな社会において、AIがいかに進化しようとも、英語で、身振り手振りも使いながら、ふさわしい表情で、わかりやすく相手に伝えることができる力を身に付ければ、必ず役に立つ日は来ると思います。本校から参加した2名の3年生は、夏休み中も受験勉強と並行して練習してきました。“Let's Think of a Diverse Society”(創作の部)、 “Power Your Future”(暗唱の部)、どちらも必要な英語力を身に付けた姿を披露することができました。二人とも立派にやり遂げ、練習の時よりもさらに力強く表現できたことを報告します。
遅ればせながら、1学期が大きな事故なく無事に終了しました。保護者及び地域の皆様の御協力に感謝申し上げます。
さて、夏休みに入り、中体連県大会(男女卓球、男子ソフトテニス、バレーボール、男子バスケットボール、特設水泳)、吹奏楽部コンクール県大会、東北大会(陸上、特設水泳)に本校選手団が参加して参りました。入賞は、県大会水泳競技で女子50m自由形7位、女子100m自由形3位、東北中学校水泳大会で女子100m自由形7位、吹奏楽コンクール県大会は銀賞という結果でした。
今年の各種大会では、3年生を中心に練習の成果を発揮し、すばらしい実績を残しました。目標を掲げ精一杯がんばる姿は美しく、感動するものです。結果以上のパフォーマンスを見ることができた大会、コンクールであったことを報告いたします。その姿を間近で見ることができた1,2年生にとって、新チーム躍進への原動力となることを期待しています。これまでサポートしてきてくださった保護者の皆様、関係の皆様に厚く御礼申し上げます。
今年の中体連大会の本校の活躍ぶりはお伝えしてきたとおりですが、この度、吹奏楽コンクール県北支部大会が行われ、本校吹奏楽部は金賞を受賞し、県大会に出場することになりました。
課題曲は、「フロンティア・スピリット」、明るく堂々と行進する様子が浮かび、金管の響きが際立つ曲です。自由曲「『Lovely Joan』の主題による変奏曲」は、イギリス民謡で哀愁がある力強さが特徴です。
コンクール前に3年生に声をかけると、「激励会の時よりよくなってます」「一日一日、毎日よくなってます」「とにかくがんばります」と力強く答えていました。
私は音楽の専門的なことはわかりませんが、校内の激励会での演奏も、パルセいいざかでの本番の演奏も、何か心にジンジンと響くのです。コンクール前日に音楽室前の廊下で聴いたときもそうでした。ほどよい緊張感から飛び出してくるハーモニーが心地よいのです。心ひとつに演奏しようと練習を重ねてきた一人一人の演奏に懸ける思いが伝わってくるように思えてなりませんでした。保護者の皆様のサポートもすばらしく、また「野田中の底力」を実感する日となりました。写真撮影は厳禁だったため、写真なしの投稿となることをご容赦ください。
グローバル化とは、「人・モノ・金・情報が国や地域を超えて世界規模で結びつき、世界の一体化が進むこと」だと言われています。私が子どもの頃は、「これからの日本は『国際化』が進むから英語が大切になるよ」とよく言われたものでした。最近は、英語を学ぶ理由として国際化よりもグローバル化という言葉がよく使われるようになりました。国と国との関わりというよりも、世界がひとつになっていくイメージが強くなっているのでしょうか。
7月に入り、アメリカのバージニア州アレキサンドリアという町に住む中学生が一名、夏休みを利用して本校で日本の中学校生活を経験しました。2年生の教室で、1週間ちょっとの短い期間ではありましたが、授業や給食の時間を共に過ごし、友情を育みました。
彼女は、アメリカ生まれ、アメリカ育ちですが、3歳から日本語幼稚園に通い、小学校から土曜日は日本語補習学校に通っていました。言葉の壁は大きくないものの、育ってきた背景、文化がまったく異なるため、最初は打ち解けるまで時間が必要だったようですが、「楽しかった」「みんなに親切にしてもらった」「福島はすてきな場所だ」などの感想を残して最終日を終えました。
令和は「多様性の時代」とも言われていますが、異なることがたくさんあっても、お互いを大切に思えば、心が通じることを実感した出来事でした。貴重な経験になったと思います。一方で、グローバル化が進んでいるとは思えない出来事が報じられています。それぞれの分野の交流により、互いを大切にし、結びつきを強め、真のグローバル化が進むことを祈りたいと思います。このようなチャレンジした彼女の勇気と和やかな雰囲気で迎えることができた2年2組のみなさんに改めて感謝します。
