センター事業等   ※人物が特定できる写真の掲載につきましては,本人の了承を得ております。

センター事業等

キラキラ 第4回ルーキーズカフェを実施しました!

 今回のルーキーズカフェは、新採用から2年目の先生方4人が実行委員となり、企画・運営を行いました。実行委員の先生方がプレゼンターとなり、①ドッチビーや風船バレーの実践の工夫 ②野菜づくりについて ③ブレインジムについて ④カフートの活用 ⑤キャンバの活用などのワークショップが行われました。参加者の先生方からは、「明日から実践できそう!」という感想が聞かれ、有意義な時間を過ごしました。

※ ルーキーズカフェとは、教職経験2年目程度までの先生方を対象として学級経営に生かせる、ちょっとした技などを学ぶ希望参加型の自主セミナーです。

NEW ふくしま教師塾修了式・研修報告会が行われました!

 令和6年2月9日(金)市民会館において、令和5年度ふくしま教師塾修了式・研修報告会が行われました。第12期生の下川崎小学校、小島桃子教諭が2年間の研修を修了し、修了証を受領しました。その後、小島先生を含む4名の塾生が1年間の研修の成果を発表しました。

グループ 自主セミナー ルーキーズカフェ開催!

 12月16日(土)に今年度第3回目の「ルーキーズカフェ」を開催しました。

 今回は渡利学習センターにて、ボッチャを行いました。ボッチャをするのは初めての先生もいましたが、教育研修課のボッチャチームによる丁寧な説明を受け、試合を楽しみました。

 試合の中では、ミラクルショットもあり、ボッチャのルールから楽しみ方、作戦の立て方まで経験することができたと思います。ボールの配置を見ながら、「次のボールはどこをねらうといいのか?」みんなで考える姿は、チーム対応そのものでした。

 次回のルーキーズカフェは、採用2年目の先生方が企画します!お楽しみに!

 ※「ルーキーズカフェ」とは、福島市教育委員会教育研修課で開催する、教職2年目程度(講師の先生も含む)の先生方を対象とする自主セミナー。

ゲーム(ネット)依存予防講座

 11月14日(火)に、「ゲーム(ネット)  予防講座」を開催しました。関心の高い内容で、募集人数を超える申し込みがあったため、会場を福島市総合教育センターから福島市市民会館に変更して実施しました。
 家庭と連携して対応するための教師の関わり方について、「依存」中の対応、「過剰使用」の段階の対応、「予防」等の段階に分けて、研修を行いました。
 研修で取り上げた資料は、各校で共有したり、加工したりできるようにしました。

<受講者の感想>

・ネットやゲームの開始年齢がどんどん下がっている昨今、小学1年生入学と同時にルール作りが必要だなと思いました。
・前任校でも現在も、子どもの一番の健康課題は電子メディア(ネット、スマホ、ゲームなど)の過剰使用だと感じています。本日の内容は大変分かりやすく、これからどのように取り組んでいくか考えることができました。
・「明確な表現を使う」、「子どもに与える機器については家族も知識を」、「肯定的な興味を示す」など、なるほどと思うことがたくさんあり、これからの指導や個別懇談でも役立てたいと思いました。
・子どもたちのネット使用の問題をどう改善できるか悩んでいたので、今回たくさんヒントをいただきました。「促進要因」にばかり注目していた自分のことも反省しました。「抑制要因」に目を向け学級でできることを見つけ学級でできることを実践していきたいと思います。
・講話の中の「他律ではなく自律」子どもに考えさせ、親と子で一緒に考え、一緒に知識を身に付けることはとても重要だと思いました

NEW 福島市立福島第一中学校において、令和5年度放射線教育推進校授業研究会を実施しました!

 学級活動・理科・総合的な学習の時間でにおける、放射線教育の授業を公開しました。令和4年度より、学校を挙げて先生方が熱心に実践を重ねてきたことを、真剣に授業に取り組む生徒の姿から伺うことができました。

 全体会では、松陵中学校長 阿部 洋己氏から、「これからの福島の放射線教育」と題して、子供たちがどのように放射線教育をとらえられているのかという実態調査をもとにしながらご講話いただき、これからの放射線教育の授業づくりにつながるヒントをたくさん得ることができました。

 『震災の記憶がほとんどないこどもや、震災後に福島に生まれのこどもにとって、どのような放射線教育が必要なのか?』という視点から、今後も小中学校における放射線教育の在り方について研究して参ります。

