7月29日(火)・30日(水)と2日間にわたり、2年次教員フォローアップ研修企業等体験研修を実施しました。例年、JAふくしま未来様に御協力いただき、桃の選果作業や花の出荷作業、野菜の収穫などを行いました。1日目の午後は、JAふくしま未来様より、持続可能な農業の実現と地域共生社会に向けた取り組みについて講話をいただき、現在の農業についての理解を深めました。2日目の午後は、研修者が一人ずつ2日間の学びや、気付き、2学期以降の教育活動に生かしたいことを発表しました。研修者の様子からは、普段では経験できないことを経験したことで、2学期に向けての意欲が沸いた表情が見られ、充実した2日間となりました。
ふくしま教師塾は、2年間にわたる各種講座の受講や授業参観及び授業研究等を通じて、授業力の一層の向上に加えて、実践的指導力、コミュニケーション力など、教員としての総合的な力量の形成を図ることをねらいとしています。
今年度、新たに15期生3名を迎え、14・15期生5名で研修を進めています。
第1回全体研修会では、入塾式、塾長(研修課長)講話が行われました。塾生一人に師範の校長先生、教頭先生がお一人ずつ付き、マンツーマンで授業づくりを学びます。

第2回全体研修会では、師範の先生からの講話、塾生一人一人の研究の見通しの発表を行いました。お二人の師範の先生からは「特別な支援を必要とする児童生徒の学力向上を目指して」「授業改善の視点」と題して講話をいただきました。児童生徒理解、学級経営、授業力向上につながるお話を伺うことができたので、今後の塾生の先生方がそれらを生かしてより良い学級づくり、授業づくりに繋げていくことが期待されます。

7月1日(火)に「令和7年度防災・放射線教育研修会B」を実施しました。市内各校の教員が直接発電所の様子や、廃炉作業の現状、被災地の様子を見学することで知見を深めることを目的としています。5年間で福島市内の全ての学校から1名以上の教員が参加する計画となっています。今年度は3年目となり、市内の教員13名と教育委員会事務局4名の計17名が参加しました。
現地では、東京電力廃炉資料館の見学と説明の後、福島第一原子力発電所構内をバスで巡りました。ポイントごとに下車し、1号機建屋前で現状の説明を受け、現在の様子を直に見ることができました。原発事故から14年が経ち、事故後に生まれた児童生徒がほとんどになった現在、放射線教育について考えるよい機会となりました。


7月10日(木)福島市総合教育センターにおいて、小学校プログラミング教育実践講座を開催しました。
福島県教育センターの佐藤正仁様、髙野靖紀様、門馬弘一様を講師にお迎えし、小学校におけるプログラミング教育について、小・中・高の系統性を踏まえながらお話をいただきました。PCを使用しないでプログラミングの仕組みを指導する方法やScratchを使用した指導方法など、低学年から楽しく活用できる実践的なお話をいただきました。
また、本年度本市では、プログラミング教材『メカトロウィーゴ』を導入しましたが、その活用方法について、開発元である株式会社リビングロボット様からお話をいただきました。
7月9日(水)福島テルサにおいて、教育課題講座③「よめる、つかえる力の育成」を開催しました。講師に、福島市立野田中学校前校長高澤正男先生をお迎えし、子どもたちが教科書などの文章を正確に読むことができる力である「シン読解力」について、豊富な指導の具体例を含んだ資料をもとに、演習を交えながら、わかりやすくお話しいただきました。