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2022年7月の記事一覧

教育課題講座②「今こそ求められる特別活動の教育力 ―集団の教育力の再構築と活用―」

 7月15日、昨年度に続き國學院大學の杉田洋教授をお招きして、教育課題講座を行いました。杉田先生からは、特別活動の目標に示された「望ましい集団活動」とは、「互いのよさや可能性を発揮しながら…個が育ち、集団も育つ活動」であり、それを支えるために、誰よりも子どもを信じ、期待し、任せられる教師でありたいというお話がありました。特別活動の教育力のみならず、教育の原点について見つめ直し、杉田先生からたくさんの励ましをいただいた、とても充実した時間でした。

 

参加者の感想

◇教師が変わらなければ子どもは変わらない。学級会で生き生きと考え、話し合う子どもの姿を目指し、教育者としての技術を磨いていく必要があると感じました。明日から自分も変わらなければ、子ども達のために「やるぞ」という思いになりました。

◇2学期は、子ども達にこんなことを言いたい、こんなふうに接したい、もう一度子どもと学級活動を見直したいという思いでいっぱいです。子ども一人一人に、自分を認め、必要とされている実感をもたせられるような学級をつくりたいです。

◇私たち教員の役目、根幹を見つめ直す時間となりました。学級は変われる!先生って変われる!杉田先生にとても励まされました。私の今の役割を見つめ直し、できることを一歩一歩やっていきたいと思いました。杉田先生のお話は、何度聴いても新たな気付きがあります。やっぱり大切だという確認ができます。頑張ろうという意欲が湧きます。

研修主任研修会①

 6月27日に第1回研修主任研修会を行いました。福島県教育庁義務教育課の志賀匡行指導主事による講義では、本県の教育の現状とリーディングスキルを活用した授業づくりについて、わかりやすくお話いただきました。中学校区毎の話合いでは、子ども達の「よめる、つかえる力の育成」に向けた取組について、熱心な協議が行われました。

参加者の感想

◇リーディングスキルを活用した授業づくりについて、具体的な学習の場面を取り上げて分かりやすく提示していただき、授業に生かせる内容が多くありました。研修主任として今日学んだことを先生方に広め、学校全体で授業改善に努めていきたいと思います。 

◇リーディングスキルについて具体的に講義いただき、自分達が何気なく行ってきたことの中に、授業改善の視点があったということに気付かされました。リーディングスキルの視点も意識しながら「解像度」を高くして教科書を読みたいと思いました。

◇中学校区毎の班別協議では、それぞれの学校の現職で「読む力」をどのように扱っているのか、リーディングスキルをどのように活用しているのか共通理解を図れたことが大変有意義でした。

 

タブレット活用訪問研修

 タブレット活用訪問研修を、5月に続いて6月、7月に実施しました。

 

 

 6月  6日  佐原小  金谷川小  6月  8日  瀬上小  飯野小 6月  9日  大森小  庭坂小
 6月10日  福一小  荒井小     6月13日  飯坂小  平野中  6月14日  平野小
 6月15日  三河台小 北沢又小  6月17日  森合小  蓬莱東小 6月20日  鳥川小  庭塚小  
 6月21日  矢野目小  6月22日  下川崎小 水保小  6月23日  南光台小 渡利中
 6月24日  西信中  吾妻中   6月27日  笹谷小  中野小  6月28日  立子山小 信陵中
 6月29日  福四小  大笹生小  6月30日  清水中 7月  1日  岡山小  岳陽中 
 7月  4日  野田小  7月  8日  鎌田小  吉井田小 7月 11日  月輪小  平田小
 7月14日  飯野中  福三中  7月15日  大鳥中    

 ※41校(小32校、中9校)

 【感想】

◇新しい機能を知ることができました。色々なことができることが分かりました。どのように生かせばいいのか、授業の中で試していきたいと思います。活用することによって児童の学力がしっかりと定着するようにしていきたいです。

◇実際に操作することで身体で覚えられまたし、楽しさを感じました。子どもたちも楽しさを感じられるような活用法を身に着けたいと思います。

◇本日はわかりやすくご指導いただきありがとうございました。いろいろな機能もやってみることで理解できることが多いと思います。本校でも、気軽に研修できる機会をつくっていきたいと思います。

◇授業のどういった場面で効果的に使用することができるかも合わせて説明していただけたので、なるほどと思うことがたくさんありました。

◇養護教諭は、タブレットを使用する機会が少ないのですが、メタモジをおたよりへの活用だけでなく。委員会活動などの場でも使用していけたらいいと思いました。(ポスター作成など)保健指導でも使っていきたいです。

◇短い時間でしたが、質問に丁寧に答えていただき有意義な時間になりました。明日からの学習が楽しくなりそうです。

◇教えていただきながら研修時の課題は何とかクリアすることができます。そういった内容を自分の教科の単元や教材の指導にどう生かしていくかということを積み上げながら学習していきたいと思います。

◇生徒同様、ワクワク感を感じました。我が子もよく小学校の宿題でトマトの成長日記で写真付きで作成したり、リコーダーの録音をしたりしています。そうして使ってきた子たちが中学校に入学すると思うと、私たち中学校教員が使いこなせるようになるのも急務と感じました。今日は暑い中ありがとうございました。