 

NEW 大熊町立学び舎ゆめの森を訪問しました!(ふくしま教師塾市外研修)

11月9日(木)に、ふくしま教師塾市外研修として、大熊町立学び舎ゆめの森を訪問しました。学び舎ゆめの森は、認定こども園、義務教育学校、学童保育が一体となった施設で、0歳から15歳までの子どもが一緒に生活しています。その環境を生かし、切れ目のない異年齢集団による教科等横断的な探究学習や、個別最適な学び、協働的な学びを推進していました。先生方が、子どもの思いや願いを理解し、一人ひとりに寄り添う姿が印象的でした。

    
   

教育相談実践講座「子どもが学級を好きになる対人関係づくり ~COCOLOプランに触れながら~」 中村恵子先生の講演会を行いました。

 10月18日(水)、こむこむ館わいわいホールにおいて、東北福祉大学准教授・中村恵子先生をお招きし、教育相談実践講座を実施しました。
 中村先生からは 「子どもが学級を好きになる対人関係づくり ~COCOLOプランに触れながら~」 という演題で講演いただき、はじめにCOCOLOプランについて、「誰一人取り残されない学びの保障」や校内の支援体制等、ご説明いただきました。その後、集団社会化について「帰属集団を好きになるほど、集団の魅力度が高く、同一化の動機が高まり集団適応が促進される」こと、また意図的・構成的な仲間づくりの方法として「対人関係ゲーム」を、参加者が実際体験することで、その楽しさや有効性を感じることができました。「人間の行動動機の1つに、『楽しい』ことがあります。子どもたちを対人関係ゲームでどう楽しませるのか。それは『大人が素を出して、対人関係ゲームを楽しむ!』ことです。」先生のご講演は、多くの参加者にとって課題解決のヒントとなったようです。
 参加者からは、「担任として、子どもたちを楽しませる最大ツールでありたい」、「明日からすぐに使えるゲームばかりでありがたい」、「実際やってみて、こんなに和やかな雰囲気になるのを実感した」との前向きな感想が多く聞かれました。

令和5年度算数科授業力向上講座を実施しました!

 10月12日(木)、矢野目小学校に於いて、文部科学省 国立教育政策研究所教育課程調査官 笠井健一氏を講師に招き、「算数科授業力向上講座」を実施しました。

 講座の前には、矢野目小学校教諭 横山貴士先生が3年生の授業を行いました。算数が苦手な子どもに寄り添い、子どもの言葉を丁寧に拾ってコーディネートすることで、子どもが自分の言葉で自分の考えを説明している姿が見られました。

 講座の中では、笠井先生が横山先生の授業を解説しながら、いま求められる算数の授業で大切にしたいポイントについて具体例を交えお話しされました。

   
    

 

『防災・放射線教育研修会B』を双葉町・浪江町で開催しました!

 9月28日(木)に、『防災・放射線教育研修会B』を双葉町・浪江町で開催しました。今回は、東日本大震災・原子力災害伝承館と震災遺構浪江町立請戸小学校に赴き、現地で開催しました。参加者からは、「資料だけでは伝わらない、現地でしか味わえない、大切なことを学んだ。」「子どもたちに伝えていく責務を改めて痛感した。」などの実感のこもる感想がきかれました。今後も『ふくしま』を見つめる研修を続けていきます。

飯坂の復興と町おこしにかける人々から学ぶ~初任者研修

 9月20日(水)パルセいいざかにおいて、「初任者研修 社会奉仕体験活動研修」を実施しました。本研修では、飯坂温泉観光協会より齋藤利香子様と㈱安斎果樹園より安齋忠幸様を講師としてお招きしました。齋藤様からは、東日本大震災当時、飯坂温泉に避難してこられた方への支援の様子や、現在の町おこしの取組などを、安齋様からは、地域青年部としての取組や、新たな地域イベントづくりへの取組などについてお話をいただきました。また、安齋様の講話の後には、安齋様率いるバンド「DEFROCK」のミニライブも行われ、実際の活動の様子を知るとともに、研修者のリフレッシュにもなっていました。

 午後は、研修者自ら飯坂温泉街等を歩き、印象的な造形を見つけ、写真撮影をするフィールドワークを行いました。この活動を通し、町のよさを発掘し、地域の魅力発信につなげていく過程について研修しました。

