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2019年10月の記事一覧

鉛筆 小学校に入るまでにできてほしいこと【幼稚園保育実践講座】

 令和元年10月23日(水)、福島県立医科大学ふくしま子ども・女性医療支援センター医学部小児科講座教授 横山浩之氏を講師にお迎えして、発達を考慮した幼児教育のあり方についてご指導いただきました。研修者は、メディアの問題(愛着形成の問題)を抱えた子どもたち、個別支援を考慮した集団指導の実際等について理解を深め、明日からの支援・保育に生かしていきたいと目を輝かせていました。

〔研修者の声〕
◇私はまだ3年目の若手なので、保護者に対して、子供への接し方等のアドバイスがうまくできず悩んでいました。横山先生のお話はとてもわかりやすく、参考にさせていただきながら保護者との連携もより深めていきたいと思います。貴重なご講演をありがとうございました。

◇「小学校に入るまでにできてほしいこと」は、生きる上で基本的な生活習慣だと思いました。シンプルで誰にでも理解しやすい、どんなに時代が変わろうとこの生活習慣は大事なんだと確信しました。また、幼児期に正しい保育がなされていれば、不登校や学力不振を防げると言うお話を伺い、改めて幼稚園教諭としての責任を感じました。

◇言葉は十分な身体発達と心のやりとりの上に成り立つと教えていただき、日々の園生活が、子供たちの言葉を育てる上で重要な役割を果たしていることがわかりました。言葉の前に心あり、子供に安心感や信頼感を育てることが何よりの土台となるのだと学びました。 

◇日々の保育の中で、どうしても目につく児童への声かけが優先的になってしまっていたと反省しました。増やしたい行動をしている時の幼児の姿を認め、良い姿が増えていくような関わりを心がけていきたいと思います。また、ペアレント・トレーニングはとても共感できる内容で、保護者にどのようにアプローチしていけば良いのか園で相談しながら実践していきたいと思いました。

鉛筆 カウンセリングの技法【初任者研修 市内研修 カウンセリング研修②】

 令和元年10月16日(水)、令和元年度小・中学校初任者研修市内研修カウンセリング研修②を開催しました。研修者は、事例研究や構成的グループエンカウンターの演習を通して、カウンセリングの基本概念、児童生徒理解の方法について学びを深めました。

情報処理・パソコン 第7回タブレットPC研修会【ICT研修推進事業】

    令和元年10月10日(木)に第7回タブレットPC研修を開催しました。電子黒板ユニットの操作やデジタル教科書の活用、学習支援ソフト(スカイメニュー)の操作について、研修を行いました。

   
   
   
   

〔研修者の声〕

◇電子黒板ユニットやデジタル教科書の基本操作を基礎から学ぶことができた。My教科書エディタやスカイメニュークラスなど、教材作りや授業での振り返りに活用できると思った。追っかけ再生機能なども使ってみたい。
◇デジタル教科書やスカイメニューは、大変便利で魅力的であると思った。有効に活用するためには、操作に慣れる必要があると感じた。
◇デジタル教科書の使い方について詳しく知ることができて良かった。
◇子どもの興味や関心、意欲などを高める効果が十分にあり、教師がスムーズに授業の準備ができるところに魅力を感じた。

鉛筆 道徳授業のPDCA【道徳科授業力向上講座】

 令和元年10月11日(金)、秋田公立美術大学副学長の毛内嘉威氏を講師にお迎えして、演習も交えながら道徳科の指導と評価について熱心にご指導いただきました。研修者は、道徳教育の要となる道徳科の授業を充実させ、子どもたち自らの「いかに生きるべきかを考え続ける姿勢や道徳的実践」につなげていきたいと決意を新たにしました。

〔研修者の声〕

◇模擬授業を通して、子どもが道徳的価値について理解し、これに基づいて自己を振り返るということを体感することができました。また、評価についても大変勉強なりました。

◇毛内先生の巧みな話術に引き込まれ、とても楽しく研修させていただきました。周りの方の考えや根拠等をたくさん伺うことで、自分の考えの輪郭をはっきりさせることができました。それは子どもにとっても同じことなのだなと感じました。今日の研修を生かして、子どもが「自分事として考える授業」を構築していきたいと思います。

◇模擬授業では心が揺さぶられ、本当に考えさせられる授業で、このような授業をぜひ自分もやってみたいと思いました。学習指導要領のポイントを踏まえ、生徒の実態に合わせて授業を行い、生徒の良いところを見取っていくことが大事であることを感じました。

◇今まで自分が行ってきた授業は、価値を押し付けるようなものであったと改めて実感した。もっと多面的に捉えた教材研究を行い、授業を行っていきたい。問題解決型の模擬授業はとてもわかりやすく、自分も授業の中で使いたいスキルにあふれていた。

鉛筆 放射線ってなんだろう…平田小学校【放射線教育推進校授業研究会】

 令和元年10月9日(水)、平田小学校を会場に令和元年度防災・放射線教育推進事業 放射線教育推進校授業研究会を開催しました。1年学級活動「すききらいしないで なんでもたべよう」、2年学級活動「ほうしゃせんから みをまもろう」、3・4年総合的な学習の時間「放射線ってなんだろう」、5年総合的な学習の時間「平田の米づくりと風評」、6年総合的な学習の時間「平田の今を伝えよう」の授業を公開しました。分科会において、立子山小学校教頭 柳澤香里氏、渡利小学校長 伏見珠美氏、福島第四小学校教諭 山倉直紀氏、佐原小学校長 坂本眞理氏、鳥取大学助教 北実氏から指導助言をいただき、参加者(168名)は、福島で生まれ福島で学ぶ子どもたちにとって、放射線に対する正しい知識・理解のもと主体的に判断し情報発信する力は不可欠であることを確認し、自校においても指導の充実を図っていくことを誓い合っていました。