7月2日に国語科の校内授業研究会、7月4日に県教委のイノベ人材育成推進事業の一環として数学の授業研究会が本校で行われました。いずれも、2年生の授業を通して、我々教師の授業力を高めることを目的に実施されました。また、7月5日には県北教育事務所長訪問、7月9日には学校評議員会が行われ、本校を訪れた皆様に、短い時間ながら、すべての学級の授業を参観していただきました。生徒が落ち着いて学習している様子は称賛され、たいへんうれしく思いました。
「よい授業がしたい」
教師なら誰もがそう思い、日々の授業を振り返り、研修を重ねながら授業づくりに励んでいます。時には、「国語が得なAさんも退屈しないで学び続ける授業にしたい」「数学が苦手なBさんも『できた』とつぶやく授業にしたい」など、日ごろの様子から具体的な目標を掲げて授業を行います。目標が達成できた時は、教師もうれしいものです。しかし、「よい授業だ」と自画自賛するような授業を私は経験したことがありません。「それでもプロか」と言われそうですが、だからこそ、本気になって追求し、多くの目で授業を検証し、教師の力を高めていくことが大切なのだと思います。
本校では、説明する場面を意図的に設定し、「事象や理由を相手にわかるように説明すること」ができるように授業改善を進めています。授業後の協議会では、目標を達成するには、どのように支援すればよいのか、どのような準備が必要なのかなどが議論されました。
学校としての授業改善の目標、教師一人一人が日ごろの授業から感じている授業づくりの目標がそれぞれ達成できるように、これからも精進してまいります。本校を訪問してくださった皆様に御礼申し上げます。
6月最終週の授業を終え、来週から7月になります。1年生は中学校入学後約3ヶ月が過ぎました。
6月28日(金)5校時に福島支部中教研(教員の授業を研究する組織)の社会科の授業研究会が行われました。1年1組に本校以外の先生方が20名ほど訪問し、授業を参観し、その後研究協議が行われました。
参観した先生方からは、「欠席者がなく、一人一人が学びに向かう姿がすばらしい」といったお褒めの言葉をいただきました。本校は、ほぼ全員が野田小学校から入学する中学校ではありますが、新しいクラスの仲間と中学校生活をスタートすることに関しては、たくさんの不安があったことと推察します。学校生活に徐々に慣れて、不安なことを少しずつクリアし、授業の様子を他校の先生方に参観されていても、いつも通りにグループ内で話し合い、発表する様子に3ヶ月の成長を感じました。
朝、帰りの学活時に廊下を通る際にも、日直の役割や連絡・発表がしっかりできているなあと感心することがあります。学校経営・運営ビジョンでは、「声をあげよう」を目指す生徒像としています。自分の言葉できちんと伝えられる1年生、野田中生であり続けてほしいと思った今日の一コマでした。
6月19日(水)は、県北地区中体連総合大会の2日目となりました。本校からは、野球、男子バスケットボール、男女ソフトテニス、バレーボール、特設水泳の各部が参加しました。昨日の女子卓球部は、予選リーグから厳しい戦いが続きましたが、決勝戦は福島支部第1代表として堂々たる戦いぶりでした。2日目も、男子バスケットボール部が優勝するなど、3つの部が団体で県大会出場を果たしました。個人でも水泳2名が県大会出場です。
支部大会から数多くの試合を観戦してきましたが、感じることは、「中学生は成長するなあ」というごく当たり前のことです。
女子ソフトテニス部は、4月当初よりも明らかに活気のある練習をして支部大会、県北大会を迎えていました。男子ソフトテニス部は、支部大会とは一球にかける集中力が格段に高まっているように感じました。バレーボール部は、1セット目に30点を超える熱戦を落とし、2セット目もリードを許す苦しい展開でしたが、チームの長所を生かしてそれぞれが自分を取り戻し、逆転で勝利をつかみました。男子バスケットーボール部は、連日の接戦を制し、悲願の優勝です。支部大会の敗戦を力に変え、チーム内でも刺激を与えあっているのか、一人一人の技能が向上しているように感じられました。
県大会でのさらなる健闘を祈るとともに、残念ながら県大会出場を果たせなかった3年生の皆さんのこれまでの頑張りに敬意を表します。わくわくしながら観戦させていただきました。3日目は、男子ソフトテニスの個人戦が行われますので、引き続きご声援をお願いいたします。