令和5年度「総合的な学習の時間授業力向上講座」を開催しました

 9月21日(木)に、國學院大學教授 田村学氏を講師に招き、「総合的な学習の時間授業力向上講座」を開催しました。「生涯探究社会へ向けて ~探究モードへの挑戦~」という演題のもと、探究のプロセスである①課題の設定 ②情報の収集 ③整理・分析 ④まとめ・表現 を、具体的な実践例とともにお話しいただきました。参加者からは、「田村先生の講演を聞き、私自身の探究モードのスイッチがONになりました」や「課題設定や整理・分析の仕方が参考になりました」などの感想が聞かれ、たいへん有意義な講座となりました。

 

 

 

タブレットを活用した個別最適化、協働的な学びづくり講座

 9月5日(火)、6日(水)、7日(木)の3日間、「タブレットを活用した個別最適化、協働的な学びづくり講座」を開催しました。募集人数を超える申し込みがあったため、3日に分けて研修を行いました。
 研修は、①【講義】個別最適な学びと協働的な学びについて、②【演習】他者参照、協働学習等に必要なタブレットの活用方法について、③【演習】個別最適な学び、協働的な学びの観点からの授業改善 の3部構成で行いました。
 最後の演習では、Jamboardを活用して、講義で学習した「他者参照」をしながら、個別最適な学び、協働的な学びの授業モデル(手引き)づくりを行いました。

 受講者の声

〇個別最適化の学びのイメージをはっきり持つことができました。今更ながらですが、今までの授業と大きく違っていました。子どもに学びを任せるという授業スタイルをICTを活用しながら考えて行きたいと思います。本当に勉強になりました。

〇個別最適な学びと、協働的な学びについて、これまでよりも理解することができました。また、メタモジは普段から使用していますが、新たな活用方法や技能を学ぶことができてよかったです。今後の授業の中で活用できるよう、教材研究していきたいと思います。

〇実演が多く勉強になりました。授業改善の必要性を強く感じました。個別最適化と協働的な授業のために具体的な手立てがわかりました。実践したいと思います。ありがとうございました。

〇普段ICTを使った授業は行っていないので、知らないことばかりだったので、勉強になりました。特別支援学校でも、児童の実態に合わせて取り入れられるところは実践していきたいと思います。

〇学習形態のイラストから学習活動を設定する方法はとても考えやすかった。今後もこの方法を指導案作成等にも生かしていきたい。

〇主体的・対話的で深い学びと個別最適・協働的な学びの関係についての講義があった上での実践的な研修だったのが大変よかったです。MetaMoJiとGoogleアプリ双方のよさを生かして授業改善と学びの改善を進めていきたいと思います。

〇今求められる指導観に触れることができ、これからの実践への意欲が高まりました。特に、複線型の授業ということに関して、「学びがそれてはいけない」という思いが強すぎ、生徒の可能性を伸ばせなくなっていたのではないかと自己を振り返るよい機会となりました。まずは、1時間でもこのような複線型の授業を展開し、生徒の個別最適な学びを促し、より深い学びに向かえるようにしたいと考えました。本日はありがとうございました。

ルーキーズカフェを開催しました!

 前半は、「伏見珈琲店」のマスターをお招きして「おいしいコーヒーのいれ方」を教えていただきました。福島市総合教育センターの第二研修室も本物のマスターの佇まいと珈琲の香りでカフェに早変わり!1週間前に焙煎した豆と、当日の朝焙煎した豆による珈琲を飲み比べしたり、伏見さんのお話に耳を傾けたり、「ほっとするひととき」を過ごしました。 

 後半は、フリートークの時間をもちました。同年代の先生方同士、授業や日々の業務について情報交換をして、互いに励まし合うような雰囲気でした。今回のルーキーズカフェでは紹介した本を借りていく参加者の姿もありました。ルーキーズカフェが先生方の笑顔や授業改善にちょっとでも役立つことを願っています!

