センター事業等
教育課題講座①「心を育て、つなぐ特別活動 ー幸せな未来を拓くー」
12月13日に、國學院大學人間開発学部教授の杉田洋氏をお招きして、教育課題講座を行いました。講演では、学校行事や学級の活動に生き生きと真剣に取り組む子どもたちの姿がスクリーンに映し出され、杉田先生から「特活の力は子供力である。子どもは、失敗から多くのことを学び、失敗を乗り越えた分だけ成長する。教師には、子どもに失敗させる勇気が必要である。」というお話がありました。特別活動の力と教育の本質について考えることができた充実した2時間でした。
研修の様子
参加者の感想
◇ 自分たちで考え、仲間と支え合える、そんな学級集団になるよう、子どもたちと共に頑張りたいと思いました。子どもたちの「したい」をたくさん引き出すことができる学級をつくりたいと思います。
◇ 子どもたちに、もっと失敗させて、もっと乗り越えさせて、もっと磨き合わせて、子どもたちの輝く未来をつくるという教員の仕事に誇りをもって、明日からまた頑張ろうという気持ちになりました。
◇ 改めて「自分はなぜ教員になったのか」を考えさせられました。目の前にいる子どもたちを本気になって育てようとしているのか、という問いに対して、もっと向き合っていかなければならないと強く感じました。子どもの力を信じ、本気になってぶつかって、心を育てる教育をしていきたいと思います。
◇ 終始涙が止まりませんでした。教師という「人の心を育てる」仕事の責任の大きさを痛感しました。今までの自分を振り返り、指導の不十分さを感じて、学級の子どもたちに申し訳ない気持ちになりました。子どもたちに、心と心がつながることを実感させられるように、教師としての自分を見直していきたいと思います。
初任者研修・新規採用養護教諭研修 特別支援学校参観研修
11月19日(金)、初任者・新規採用養護を対象に特別支援学校参観研修を行いました。
研修者は、ふくしま支援学校の小学部から高等部の授業を参観するとともに、講義やグループ協議を通して、特別な支援を要する児童生徒への指導の在り方について知見を深めることができました。また、合理的配慮の必要性やユニバーサルデザインの考え方、就労に向けた支援の在り方についても学ぶことができました。
研修の様子
参加者の感想
◇ 子どもの困り感を共有し、その子に合った手立てを考えることを大切にしたいと思いました。また、様々な不安を抱えている保護者の思いを大切にして、子どもにも保護者にも寄り添った支援ができるようになりたいと思いました。
◇ どの学部でも、子どもがやる気を見せた瞬間を見逃さないよう、常に子どもの表情や変化に気を配ることを大切にしているとのでした。このことは、通常学級にも通じることであると思います。私も適切なタイミングで適切な指導ができるよう、子どもの様子に気を配りたいと思います。
◇ 子どもへの声のかけ方や分かりやすい指示の出し方などについて学ぶことができました。私の指導にも取り入れていきたいです。全ての子どもにとって分かりやすい指導、安心できる環境の大切さを感じました。
◇ 子どもの目線に立った教室環境、ユニバーサルデザインについても学ぶことができました。「ともに歩み、ともに学び、ともに育つ」という、ふくしま支援学校の教育理念 と、「教員は子どもから学ぶことが多くある。」という校長先生の言葉を心に留めて、自分の学級、学校の子どもと向き合っていきたいと思います。
タブレットPC研修会(初級編)
11月24日(水)、25日(木)、26日(金)の3日間、タブレットPC研修会(初級編)を開催しました。66名が参加し、タブレット端末及び授業支援アプリの基本操作、指導者用デジタル教科書の活用法についての研修を行いました。本研修会は、タブレット端末と授業支援アプリ、指導者用デジタル教科書を活用した授業の充実を図る目的で、初級者を対象に実施しました。
参加者の感想
・タブレット端末には便利で学習に効果的な機能がたくさんあり、これからの授業実践に活用していきたい。
・よく分からなかった操作の仕方が分かったので、活用していきたいと思った。子どもたちが楽しみながら学習の充実を図れる内容も知りたい。
・操作や機能面だけでなく、それを使ってどのような学習活動ができるのかを知ることができたのでとてもよかった。
・タブレット活用の基礎基本を学ぶことができた。活用がまだ不十分であると感じているので、授業に活用していきたい。
・授業支援アプリの利用に少し不安があり、授業で活用するのを避けていたところがあった。今回の研修でいろいろな操作の仕方が分かったので、ICTやタブレットを活用した授業に取り組んでいきたい。
・同じような研修を何度か受講しているが、それでも新しく知る便利な使い方があり、とてもよかった。
小学校教諭初任者研修 授業研修②
11月5日(金)、金谷川小学校において小学校、小学部の初任者を対象に、授業研修②を行いました。研修者は、鈴木直子教諭の算数科の授業を通して、子ども達にとって必要感のある課題設定の仕方、ねらいに迫るためのコーディネートの仕方等について学ぶことができました。
参加者の感想
◇ 鈴木先生の授業から、一人一人を大切にする授業づくりが子どもの主体性を育むということを学びました。鈴木先生のお話にもあったように、「わかる・できる」授業は学級経営につながるということを感じました。
◇ 授業を参観して、様々な驚きや学びがありました。鈴木先生の精選された発問や、既習事項を生かした導入によって、先生が必要以上に話さなくても、子ども達は進んで学習に取り組むことができていたのだと思いました。子ども達の学習に向かう姿勢も印象的でした。鈴木先生のお話から、学習規律を指導するだけでなく、指導を徹底することが大切であることを学びました。
◇ 自分の授業で大事にしたい部分が曖昧になっていたのですが、今回の研修は、そのことを見直すきっかけとなりました。緻密な教材研究をして本時のねらいを明確にもつことの大切さについて、改めて考えることができました。時間がないと言い訳をせず、子ども達のために自分の授業を磨いていきたいです。
中学校教諭初任者研修 授業研修②
11月4日(木)、北信中学校において中学校、中学部の初任者を対象に、授業研修②を行いました。研修者は、村上美紀教諭の数学科の授業を通して、生徒の学びを深めるための誤答の取り上げ方や、目的を明確にした学習形態の工夫等について学ぶことができました。
参加者の感想
◇ 授業を提供してくださった村上先生から、本時の授業の細案を見せていただきました。ねらいに迫るために、どのタイミングでどのように発問するのかを入念に考え、授業の準備をされていることが分かりました。そのような準備があるからこそ、生徒が「分かった」「できた」と実感できる授業になるのだと考えました。準備の時間を惜しまず、よりよい授業を目指したいと強く感じました。
◇ 教材研究をしていたつもりになっていましたが、村上先生の授業を参観して、授業の準備や教材への向き合い方など、改めて真摯に向き合わなくてはならないと感じました。また、授業における生徒同士の関わりが、生徒指導や学級経営にもつながることを強く意識して指導しなければならないと思いました。
◇ 授業参観を通して、午前中の講義で学んだ内容についての理解を深めることができました。目的のあるペアやグループ活動の設定、ICTの効果的な活用等、自分の授業にどう生かせるのかを具体的にイメージすることができました。教科指導の基本技術について学ぶことで、自分の授業を振り返るとともに、よりよい指導方法について考える貴重な機会となりました。