2018年6月の記事一覧
深い読み【中学校国語科授業改善専門講座】
6月22日(金)、福島大学人間発達文化学類教授 佐藤佐敏先生をお迎えして、中学校国語科授業改善専門講座「主体的・対話的で深い学びのある国語科授業づくり」を開催しました。具体的な教材を例にして授業の実際についてご指導いただき、研修者のみなさんは、授業づくりの大きなヒントを得ることができました。
〔研修者の声〕
◇自分の授業を振り返ってみると「正しい答え」を無意識に求めてしまっていたと思う。解釈の違いを認めることが国語の面白さ、言葉というものの面白さにつながるだと感じた。解釈の違いの中で自分の考えの根拠・理由を明確にし、言語化することで、子どもたちの確かな学びにつなげていきたい。
◇「深い読み」につなげていくための発問の仕方の大切さに遅まきながら気づかされました。これまで手立てや十分な時間を用意せず、教師側が無理やり言葉を引っ張り出してしまっていたような気がします。大変勉強になりました。
◇何度受講しても佐藤先生のお話は新たな気づきがあり、国語指導や教材研究をがんばろうという気持ちになります。もっともっと話を聞きたい、学びたいと思います。何か自分でも工夫できそうな、発想がうまれそうな気がします。
チーム初任研!【初任者研修・市内研修】
6月21日(木)、小・中学校教諭初任者研修 市内研修 授業研修① が行われ、道徳教育、特別活動、総合的な学習の時間の授業づくりについて学びを深めました。道徳科授業構想シートをもとに発問構成の工夫をしたり、学級会を開催し「チーム初任研」のシンボルマークを決定したり、初任者の皆さんの真剣な “なすことによって学ぶ” 姿が見られました。また、総合的な学習の時間について、学校教育課指導主幹の実践をもとにした講義により、総合的な学習の時間の意義について理解しました。この、福島での出会いが教員人生の大きな宝物となるはずです。がんばれ、チーム初任研。
養護教諭の魅力【新規採用養護教諭研修】
6月20日(水)、福島市立野田小学校を会場に、平成30年度新規採用養護教諭研修学校訪問研修① を行いました。校長先生にご講話いただいた後、養護教諭の先生に「保健室経営の実際」についてご講義いただきました。給食指導の参観、担任の先生と養護教諭の先生によるTTの授業参観(6年生の体育科「病気の予防」)、事後研究会を行い、養護教諭としてのやりがいを実感する研修となりました。
〔研修者の声〕
◇ベテランの先輩養護教諭の先生からの講義や養護教諭がT2となる授業実践はとても参考になり、実践してみたいものばかりでした。自分のできることから少しずついろいろなことにチャレンジし、自校の子どもたちのために尽力したいと思います。
◇同期の仲間たちと情報交換・共有することができ、とても有意義な時間を過ごすことができました。また、貴重なアドバイスをいただき、自分の学校で自分ができることを懸命に行っていくことが大事だと感じました。
匠の技【書写指導講座】
6月19日(火)元東湯野小学校長の本間貞二先生をお迎えして、書写指導講座を開催しました。動画資料を活用して上達のためのコツをわかりやすくご指導いただいた研修者の皆さんは、自分自身の技能の向上を実感したようです。朱墨をつけた基本点画の運筆方法、美文字の秘訣など匠の技に触れ、「分かる・できる書写教育を実践したい」と意欲を高めました。
〔研修者の声〕
◇DVD視聴しながらの実技指導、ステップアップ研修資料での実技指導など、大変役立ちました。さらに工夫を重ねて書写が楽しくなるような授業を進めていきたいと思いました。
◇DVDの指導映像をさっそく活用していきたいと思います。また、筆先の運び方を朱墨を使用して子どもにも取り組ませたいと考えています。手書き文字の正しい書き方、整え方もよくわかりました。これからの書写指導での子どもたちの変容が楽しみになりました。
◇知らず知らずのうちに活字体に慣れていたのだと改めて気づきました。字体について、もっと詳しく知りたくなりました。ありがとうございました。
アクティブ・リーディング!【小学校国語科授業改善専門講座】
6月14日(木)、小学校国語科授業改善専門講座を福島大学人間発達文化学類教授 佐藤佐敏先生をお迎えして開催しました。国語科で「何を学ぶのか」「学んだことをどう使うか」という命題を柱に、深い学びのある授業づくりについて具体的にお話を伺い、国語科授業を変えるアクティブ・リーディングについて理解を深めました。研修者の皆さんは、小学校の定番教材を基にした演習に熱心に取り組み<読みの方略>のよさを実感し、「自分の授業で活用して豊かな読みのできる子どもを育てたい」とリフレクションしていました。
〔研修者の声〕
◇私自身が今まで物語の面白さや深さに気づいていなかったとわかりました。子どもが自分で考えることのできるコツを教え、アウトプットさせる活動をどんどん取り入れていきたいと思いました。子どもたちが物語の深さや面白さに気づき、「自立した読者」になる授業を積み重ねていかなければならないと感じました。
◇子どもの心に残る国語の授業を展開するには、「何がわかるようになったか、何ができるようになったか」を子ども自身が実感できる授業づくりをしていく必要があるということを改めて考えることができました。自分自身がわくわくする読みを子どもたちにも体験させたいと思います。
◇演習を行い、これまで自分が気づかなかった根拠となる文があることに気づき、今までの私の疑問がはれた。そして、子どもたちに早く教えたくなった。分かりやすい内容で実践に役立つ講義でした。ありがとうございました。