情報モラル教育講座

 8月30日(水)に岐阜聖徳学園大学DX推進センター長芳賀高洋様を講師にお迎えし、情報モラル教育講座を開催しました。
 デジタル・シティズンシップ教育の理念や実践について、グループ協議も交えながらわかりやすく教えていただきました。
 デジタル社会の善き担い手を目指し、「~してはいけない」というブラックリストを作成するのではなく、「~しよう」というホワイトリストを子どもたちとともに考えて行くことの重要性について理解を深めました。

 受講者の声
・ 情報端末の活用のよさや課題について、自分で意識していた以外のことにも多くのことに気がつくことができました。
 その中から、本講座の目的にもなっている、情報モラル、デジタルシティズンシップの必要性、重要性を実感することができました。デジタル社会の中で生きる資質・能力の育成は不可欠であり、児童生徒が主体的に参加して学んだり決定したりすることが大切だと感じました。
・ デジタル・シティズンシップについて初めて知りました。ブラックリストを作成するのではなく「どうしたらよいか」「何ができるか」を考えホワイトリストの考え方がとても良いと思いました。情報教育の場面以外でも有効活用できると思うので、取り入れたいです。
・ デジタル・シティズンシップ教育は、ICT機器の使用の際だけでなく、普段の生徒指導にも繋がる部分があると思った。
 「~してはいけない」ではなく「~はできる」「なぜしてはいけないのか考える」忘れがちだが1番大切なことだと思った。
・ 「デジタル・シティズンシップ」教育とは初めて耳にする言葉であったが、今回の講座に参加し、学校課題解決におおいに役立つものと考えた。世の中技術革新はめざましく、ますます便利になっていくが、反面、使い方によっては悪い影響も出てくる。「~をやってはダメ」「~は禁止」というこれまでの考えから一歩脱して、「~すると~になる」的発想からマニュアル作りをすることは生徒指導でも生かせると感じた。
・ 班でのワークショップでは、他の班の発表を聞いて、同じような課題を感じている方が多いのだなと思いました。ICT活用のスキル面の課題と、使用のしかたの課題があり、デジタル・シティズンシップ教育が課題解決につながっていくと思いました。

防災・放射線研修会A 実施

8月31日(木)防災・放射線研修会Aを開催しました。

市内の小・中・特別支援学校の先生方56名が参加し、市内で想定される防災や昨年度金谷川小学校で行われた放射線教育の実践について、また環境再生プラザの協力を得て学校で取り入れることができる放射線授業について学びました。

学校経営講座

8月24日に、洗足こども短期大学教授 井上眞理子氏を講師に、「質の向上を目指す教育現場マネジメント」と題し、管理職を対象とした学校経営講座を開催しました。

井上氏からは、「教育現場では、「マネジメント」という視点での運営が弱い」という問題提起がなされ、管理職がリーダーシップを発揮して、学校の組織力を高めていくことが重要であることを、具体的なポイントをあげてお話しいただきました。

参加者からは、「これまで考えてきた組織の在り方を、理論として明確にしていただきすっきりとした。」「学校組織をマネジメントするために、校長としてなすべきことをもう一度具体的に落とし込んでみたい。」などの意見が聞かれました。

 

 

2年次教員フォローアップ研修・新規採用養護教諭研修「企業等体験研修」

8月2日(水)、3日(木)にJAふくしま未来様のご協力を得て、2年次教員フォローアップ研修・新規採用養護教諭研修の1つである「企業等体験研修」が行われました。

「湯野共選場」では桃の選果を、「新福島ファーム」ではナスの収穫と梱包作業を、そして「花卉共選場」では花の共選を体験しました。

 

 

福島学院大学にて幼稚園保育実践講座を実施

福島学院大学において、「幼稚園保育実践講座」を開催しました。

福島学院大学認定こども園長 二谷京子先生より、「子どもの可能性をつなげる架け橋プログラム」についてご講義をいただいた後、福島学院大学附属幼稚園や子ども図書館を見学させていただきました。

【研修者の感想】

 ◇本日の講義内容で、小学校の先生に子どもの姿を見ていただくだけでなく、何を経験し、遊びの中で何を学んでいるのか等を言葉で説明する力が大切だというお話が特に印象に残りました。目に見えない教育、あと伸びする教育だからこそ、言語化し、見える化することで幼児教育の中身を具体的に発信できるよう努力していきたいと思いました。

◇小学校との交流はしていても、これでよいのかと曖昧な不安や疑問がありました。今日の講義を聴いて、まずは幼稚園での育ちを見える化して伝えることを意識しようと思いました。 

 ◇今回の講話で、私たちが小学校の先生にどのように子どもの育ちを伝えていくのか、具体的に知ることができてよかったです。今後私たちもしっかりと伝えられるようにしていきたいです。 

