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2022年6月の記事一覧

図書館教育担当者研修会

図書館教育担当者研修会

 6月15日に図書館教育担当者研修会を行いました。湯野小学校の根本幸枝校長先生からは、「学校の先生方が図書館を活用できなければならない」ことや「図書館教育担当者と学校司書との積極的な連携」の必要性について講義をいただきました。その後、余目小学校の佐藤智子先生と北信中学校の川名有香先生に実践発表を行っていただき、各学校における図書館教育の取組を通して、様々なアイディアを共有することができました。 

 

参加者の感想

◇学校司書との連携、授業における図書館の活用について、充実させていきたいと思いながら、なかなかできていなかったことを認識しました。今、自分の学校に何が足りないのか、明日から何ができるのかを考えることができ、充実した時間になりました。

◇根本校長先生のお話をうかがって「しっかり文を読み、内容を捉え、情報を取捨選択する児童」を育てていきたいと思いました。学習センター、情報センターとしての役割を、担当者だけでなく全職員で理解し、指導にあたっていきたいです。

◇各学校の実践発表がとても参考になりました。自校でも実践してみたいと思うアイディアをたくさん聞くことができたので、早速取り組んでいきたいです。 

 

 

 

初任者研修 授業研修①

初任者研修 授業研修①が開催されました!


 5月24日(火)福島市市民会館において、初任者研修 授業研修①を行いました。
 特別活動や道徳教育、総合的な学習の時間や情報モラルについて研修を行いました。
 演習を通して、新たな気づきを得て、明日からの授業改善に生かそうとする姿が印象的でした。

【研修者の感想より】

◇学級経営の充実を図るための要となる学級会の大切さ、指導の基礎・基本について再認識できた。学級会の指導が学習指導や生徒指導、いじめの未然防止につながることを念頭において子ども達と接していきたい。演習では、マトリクスを活用した並列意見の集約(合意形成)の仕方について学んだ。できあがったマトリクスをもとに話合いを「見える化」することにより、合意形成へと導いていけるので実践したい。

◇特別活動の中でも特に学級活動について学んだ。学級活動が重要であることや、特質を改めて確認し、念頭に置くようにしたい。また、「人は欠点に目が行きやすいので反対意見の方が上がりやすい。」というお話から、消去法の話合いにはならないように気をつけたいと強く思った。そのためには、教師の普段からの発言のつなぎ方や発言に関する環境を見直し、適切に整えるようにする。研修を受ける前は、なぜ特別活動の講話をどの教科よりも先に実施するのか疑問に思っていたが、講話を聞き、特別活動を通して、日々の指導や学習環境、取り組ませ方がどれほど重要なのかを実感し学級経営の土台になる部分であるからだと納得した。

◇道徳科の授業は指導書通りに授業を行うのではなく、学級の子ども達の実態に合わせて基本発問や中心発問を考えることも大切だということを学びました。また、心の教育として、新たな自分や友達の考えに気づく時間にできるように授業を構成して行きたいです。

◇教科書会社などによって同じ教材であっても中心発問が違うということ、道徳科の指導案づくりでは、展開から導入、終末という流れで考えることを学んだ。道徳的価値についての課題をとらえ、人間としての生き方についての自覚を養うために価値理解、人間理解、他者理解というものがある。道徳では、一人一人の価値観を引き出したり、登場人物への共感を深めたりするために役割演技や動作化などを取り入れると、ねらいに迫る効果的な授業になると学んだ。

令和4年度 タブレットPC研修会(初級編)

 令和4年度タブレットPC研修会(初級編)を、各校に導入されたタブレットPC及び各ソフトウェアを日常的によりよく活用し、教育効果の向上が図れるよう、希望者を対象に6月1日から3日までの3日間、福島市総合教育センターにおいて実施しました。

 前半は、全員が「タブレット端末の基本操作」「指導者用デジタル教科書の活用方法」「指導者用タブレットPCの効果的な操作」についての研修を行い、後半は「初歩の基本操作」と「オリジナルの授業ノートの作成」の2つの班に分かれて実施しました。

 参加者の皆さんは、授業場面を想像しながら熱心に話を聞いたり、演習に取り組んだりしていました。

 

   
   

【参加者の感想】

・実際に操作を同時にやることで、理解が深まると感じた。困った時、丁寧に対応いただきありがたかった。

・MetaMojiの使い方が分かり、とてもほっとしました。早速、4年生の社会科の授業で福島県の特色について、作業ノートを作り、児童に書き込みをさせてみたいと思います。

・MetaMojiClassRoomを利用したことがなかったので、今回の研修で基本的な操作を学ぶことができ,大変勉強になりました。また、iPadの授業への活用法、スクリーンショットを利用したワークシートの作成法など、授業ですぐに活用できる内容を学ぶことができ、大変有意義でした。

