2019年6月の記事一覧
授業のイロハ【初任者研修】
令和元年6月19日(水)、令和元年度 小・中学校初任者研修 市内研修 授業研修① を開催し、29名(小学校22名・中学校7名)が参加しました。学校教育課主任指導主事による講義「日々の授業の充実を核とした確かな学力の確立」、教育研修課指導主事による講義・演習「道徳教育の要点と指導の実際」「特別活動の要点と指導の実際」、福島県書写書道教育研究会研究局顧問の本間貞二氏を講師にお招きした講義・演習「筆記用具の正しい持ち方と効果的な板書のあり方」を行いました。研修係長から “一人一人を丁寧に見取り授業に責任をもつこと”、教育研修課長から “真剣に子どもに向き合い、誠実に保護者や先輩と関わり合い、日々の授業に本気で取り組むこと” 等の全体指導があり、初任者は、「目の前の子どもたちのために、今の自分にできる最善を尽くしたい」と決意新たにしました。
第1回プログラミング教育実践講座 【ICT研修推進事業】
令和元年6月18日(火)に、第1回プログラミング教育実践講座を開催しました。プログラミング教育についての講義と「スクラッチ」(ビジュアル型プログラミング言語)を利用した演習を行いました。研修者は、正多角形の性質を生かし正多角形を作図する活動、プログラミングスイッチ教材を使用して電気の働きを制御する活動などに熱心に取り組みました。
〔研修者の声〕
◇プログラミング教育を各教科等の中で実践できることを知り、子どもたちと一緒に授業をしたいと思った。今回の研修で学んだことを他の先生方と共有するために、積極的に校内研修を実施していきたい。
◇「スクラッチ」を利用するプログラミング教育の実践について聞いてはいたが、実際に操作することがなかったので、とてもよい研修ができた。プログラミング教育を通して、子どもたちは主体的に学べると感じた。
◇研修の中に実際の演習があり、内容がたいへん分かりやすかった。プログラミング教育を教育課程の中に効果的に取り入れていきたい。
◇「スクラッチ」や「プログラミングスイッチ教材」を実際に操作する演習があり、授業に活用できる内容について研修することができた。
授業が成立するための必要要件とは【ふくしま教師塾】
令和元年度ふくしま教師塾、第1回授業研究会が始まりました。
◇『学校に教育をとりもどすために』筑摩書房(1980年 林 竹二著)から抜粋
その事柄が先生の心の中から出てくるのでなければ,それが子どもの中に入ってコミュニケーションが成り立つということはないわけです。(中略)教師のふかいところから出たものだけが,生徒のふかいところまで届くのではないかと思います。また声が,話が届くか届かないかは,声の大小で決まることでなく,また発声法の問題でもないようです。語られたことが子どものふかいところまで届くということ,これが子どもの中に一つの事件をおこす,授業が成立するための必要要件です。私には一定のことを教え込むことが,授業の一番大事な仕事だとは思えないのです。授業というものは,一つの教材を使って,何かもっと大事な仕事をすることなんです。教材は手段であり,道具なのです。それが目的になっては困るのです。道具を使って,どの子どもでも,どこか深いところにしまい込んでいる,その子のかけがえのない宝を探しまわり掘り起こす仕事をするために,教師は子どもの中にできるだけ深く入りこむ必要があります。教師たちは何かというと,コミュニケーションと非常に簡単にいいますけれども,いくら口でしゃべって,向こうから答えが出てきても,そんなのは,コミュニケーションではない。コミュニケーションというのは,一つの出会いが成立しなければ,成立していないのです。授業というものはやはり,人が人とが出会う,その一つの場になることなんだという気がいたします。
第4回タブレットPC研修会【ICT研修推進事業】
令和元年6月12日(水)に、第4回タブレットPC研修会を開催しました。
〔研修者の声〕
◇タブレットPC導入前に実機を操作する研修を受け、今後の活用に向けて見通しが持てた。研修した内容を校内で伝えることができるようにしたい。
◇タブレットPCを使ったことがなかったが、今回の研修を受けて、これからは使用したいと思った。
◇タブレットPCの使い方が分かり、パソコンとは違った便利さがあり、授業で使ってみたい。
◇デジタル教科書、電子黒板を使った視覚的な活用は、とても役立つと感じた。授業での活用を今後考えていきたい。
第3回タブレットPC研修会【ICT研修推進事業】
令和元年6月11日(火)に、第3回タブレットPC研修会を行いました。今回から、一人一台、25台のタブレットPCを使用した研修となりました。
〔研修者の声〕
◇操作方法や実際の授業での活用方法など、例を見ながら分かりやすく研修を受けることができた。
◇電子黒板・デジタル教科書・スカイメニュー、学習にとても役に立つと思った。特に、デジタル教科書はすぐにでも使いたい。
◇タブレットPCを使うと、とても指導しやすく、子どもたちも学習内容をより深く学べると思った。
◇タブレットPCということで、はじめは抵抗があったが、最後まで研修についていくことができた。学校で実践したい。
第2回 タブレットPC研修会 【ICT研修推進事業】
令和元年5月29日(水)、ICT研修推進事業第2回タブレットPC研修会を開催しました。電子ペンを使用する電子黒板ユニット操作やデジタル教科書の共通ツールの利用、SKYMENUの機能を活用するための基本操作など、ICTを活用して学習活動を充実するための研修を行いました。
なお、研修用タブレットPCが25台となり、一人一台使用できる充実した研修環境となっています。
〔研修者の声〕
◇操作について初心者にもわかりやすい内容だった。操作する時間がたくさんあったのがよかった。
◇電子黒板の使い方について具体的に分かった。デジタル教科書は機能がたくさんあるので授業で使いたい。
◇じっくりとタブレットPCを操作して学ぶ時間がなかったので、今回の研修で基本的な操作を学ぶことができた。他の先生方にも活用していただけるように学んだことを発信していきたい。
◇タブレットPCの可能性を学ぶことができた。どのように活用するか、教師の工夫次第である。