 ◇こども園の環境を見せていただいたことも、いろんな発見があり、もっと自分の園の環境づくりを工夫してみたいという気持ちが高まりました。

◇今年度、異校種交流ができたことにより、小学校の先生にぜひこども園での子どもの姿を分かってほしいという思いを強くもっていました。この交流の中で、子どもの姿を伝えさらにどのような体験、経験をしているのか、どのような学びにつながっているのか説明し、有意義な時間にしたいと思いました。

 ◇子ども図書館はとても魅力的でした。本に触れる楽しさを十分に感じられる素敵な空間ですね。環境の大切さを実感しました。

2年次教員フォローアップ研修

 2年次教員フォローアップ研修 教科等指導研修が行われました。国語科・算数科の授業づくりに関する講義の後、事前に準備していただいた指導案を基に模擬授業を行い、授業づくりについて協議しました。

 採用から1年が経ち、思いも新たに、さらなる授業の改善に向けて研修を深めることができたようです。

【研修者の感想より】

 ◇2年目になり、自ら学ぶ場に行かなければ、成長することはできない。職員室で声を出せば先生方が助けてくださり、一緒に考えてくださるという環境が当たり前ではないと改めて感じました。指導・助言いただけることに感謝し、素直な心で、丁寧に物事を行っていこうと思います。さらに自分から動いて教師としての資質・能力を高めていけるよう努めていきます。

 ◇3人の低学年の先生の模擬授業を教師として指導技術、ねらいに迫る手立ての視点で見ることによって、自分に足りなかったことや自分ができていないことなどを知ることができました。今回算数を選択し、単元の数学的な見方・考え方はどこなのかを考え、授業を作る大切さがわかり、これまでもやもやしたところが改善されたり、新たな発見をすることができました。

 ◇模擬授業を通して、児童にとってわかりやすい、見やすいワークシート・板書についてとても勉強になりました。説明が長くなりすぎてしまうことが多いので、もっと児童から引き出せるようにしたいです。実際に児童役として模擬授業を受け、児童の立場になって考えることで、難しさに気づくことができました。日々の教材研究でも、子どもの視点で考えることが大切だと実感できました。

 ◇2年目になり、授業を見ていただく経験がぐっと減りました。今日の研修で、模擬授業を他の先生方に見ていただき、とても勉強になりました。自分の直すべきところ、改善できるところを客観的に教えてもらい、明日からの実践にすぐに生かしたいと思いました。また、いただいた指導助言からも、国語の授業で大切なこと、実践例を学び、あっという間の時間でした。

 ◇教師になる夢を叶え、学校の先生として子どもたちの前に立ち、授業や日々の指導をすること、学校での仕事をすることは思っていたよりも大変なことが多く、まさに山に登ったら、息が切れてきたということを実感する毎日でした。大変なことが多くある毎日ではありますが、子どもたちの成長にかかわることができる楽しさや、わくわくした気持ちもあります。これからも、授業を研究していき、充実した日々を過ごしていきたいです。

教育課題講座②「よめる・つかえる力の育成」

福島県教育庁 義務教育課 指導主事 志賀 匡行 先生を講師に迎え、教育課題講座②「よめる・つかえる力の育成」~リーディングスキルを生かした授業改善~を行いました。

本市でも読解力向上推進事業を始めて3年目を迎え、今年ですべての小・中学校でリーディングスキルテストの受検を終えました。先生方の関心度も高く、参加者は約150名ほどになりました。

ぜひこの講座の内容を参考にしていただき、授業改善を通した学力向上の在り方を模索していただければと思います。

 [研修者の感想から]

◇毎日忙しく過ぎてしまい、このところ、一番大切な教材研究の時間をとっていませんでした。今回の講座で、教材研究がとても大切で、つまづきに対してどう迫っていくかをあらかじめ予測して教え方を工夫しなければと痛感しました。

◇授業の中で特別に何かをするのではなく、毎日の学習の中で、支援していくための教師側の見方が大切なのだと感じました。私は、低学年を担任しているので、明日から児童への支援の在り方や、児童の学習への向き合い方を考えて、学習が楽しいと思える授業を作っていこうと思います。

 ◇リーディングスキル(以後RS)が低い児童の中には、教科書を読み解くことに苦手意識があるだけでなく、プリント学習や暗記学習といった自立的に学べる姿から離れている児童もいます。発達段階に合わせてRSを伸ばすことで、読解力が向上し、授業に興味関心をもって臨めることで確かな理解にもつながると学びました。日々の授業の中で、教科書等を正確に読むことを大切にし、児童に活動や発問、説明の意図が正しく伝わるような表現をし、児童の見取りの質の向上に努めたい。

