センター事業等   ※人物が特定できる写真の掲載につきましては,本人の了承を得ております。

2020年9月の記事一覧

携帯端末 タブレットPC導入校研修会を開催(8月25日~9月8日)

 小学校3校、中学校4校において、「授業におけるデジタル教科書の有効な活用法」についての研修会を実施しました。

    ・渡利小学校    8月25日(火)
    ・平野小学校    8月27日(木)
    ・信夫中学校    9月 1日(火)   
    ・岳陽中学校    9月 2日(水)
    ・平野中学校    9月 3日(木)
    ・余目小学校    9月 7日(月)
    ・蓬莱中学校    9月 8日(火)
 

    研修の様子

 - 参加者の声 -  

・デジタル教科書の基本的な使い方を教わることができ、とても勉強になった。自分自身がまず使い方に慣れ、活用していきたい。
・すでに、算数や国語の授業でデジタル教科書を利用していたが、今回の研修でまだまだたくさんの機能があることが分かった。有効に活用していきたい。
・映像や資料を見せると、とても興味を示す生徒が多くみられるので、大変効果的だと思った。
・算数科・理科・社会科では図形や資料を活用しながら授業を進めることができたり、児童の理解を手助けする構成になっていたりとメリットがたくさんあると感じた。大いに活用したい。
・動画資料の提示などを通して生徒の興味・関心を高め、授業づくりに役立てたいと思った。
・デジタル教科書は以前から使用していたが、今回の研修で、新しい使い方を知ることができ、とてもよかった。

教育課題講座②~豊かな心の育成~「いじめ・不登校の未然防止につながる学級・学校づくり」

 8月28日に日本大学文理学部教授 藤平敦氏をお招きして、教育課題講座を行いました。藤平先生からは、子どもの「自己有用感」を育むことがいじめ・不登校の未然防止につながるという切り口で、日々の教育活動に子どもの自己有用感を育む視点を入れることの大切さについて、具体的なお話を伺うことができました。

 -  参加者の声  -

◇日々の授業づくりで大切にしていることは、子どもの自己有用感を高めるためにも大切なことなのだと分かりました。子ども同士のかかわりを積極的に取り入れ、子どもたちがお互いに認め合える雰囲気づくりを大切にしたいと感じました。
◇特に印象に残ったのは、認めてあげられる、声をかけてあげられるような聴く側の子どもたちを育てていくということです。生徒指導の三機能である共感的理解とつながる部分なのかなと思いました。中学校における体育祭の映像、子どもたちの姿に心を打たれました。誰もがもっているはずの肯定的な感情を、素直に表出できる姿がとても素敵でした。
◇いじめ・不登校をなくすために学級・学校づくりをするのではなく、充実した学級・学校づくりをすることで子どもが育ち、いじめや不登校がなくなっていくという話を聞いて納得しました。そして、日々の教育活動の中に自分で工夫できることがたくさんあることに気付くことができました。 
◇誰もが安心できる集団を目指し、子どもたち一人ひとりとしっかり向き合い、かかわっていきたいと思います。

情報教育研修 情報モラル教育講座

 今年度は、医療分野よりネット依存の治療において先駆的立場にある独立行政法人国立病院機構久里浜医療センター インターネット依存症治療部門 主任心理療法士 三原聡子氏を講師としてお迎えし、情報モラル教育講座を開催しました。「ネット・ゲーム依存の理解と学校教育現場で必要なネット・ゲーム依存予防について」の演題で講話をいただきました。「ネットゲームの仕組み」「依存のメカニズム」「依存時の脳の状態」「発生してくる問題」「ネット依存治療」「予防対策」について、データをもとに詳しく学ぶ機会となり、たいへん充実した講座となりました。

- 参加者の声 -

◇知らなかったことをたくさん知ることができました。データをもとに、どのようなことが今問題になっているのか分かりました。教師として、現実世界でのコミュニティやコミュニケーションを充実させることが大切だと思い、改めて意識していこうと思います。
◇報酬欠乏症等、依存に陥るメカニズムや発症要因に加え、具体的な対応まで細やかに示していただきよく理解できました。今後は、根拠をもった指導ができます。
◇これからは避けてはとおれない問題であると思います。どうしていけば良いのか指針を得たくて参加しましたが、とても多くのことを学び、考えることができました。今後は自校において、早期解決や未然防止に役立てるため、指導することやチェックすること、児童・保護者に伝えることなどを具体化していきたいと思います。
◇ネット(ゲーム)依存の最新の研究について学ぶことができました。具体的なゲーム名だけでなく、なぜ子どもたちが夢中になるかの理由も含め、わかりやすい資料をまじえて豊富な知識と科学的な裏付け、実際の調査結果をうかがうことができたので、今後の学校での指導場面で生かしやすい講座でした。
◇本講座で確認できたことは、「自分の意思で行動を変えていく」援助が治療の基本であるということです。特に印象に残ったことは、母親が本気で向き合ったことが子どもを変えたという事例でした。子どもの様子(顔色)を見ながら言いたいことが言えない親がいます。子どもを救うために周囲の大人たちが協力して支援していくことが必要だと思います。