・一つ一つ丁寧に教えていただいたので、明日から授業に生かせそうです。まだまだ難しい作業はできませんが、とにかく活用し少しずつ使いこなしていきたいです。またの機会がありましたら、研修に参加したいと思います。

・4月に他地区から来たのでこの2か月手探りでメタモジを活用してきましたが、操作の仕方やノートの作り方等確認することができてよかったです。

・タブレット端末を使った授業を行ったことがなく、とてもためになった研修でした。スクリーンショットやメタモジの使い方など勉強になりました。研修の経験を自分の授業で活かしていきたいです。

・すぐに授業で活用できそうな使い方・アイディアをたくさん知ることができ、早く授業で使ってみたい!!と思いました。丁寧に説明していただき、よく分かりました。

・いつもはワークシートをPDFで入れて、それに書き込ませる形をとっているのですが、今回、レイヤーの使い方を教えていただき、ただ書き込むだけではないワークシートの使い方について考えさせられました。PDFをさらに加工していくやり方を身につけていきたいと思いました。モニターの操作についてはまだわからないことも多いので実際に使っていきたいです。

・今まで何となく聞きかじった情報でメタモジを操作してやっていましたが、本日の研修で授業ノート作りにじっくりと取り組むことができて、非常に得るものが大きかったです。バラバラだった知識が繋がり、授業に生かす自信となりました。支援学級の子供たちに有効なノート作りに生かしていくことができます。ありがとうございました。

初任者研修 新規採用養護教諭研修 市内研修 一般研修

〇 4月27日開催 初任者研修 新規採用養護教諭研修 市内研修 一般研修 が開催されました。 

 4月27日(水)初任者研修 新規採用養護教諭研修 市内研修 一般研修 が行われました。本年度市内の小・中・特別支援学校に着任した初任者・新規採用養護教諭39名の研修の始まりです。
 午前中は、教育長講話と教育研修課長講義を行いました。先生方も、緊張気味ではありましたが、自己紹介で「生徒とともに育っていきたい」と教職に対する熱い思いを語る姿がたいへん印象的でした。
午後からは、福島で教育をするものとして「福島ファン」になっていただきたいと考え、初任地である福島市について知り、地域学習に生かせるよう、福島市内施設・観光名所の紹介を行いました。多方面で活躍する7名の皆様に福島の魅力について新任の先生方にご紹介いただきました。

ご協力いただいた皆様
○ 安斎果樹園         安斎忠作 様
○ 土湯温泉観光協会      池田和也 様
  こけし工人        阿部国敏 様
○ 高湯温泉観光協会      永山博昭 様
○ ふくしま花案内人    菅野紀子 様
○ 工房 おりをり     鈴木美佐子 様
○ NPO法人0073   永井康統 様
○ 浄土平ビジターセンター 西村真一 様

 受講者の感想
○養蚕の仕方や絹織物のよさを知識としてだけでなく、実際に真綿に触れることで品質の上質さや丈夫さなどを学ぶことができた。また、福島県の地域循環型の養蚕のあり方についても面白く、当時の福島市が潤沢で先進的な地域であったことは古関裕而の生きた時代背景と重なると感じた。このことから、地域学習や児童の身近な生活の中で農業やもの作り、または、歴史や文化など関連性があり、そこに気づかせることの重要性を感じた。

○福島がこのように恵まれた環境・土地であるこということを子どもたちにしっかりと伝えていきたいと思います。また、土湯や高湯などの観光地、花見山や浄土平などの自然、こけしや繭などの伝統的なものと、多くの素晴らしいものが福島市にはあるということを忘れてはならないと強く感じました。話を聞く中で、「歴史を大切にするところには未来があり、未来があるところには歴史がある。」という言葉がありました。どんなものにも必ずある歴史を、教員として子どもたちに伝えて行くことで未来に残していくことができると考えます。福島の魅力を私自身がもっと知り、自分の言葉で教えてあげたいです。

特別支援教育実践講座

 

 特別支援教育実践講座「子どもの問題行動への対応」長澤正樹先生の講演会を行いました。 

 5月26日(木)こむこむ館わいわいホールにおいて、新潟大学教職大学院教授・長澤正樹先生をお招きし、特別支援教育実践講座を実施しました。

 今年度は、「子どもの問題行動への対応」という演題で講演いただきました。ユニバーサルプログラムによる学級経営や、子どもが教師と一緒に話し合って決めた約束を子ども自らがチェックするセルフモニタリング、応用行動分析による問題行動への介入など様々な方法を紹介いただくとともに、問題行動分析ツールを活用しての個別の行動支援計画の作成の仕方など参加者体験型で教えていただきました。参加者からは、「自分自身の指導・支援について振り返ると共に、教えていただいたことを今後取り組んでみようと思った研修だった。」など、自分の実践に参考にしたいとの感想が聞かれました。

 講演後の質疑応答では、保護者との連携についてもお話しいただきました。

 長澤先生の実践的な講演は、参加者の課題解決に向けての方向性につながったようです。