最近は当たり前のように保護者の大声援が各会場で響いてます。どの会場でも野田中保護者応援団の熱量とマナーの良さを感じてきました。わが子のチームだけでなく、相手チームの健闘をも称える様子に中体連大会のすばらしさを再認識した次第です。本当にありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
6月18日(火)は県北大会初日でしたが、屋外競技が雨天順延となり、卓球、水泳、剣道、バスケットボールの観戦をしてきました。
卓球、剣道は、個人競技として認識されている方が多いように思いますが、団体戦となると「ここは絶対に負けられない」「チーム事情を考えるここでポイントを取らなければならない」などの心境の変化があり、個人戦で対戦した場合と結果が異なることがあります。
観戦していて気が付くことは、本校チームの特徴として「スーパーエースはいないけど、チーム全体でカバーしあいながら戦っていること」です。支部大会から声を掛け合い、チーム力でよく戦ってきたと思います。県北大会では、お互いにカバーしながら戦ってきたチームの特徴が機能するかどうかで勝敗の明暗が分かれたように感じました。
県北大会初日をもって部活動を退くことになった3年生もいます。部活動で何を学んだのか、何が足りなかったのか、苦しい時にはどうすればよかったのか、振り返ることは今後の人生に必ず生かせるはずです。感じたことを下級生にもぜひ伝えてほしいと思っています。
県北大会2日目は、晴天の下、思いっきりプレーができそうです。福島支部の代表として、野田中生の健闘を祈ります。
本校男子バスケットボール部は、平成10年全国中学校バスケットボール大会で全国3位となった実績がある伝統ある部です。支部大会のブロック決勝においては、一時は9点差をつけられリードを許すも逆転し、追い詰めたのですが、終盤に再逆転を許し、悔しいブロック準優勝でした。しかし、両チームとも全力を尽くしたナイスゲームでした。また、相手チームのベンチには、本校が全国3位になった時の監督さんの姿があり、保護者や地域の皆様の中には、当時を知る方がいるという、歴史の重みを感じる一戦でした。県北大会で再び対戦することになっています。
中体連大会は回数を重ね、中学生が精一杯プレーする姿が感動を与え、様々な名場面を残してきましたが、部活動の地域移行が打ち出され、部活動そのものの在り方が問い直されています。どのような変化があろうとも、子どもたちが目標を目指して熱中する美しい姿は、称えていきたいものです。
過日行われました福島支部中体連総合大会では、野田中生の大活躍を見ることができ、たいへん誇らしく思います。県北大会においても野田中旋風を期待しております。保護者の皆様、地域の皆様、引き続き熱い声援をよろしくお願いいたします。
※ 大会は18日(火)より始まりますが、屋外競技は18日(火)は雨天順延となりました。
野球部は吾妻中学校と対戦し、延長9回大激戦の上、6-5で勝利しました。観戦者に感動を与えるすばらしい試合であり、真剣勝負で成長する選手の姿を目の当たりにしました。
初回に3点を先制され苦しい立ち上がりでした。1回裏はチャンスを生かせず、2回表は相手の1番バッターが左中間を深々と破った大きな当たりで、1塁、2塁、3塁を回りホームに向かったところで止まり、三本間でアウトにできる場面で、送球ミスがあり4点目を献上しました。軟式野球の4点は、硬式野球よりも逆転が難しい点差です。
ところが、スタンドの応援席は、「切り替えろ」「これからだ」と前向きな声が飛び交います。その後、内野には難しいボテボテのゴロが転がりました。手痛い送球ミスをしていると、腕が縮こまり、さらなるミスを誘発しがちなのですが、矢のような送球で処理しアウトを重ねていきました。もしミスが続いたら、この試合はコールド負けの展開になったと思われます。送球ミスという失敗を勇気に変えて、お互いにミスが許されない場面で、のびのびとプレーする姿に成長を感じ、感動を覚えたのです。
送球ミスをした2年生の彼が、思いっきりのよい送球で自分を取り戻し、ものすごいサヨナラ打で勝負を決めました。保護者のみなさんを中心とした絶え間ない応援と、2年生が力を発揮できるようにチームを牽引し支えることができる3年生の存在なくしては、この逆転勝利はなかっただろうと思います。チームが個を成長させ、個がチームを成長させた瞬間でした。次戦の健闘を祈ります!
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