〔参観者の声〕

◇大変落ち着いた雰囲気の中で、子供たちが調べたり教えたりしたことをもとに「風評被害をなくすためにどうするか」ということについて、真剣に考えていることが伝わってきました。大勢の参観者の中で堂々と発表する子供たちの姿がすばらしいと思いました。「地域と共にある学校」という素晴らしさを感じました。

◇児童が自ら考えて活動する時間、話し合う時間、発表する時間が十分に確保されていて、子どもが主役となった素晴らしい授業でした。子どもたちも自分の意見を積極的に表現していました。これまで子どもたちがこのような活動を数多く経験している様子が感じられました。今日の授業を参考に、自分も放射線教育に取り組んでいきたいと思います。

◇ポスターセッションにおいて、質問されたことに堂々と答えたり、写真を利用して説明したり、難しい言葉は解説したり、とても工夫されていました。自分事として放射線について考えていくことの大切さを学びました。

◇平田地区について理解を深め郷土愛を育む学習は継続しつつ、震災後はその影響や状況を踏まえて、たくましく生きるための学習が加わったのだと理解しました。放射線教育についての今後の取組の参考になりました。ありがとうございました。

鉛筆 平田オリザ~コミュニケーション教育を語る。【学校経営講座】

令和元年10月8日(火)、劇作家・演出家の平田オリザ氏を講師にお迎えして学校経営講座を開催しました。

 

〔研修者の声〕 

◇演じることを楽しむ、しなやかでたくましい子供を育てる、平田先生のお話に感銘を受けました。コミュニケーション能力が低下しているのではなく、求められる水準や環境が変化しているとの話にも勇気づけられました。これからの時代を見据え、小学校でできることを考え、日々実践していこうと思いました。素晴らしい内容でした。やはり一流の方のお話は良いですね。ありがとうございました。

◇教師として、人として、自分自身を振り返ることができました。自分には何ができるのか… たくさんのことはできませんが、残りの教員人生を頑張りたいと思いました。今回は大変勉強になりました。ありがとうございました。

◇これまでの教育観を180度転換するくらい衝撃的な内容でした。アクティブ・ラーニングが大切であることがわかっていても、知識を入れるばかりの授業をしていたことを反省しました。自分の授業を大きく変えていきたいと思います。

◇今の子供たちに何が必要か、深い話であり感動の一言です。私ももっと学び、私なりに想いや考えを伝えることができる人間になりたいと思いました。身体的文化資本を、学校現場でも子育てでも大切にしたいです。学力は「学ぶ力」、このことを私も心して先生方へ子供たちへ語りかけ、教育にあたりたいと思いました。大きな力を得ました。ありがとうございました。

◇本物に触れることが子供を育てるためにとても大切なことを改めて実感しました。小学校だからこそ「非認知スキル」を育てることを大切にしたいと感じました。興味深い話題に次々と惹きつけられ、「なるほど」と胸がスッキリとする時間でした。今日のお話を生かして主体的な子供を育てる学校づくりを模索していきたいと思います。

◇今後の教育のあり方についてグローバルな視点から日本の課題等についても考える機会となりました。幼稚園でもコミュニケーション能力を高める保育が課題となっています。子供たちが伝えたいと思える体験活動、また、本物に触れる機会をつくることが大切だと思いました。

◇時間を忘れる位興味深く講話をお聞きすることができました。これからの子供たちに求められる力、そして今後の学校教育に求められることなどエピソードを踏まえながら教えていただき、とても勉強になりました。「学ぶ力」を身に付けさせるためにさらに、多様な他者とよりよく関わることができる子供を育てるために、本校職員と心を一つに取り組んでいきたいと思います。

◇人と折り合いをつけるということをより深く考えるきっかけをいただきました。すべて手を貸すのではなく、発想を変えて自らの偏見にこだわらず柔軟に人と関わる力を子供たちに育てていきたいと思いました。貴重なお話有り難うございました。大変充実した時間でした。本日は受講させていただきよかったです。

◇これからの社会を生きる子供を育成するために、教師自身も多様な見方・考え方で社会を見つめていかなければならないと感じました。 

鉛筆 「みんな」の学級経営【特別活動実践講座】

 令和元年10月7日(月)、国立教育政策研究所教育課程研究センター研究開発部教育課程調査官の安部恭子氏を講師に、特別活動実践講座を開催しました。研修者は、「学級経営に役立つ・学力向上につながる・キャリア教育の要・生徒指導上の問題を未然防止する・道徳的実践に結びつく」特別活動について丁寧にご指導いただき、特別活動の充実に努め、よりよい学級・学校生活をつくっていきたいと決意新たにしました。

鉛筆 中野小学校・四十二の瞳【初任者研修小規模校参観研修】

 令和元年9月30日(月)、福島市立中野小学校を会場に初任者研修小規模校参観研修を行いました。研修者28名は、講義及び1・2年算数科、3・4年国語科、5・6年算数科の授業参観から「複式学級における学習指導方法」を理解し、講話「小規模校の特色及び学校教育上の諸問題」等から “個に応じた指導” について学びを深めました。