 ◇子どもたちのRSを高めるだけでなく、教師自身のRSを高めることも大事だと分かりました。子どもたちのつまづきや、困難がわかれば教師の指示や発問が変わる。教材研究するときには、内容や言葉一つ一つに着目しつつ、発問や支援の手立てを考えるようにしたいと思います。

 ◇教師自身が、RSの視点で教科書を読むことで、児童一人一人のつまづきや困難なところを予測し、それをもとにわかりやすい指示や発問を考えていくようにすると、授業が変わっていくということがイメージできました。

本 小学校プログラミング教育実践講座

 7月4日(火)、5日(水)、6日(木)において、小学校プログラミング教育実践講座を開催しました。小学校におけるプログラミング教育のねらいについて理解を深め、プログラミング教育を実践していくための研修を実施しました。

 講義「プログラミング教育の概要」、情報交換「プログラミング教育の取組(現状と課題)」、プログラミング教材(説明と演習)を取り上げた3部構成での内容で行いました。

 参加者の感想

・プログラミング教育のねらいやプログラミング的思考がどういうものなのか改めて知ることができた。アンプラグドプログラミングなどを通して、子どもたちのプログラミング的思考を育成することで子どもたちの可能性を伸ばすことができるので、本日学んだことを生かして取り組んでいきたい。

・プログラミングの課題について、他校の先生方と意見交換ができてよかった。マイクロビットは少し難しかったが、理科の学習に活用できそうだと感じた。

・プログラミング教育をするための準備時間がないと考えていたが、物事を順序立てて考える力などを指導する視点で考えればよいことに気づき、これからの指導にも活かせる講座でした。

・アンプラグドについては、全学年で取り入れることのできるものであるということを理解した。担任している学級の課題でもある、筋道立てて物事を進める力や効率よく進める力の育成に力を入れたい。

・研修の機会が少なく、プログラミング教育では何をしたらよいのか明確ではなかったが、様々な教材があること、気軽に取り組むことができることが分かった。

学校 特別支援教育実践講座「実践的!保護者との連携」長澤正樹先生の講演会を行いました。

 

 5月25日(木)こむこむ館わいわいホールにおいて、新潟大学教職大学院教授・長澤正樹先生をお招きし、特別支援教育実践講座を実施しました。
 今年度は、「実践的!保護者との連携」という演題でご講演をいただきました。「保護者との連携(理念)=協働作業」であること、事例から保護者面談のポイント、対応の基本を学び、具体的な会話例からどのように話をすればよいのか教えていただきました。また、保護者の立場を尊重して、教師が話を聴くことの重要性、スクールカウンセラーとしての先生のご体験も踏まえた相談でのポイント、コミュニケーションが難しい困難事例への対応方法などを学ぶことができました。参加者からは「今まさに困っている子と同じ事例があり、どんな話をするか悩んでいたので、ヒントをいただいた。」「相談者は何をしてほしいのか考えることも大切だと思った。」などの感想が聞かれました。 

島恒生教授(畿央大学・奈良県)による「道徳科授業力向上講座」を開催しました

 5月26日(金)に畿央大学(奈良県) 教授 島 恒生 先生とオンラインにより、「道徳科授業力向上講座」を行いました。
 チャット機能を活用して、講師の先生の問いかけに研修者の先生方が答える場面もあり、オンラインながら、積極的な意見交流が行われました。
 今回の講座は、校務支援システム内(校務支援システム内で視聴できるのは、福島市の教職員のみとなります。)で夏休みまで視聴できますので、ぜひご覧ください!

〔研修者の感想等〕

◇ とても学びの多い時間でした。「プラス思考の道徳」「学校で最もマイナスなのは道徳教育」という言葉にドキッとしました。学校内の重点価値項目も、授業の組み立ても、児童の課題を解決することを念頭に考えていました。たしかに、教師が子どもに教える、子どもの劣っているところを向上させるという意識では、子どもたちが主体的に考えることは難しいと思いました。今後は子どもたちのよさを伸ばすというプラス思考の道徳を展開していきたいです。1時間の授業づくりの話では、特に、ダイヤモンドの原石の発言を待ち、ダイヤモンドにしていくということが印象に残りました。学習指導要領をしっかり読み、児童の発達段階に合わせた道徳心を養っていきたいです。本日はありがとうございました。

