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2018年12月の記事一覧

鉛筆 名人への道【ふくしま教師塾】

 平成30年12月25日(火)、ふくしま教師塾の第3回全体研修会を開催しました。鈴木義男師範(鎌田小学校長)、小島英二塾長(三河台小学校長)の講話の後、一人ひとりの塾生が2学期の検証授業についての中間報告を行い協議しました。本日の協議をもとに、3学期に修了式及び報告会を行います。

 ◇こんな授業者になりたい

 …依然として「挙手ー指名」という方式をとり続けている。要するにそれらは、反省の深さと自覚の問題である。深く、強く反省し、自覚が確かであれば授業の改善はなされていくに違いないのだが、一般的には授業はとにかく教師が「やりたいようにやっている」ことが多いのである。授業の腕を磨いていくためには、そのような安易な授業行動との訣別がまず必要になってくる。

 授業は面白くなければならない。第一には、まず教師にとって面白くなければならない。次に子どもにとって面白くなければならない。教師にとって面白くもない授業が子どもにとって面白いはずがないからである。(野口芳宏著『名人への道』から抜粋)

鉛筆 頑張る先生を応援します!【校内研修支援】

 平成30年12月12日(水)、教育研修課指導主事が吾妻中学校の現職教育校内協議会に招聘され、指導助言を行いました。教育研修課では指導主事等派遣を行い、各学校の教職員研修を支援しています。

◇職業人としての技術

 子どもがかわいいのであれば、子どもをとにかく少しでもよくしていける、教師という職業人としての技術、専門職としての実力をもつことだ、子どもをほんとうにかわいがる、幸せにする方法は、そのほかにはないと思います。それ以外のことはみんな二次的なことだと思います。遊んでやるのもよいし、頭をなでてやるのもよいし、やさしいことばをかけるのも結構、しかしそれらはみな二次的なことです。…いちばん大事なことをちゃんとやっていながらでないと、教師自身の自己がこわれてしまうと思います。(大村はま著『教えるということ』から抜粋)

鉛筆 優劣のかなたに【Chance・Challenge・Change ふくしま教師塾】

 「教師塾」というチャンスに、「反省的実践家」として授業研究にチャレンジし、確実にチェンジしている塾生6名、そしてそれに応える子どもたち。平成30年度ふくしま教師塾、第3回授業研究会が終了しました。

◇優劣のかなたに

劣等だとか、優等だとかいう世界の向こうの世界へ子どもを連れていくことはしなければならない。
教室で座りながら、できない、つらいなどと思わせる、片っぽうは反対に得意になっているとか。
これも人間を育てる世界らしからぬ世界で、そういうところに子どもを置いてはだめです。

……ただ教室のなかで優劣の向こうへ生徒をもっていくことだけは、これはしなくてはいけないことでしょう。教室のなかで、それぞれ学習に打ち込んでいて、それぞれ成長していて、だれができ、どの子ができないなどと思っているすきまがないようにしなければならないと思います。

できるとかできないとかということを忘れて、全力をふるって、うちこんでやっていく。
一生懸命やっていく、その向こうで、その気持ちのなかで、できる子ども、できない子があっても、そんなことに関係のない世界をつくっていくことができないか。
……おもしろい授業を力いっぱいさせて、生徒に自分が劣っていることを忘れて打ち込ませるところまではもっていかなくてはと思っています。みんな一生懸命になっているとき、そんなことが気にならなくなってしまうのですね。

(苅谷夏子著『大村はま60のことば 優劣のかなたに』から抜粋)

鉛筆 土曜開所日【自主研修支援・福島市総合教育センター】

 12月1日(土)は「土曜開所日」でした。教職員の皆様(2団体18名)が、福島市総合教育センター第1・第2研修室にて自主研修に励まれていました。

※第1・3・5土曜日9:00~17:00 福島市総合教育センター研修室等を利用することができます。詳細につきましては、こちらをご覧ください。H30 校内・自主研修支援.pdf