カテゴリ:今日の出来事
自己有用感とは【教育課題講座③~豊かな心の育成~】
平成30年11月8日(木)、生徒指導コンサルタントの吉田順氏をお招きして「平成30年度教育課題講座③~豊かな心の育成~」を開催しました。演題「子どもの主体性と自己有用感を育む学校づくり」のもと、自己有用感とはどういうものか、なぜ自己有用感は重要なのか等について丁寧にご指導いただきました。研修者は、子供たちの「他者から認められたい」という人間の基本的欲求を満たすような働きかけをしていきたい、これまで以上に子供をよく観ていきたい、と心新たにしました。
〔研修者の感想等〕
◇自己有用感を育む機会は学校生活の日常の中に多くあり、教師がその中でどのような言葉かけができるかが重要だということがわかりました。可能な限り「褒める・認める」を意識して教壇に立ちたいと思います。有り難うございました。
◇「子供に責任は無い」と言う言葉は、重いなと思いました。本校にも大変な子供がいます。明日から見方を変えて接したいと感じました。評価してやりたいと思いました。朝から笑顔で接することができるようにしていきたいです。大変エネルギッシュで元気な先生のお話から力をいただきました。
◇生徒指導の根幹は周りから必要とされている感覚、自己有用感を生徒自身が感じる体験こそが重要だということがわかり大変勉強になりました。思春期の頃の自分を思い返してみても常に基本的欲求を求めて行動に至っていたことがあったと思います。その時の気持ちを忘れず、生徒目線に立ちながら生徒の自己有用感を育てていきたいと感じました。
◇何百回の説教よりも欲求を満たすことが大切だということを、改めて感じることができました。自己有用感を育てられるように、一人ひとりの背景を見取っていきたいと思います。小さな評価の積み重ねを大切に、あきらめず、こつこつと育てていきたいと思います。
真のミドルリーダーに【小・中学校教諭経験者研修Ⅱ】
平成30年11月7日(水)、「平成30年度小・中学校教諭経験者研修Ⅱ 生徒指導研修」を実施しました。学校教育課指導係長、管理係長及び教育研修課指導主事の講義の後、「自校における生徒指導の現状と課題解決に向けた指導援助」についてグループ協議を行いました。研修者は、「チーム学校」の一員として専門性の向上を目指し、真のミドルリーダーとなるべく研鑽に励んでいきたいと、決意を新たにしました。
まずは “知ること”【小学校教諭初任者研修・他校種参観研修】
平成30年11月2日(金)、福島市立福島第四中学校で行われた平成29・30年度福島市教育委員会研究委託「道徳の授業」研究発表会(平成30年度福島県道徳教育地区別推進協議会)に、小学校の初任者16名が「他校種参観研修」として参加しました。初任者は、公開された6つの道徳の授業・分科会に参加し、子供の発達段階に関する理解を深めるとともに、道徳の授業の進め方やその工夫ついて考え、自己の指導力を向上させるべく熱心に協議に耳を傾けていました。
福島の未来を考える【放射線教育推進校授業研究会・森合小学校】
平成30年10月30日(火)、福島市立森合小学校に於いて行われた「平成30年度放射線教育推進校授業研究会」に市内各幼稚園・小・中学校教職員およそ90名と多数の保護者の皆様が参加しました。7年前に東日本大震災・原発事故があった福島に生まれ、福島で生きる子どもたちに「放射線についての基礎的な知識を活用して、自ら考え、判断し、行動する力を育成する」ために、教科横断的な視点で組み立てた6つの授業(「学級活動」「道徳科」「社会科」「総合的な学習の時間」)が公開されました。6学年の総合的な学習の時間では、再生可能エネルギーの視点から福島の未来を考え、「世界に向けて福島のことを正しく発信していきたい」と、力強い子供の声があがりました。
荒井小学校の挑戦【研究協力校・研究発表会】
平成30年10月26日(金)、平成29・30年度福島市教育委員会研究協力校の荒井小学校に於いて「研究発表会」が開催され、市内各小・中学校の教職員約200名が参加しました。研究主題「『わかった・できた』と実感できる授業づくり ~算数科における “共有・吟味” の活動を通して~」のもと、7学級の授業を公開し、2年間、実践研究に取り組んだ成果を発表しました。全体会では、アドバイザーの君島勇吉先生(スクールアシスタント)の講話「『わかった!・できた!』は次の学習への原動力(エネルギー)」が行われ、参加者も「教材研究の楽しさ、共にわかる楽しさ」を味わうことができました。この後に行われた分科会では、荒井小における学びを熱心に “共有・吟味” する教職員の姿が見られました。