◇ 道徳教育で養う道徳性は、なぜ大切なのかまで考えさせることで、道徳的価値のある深い学びにつながることが分かった。また、教師がダイヤモンドの原石を理解し判断し、想定しておくことで、小さなつぶやきを拾い、みんなで追求して「考え議論する道徳」につながることが分かった。児童の得意なものを引き出し、もっている力を伸ばし活躍できる、話したくなる場を作る授業を行っていきたい。

◇ 教師が子ども達の意見を、どのように取り上げ、つなげていくのかというコーディネートの技を具体的にお話いただたことが大変参考になった。子ども達の多様な考えを引き出し、上を向く授業ができるように努力していきたい。

◇ 道徳の授業の展開を考える際に、児童に三層の段階に沿って考えてみることで発問がどの理解レベルのものなのかがわかり、教材研究の際にすぐに取り入れたいと思った。教材に基づいて講義をしていただき、発問の選択肢の中で考えながら学べたことでより理解することができた。

◇ 児童からねらいとする意見が出ずに悩むことが多かったですが、道徳の授業の中だけではなく、普段の学校生活の様々な場面において、発達段階に応じた声がけをしていく中で、ダイヤモンドの原石を子ども達の中にため込んでいくことが大切ことを学ぶことができたので実践していきたいと思います。

携帯端末 タブレットPC研修会

 5月31日(水)、6月1日(木)、6月2日(金)の3日間、タブレット端末の利用に不安や困り感がある教員を対象に、授業支援アプリやオンラインミーティングツールの設定・操作・活用を取り上げた研修を実施しました。ICTを学習に活用していくために、少人数での研修を行いました。

 参加者の感想

・少人数で、質問に対応しながら進めていただいたので、確実に疑問を解消することができた。
・既知の内容が多かったが、繰り返し説明を聞くことで、実際の操作に対してのハードルが下がった。
・明日から早速利用していきたい。このような研修の機会があるとありがたい。
・知らなかった機能を知ることができた。今後の学習活動に活かせそうです。
・MetaMoJi ClassRoomの操作の仕方で、わからなかったことが解決できた。また、専門用語も確認できた。
・レイヤーについては十分に理解ができていないので、配付されたテキスト(操作ガイド)を活用していきたい。
・少人数での研修で、質問もしやすかった。

携帯端末 オンライン授業づくり研修講座

 今年度、新たに開講したオンライン授業づくり研修講座が、5月24日(水)に行われました。前半は、オンライン授業の目的や授業デザイン、事前準備や撮影方法、授業例についての講義がありました。後半は、オンライン授業で利用するミーティングツールの設定や操作方法、デジタル教科書とアプリケーションを併用した配信の仕方について体験しました。 

  参加者の感想

 ・これまで何となく分かっていたことが明確になった。今後の授業でぜひ活用していきたい。

 ・Webex Meetingsを活用した授業は,グループ活動など活発に行えるので、自分の授業にも活用していきたい。

 ・すでに知っていた情報もあったが、初めて知ることができたことが多く、今後の授業でも活用していきたい。

 ・今回の知識を活かし、授業づくりができればと思った。

 ・設定、操作、活用について知ることができた。今後忘れないように、授業等で活用していきたい。

第1回 ルーキーズカフェが開催されました!

 6月3日(土)福島市総合教育センターで今年度第1回目のルーキーズカフェを行いました。
 今回のワークショップは、「学級でつかえる消しゴムはんこづくりです。動物の顔のはんこに、表情を書き足したりしてつかえる『消しゴムはんこ』等をつくりました。手作りのぬくもりを大切にして、子どもたちとのコミュニケーションツールとしてぜひ活用してほしいと思います。
 後半は、2年目の先生方を中心に、ゲームをしたりフリートークをしたりしました。先生方のさわやかな笑い声が、総合教育センターの廊下にずっと響いているのが印象的でした。

【参加者からの感想】

◇『板書練習』・『子どもとできるゲーム』・『授業でつかえるアイテム』づくりなどやってみたい。
◇自分でつくった消しゴムはんこづくりは少し形がいびつだったりしましたが、とても愛着が湧きました。子どもたちとのコミュニケーションの1つの手立てとして活用していきたいと思います。
◇同世代の先生と話す機会が少ないので、今回も楽しかったです!学級でつかえるものづくり(掲示物とか)のワークショップもやってみたいです。
◇同世代の先生とゲームやはんこづくりを通してコミュニケーションをとることができ、楽しかったです。次回も学級でつかえるものなどをつくってみたい。
◇スタンプづくりなど有意義な時間を過ごすことができました!ありがとうございました。
◇消しゴムはんこものすごく楽しかったです!!学級の提出物チェックに早速使います。同年代で話せて良かったのですが、正直もっと話したかったです。ありがとうございました!!