初任者研修 新規採用養護教諭研修 カウンセリング研修

初任者研修 新規採用養護教諭研修 カウンセリング研修が行われました。
 
 6月21日市民会館において、初任者研修 新規採用養護教諭研修 カウンセリング研修が行われました。午前中に宍戸仁美指導主事より教育相談の基礎として、「教育相談の位置づけ」や「教育上の問題」、「教育相談の進め方」などについてお話いただきました。午後は、相馬智子スクールカウンセラーにカウンセリングに関する基礎的な知識や技法等について、演習を通して体験的に理解することを目的として、講義・演習をしていただきました。
 初任者の先生方と新規採用養護教諭の先生方は、4月からの自分を振り返り、明日からの実践につなげようと意欲を高めていました。

【受講者の感想より】
◇不登校傾向・不登校児への対応について、児童や保護者の意思を尊重しつつ大切なクラスの一員であることを示すことが必要であり、宍戸指導主事の実践例がとても勉強になった。別室登校でも給食当番や掲示物作成など、できることをやらせ居場所感を与える。そのためには、児童生徒の気持ちに寄り添い、時には興味関心があるものに一緒に取り組むことも必要だとわかった。

◇授業中の立ち歩きや集中していないなど、児童の気になる行動があった時に、まずは教師自身が自分の行動を振り返ったり、授業改善を行ったりしていくことで、児童の行動改善につながることがわかりました。授業に見通しを持たせ、勉強が苦手な児童だけでなく、勉強が得意な児童に対しても「わかる」「楽しい」と思えるような授業を心掛けたいと思いました。     

◇相手が勇気をもって話をしていることを自覚し、何を求めているかを的確に捉えて話を聞くことを大切にしたいと思った。また、話を聞くと菌は自然と解決策を考えて、提示してしまうことがあるが、それでは相談者本人の成長につながらないため、受容と傾聴の姿勢を持ち、相手が話の中で問題解決の方向を見つけられるように支えていくようにすると学んだ。

◇生徒を一人の人間として尊重しながら話を聞くことも重要であると知った。偏見をもつことなく肯定的に受け止め、生徒との約束を守ったり、守れないときは断りを入れたりするなどして一個人としての尊重を忘れず対応することが必要だと学んだ。悩んでいる生徒の気持ちを受け止め共感しながら生徒の成長を支援できるよう、相談の際の技法を確認したいと感じた。

小・中学校プログラミング教育実践講座

 小・中学校プログラミング教育実践講座を7月5日(火)、6日(水)、7日(木)に開催しました。

 前半に「プログラミング教育」の概論についての講義を受講した後,小・中学校区でプログラミング教育への取り組みを共有しました。後半は,本センターにある3つのプログラミング教材を体験しました。

 

【主催者あいさつ・講義「プログラミング教育概要」・情報交換】

【ブログルによるプログラミング体験】

【m-Botを使ったプログラミング体験】

【micro:bitを用いた「ネットワークを利用した双方向性のあるコンテンツ」体験】

【受講者の感想】

〇「ネットワークを利用した双方向性のあるコンテンツ」の具体的な姿がイメージできずにおりましたので、今回の研修でその一例を示していただけて大変ありがたかったです。

〇正直なところこれまで、プログラミング教育と言われても、どのようなものについて学習するのか想像できていなかった。しかし、今回の研修を通して、プログラミング教育の習いを確認した上で、どのようなことを学ぶべきなのか知ることができました。また、実際に紹介いただいた教材は、どれも楽しみながら学習できるもので、ぜひこれからの授業で活用したいと思えるものばかりであった。

〇プログラミング教育導入の経緯や情報活用能力など、プログラミング教育についてわからない事ばかりであったため大変勉強になった。自分の学校ではどのようなことをしているのかしているのか確認したいと思う。また、さまざまなプログラミング教材を体験することができてよかった。また、中学校区とも連携しいろいろな話を聞けたので、今後の参考になった。学校でもこのような教材を活かしてプログラミング教育をできていければと思う。

〇プログラミング体験が大変興味深いものだった。担任している子どもたちがすぐに活用できそうなものもあった。プログラミングを進めていくことで子どもたちの可能性を広げることにつなげられるよう、出来ることから取り組んでいきたい。また、学校でも周知していきたい。

〇様々な教材を活用したプログラミングが体験でき、これまでは知らなかった活用方法を知ることができました。小学生(特に低中学年)においては、プログラミングが難しいこともあると思っていましたが、アンプラグドプログラミングという言葉を知り、そのような方法で取り入れることもできると分かりました。

〇今年度の全国学力テストに関する内容が出題されていたので、ぜひとも研修を受講したいと思い希望しました。小学校で指導する上で、プログルのソフトはとても活用しやすいと思い、校内でも伝達したいと思います。また、講義を聞いて、小学校で学習したプログラムが、どのように中学校につながるもわかったのでとても勉強になりました。

〇学力テストにもプログラミングに関する問題がいくつか出ていること、大学入試に情報が加わることも踏まえ、これからますますプログラミング教育が大事になってくると感じました。できることから、実践していきたいと思いました。