 

 

携帯端末 授業支援アプリ研修講座

 4月21日(金)と5月1日(月)、本センターにおいて、今年度福島市に赴任した教員を対象に、各学校で活用している授業支援アプリ「MetaMoJi ClassRoom」とオンラインミーティングツール「Webex Meetings」を取り上げたICT研修を行いました。2つのアプリを初めて操作する方が、児童生徒の学習支援や授業で利用できるように、基本操作の演習を中心に実施しました。

 

<参加者の感想>

・今回の研修を受けて今後の授業に活かせると思えるようになりました。

・メタモジというアプリが初めてで分からない点が多かったのですが、本日の研修で基礎的なことを学ぶことができました。

・ICTを活用した授業を実践できるようチャレンジしてみたいと思います。

・地区が変わり,使用していたアプリが変わったので今回の研修をこれからの授業等に役たてていきたいと思います。

・初めて聞いたアプリだったので学びが多く勉強になりました。学んだことを生かして授業で生かしていきたいです。

・教師の画面と生徒の画面を並べながら操作を確認できてわかりやすかった。

携帯端末 令和5年度 第1回ICT推進員研修会

  児童生徒に一人一台のタブレット端末が配備された環境において、授業を始めとする教育活動に有効に活用されるよう、ICT機器活用のスキルアップや有効な活用方法等の共有を図るため、令和5年度第1回ICT推進員研修会を4月28日(金)に、福島市市民会館で実施しました。 研修会では、ICT推進員の役割を確認し、AIドリルの活用方法、令和5・6年度の重点目標、校内の研修方法、端末機の管理・運用などについて研修を深めました。

ルーキーズカフェ

 3月4日(土)、福島市総合教育センターの土曜開館日に、教員経験年数1~2年の先生を対象とした『ルーキーズカフェ』を開催しました。 

 

 今回は、正しい電話応対の仕方を学んだり、皆さんで黒板にシャボン玉の書き方を練習したりしました。また、フリートークをしながら、「ITO」というゲームで盛り上がりました。
 参加者の先生からは「体験的な内容だったので、具体的な場面を思い浮かべながら参加することができました。少ない人数だからこそできたことかもしれませんが、とても大切なことだと思います。」「同じ年代で教職経験も同じ程度の先生方との交流は、とても気持ちが軽くなる気がします。内容についても重く捉えすぎずに、それでもしっかりと勉強することができ、嬉しかったです。」との感想をいただきました。
 次年度は、「ルーキーズカフェ」本格的に、開店したいと思います!

タブレット活用訪問研修

 第3回タブレット活用訪問研修を各学校、各先生のニーズに応じて、授業支援、個別・グループ研修を中心に行いました。先生方はそれぞれのスキルを高め、新たな授業展開に向かってチャレンジしていました。先生方のICTを活用した授業力のさらなる向上が、必ずや児童・生徒の学びに対する興味・関心、意欲を高め、何より理解を深めさせることでしょう。「すべては、子どものために」今後も頑張ってください。今年度も1年間ありがとうございました。

  

  12月 7日 福一中  12月  9日 大笹生小  12月13日 南向台小 福三中
 12月14日 三河台小  鎌田小  12月19日 野田中  12月20日 松川小
 12月21日 杉妻小   12月23日 岳陽中    1月  6日 松陵中
   1月11日  金谷川小    1月12日 余目小     1月13日 中野小 
   1月16日 吉井田小  庭坂小    1月18日 清水小  野田小     1月19日 庭塚小
   1月20日 西根中    1月23日 清明小  福四中     1月24日 蓬莱中 
   1月30日 福三小     1月31日 大鳥中     2月  1日 立子山小 
  2月 2日 佐倉小     2月  3日 福二小     2月  6日 矢野目小 
  2月 7日 ふくしま支援     2月  8日 渡利中     2月10日 福四小    御山小
   2月13日 平田小     2月15日 下川崎小     2月16日 信夫中
   2月20日 笹谷小    2月21日 吾妻中    2月22日 鳥川小
   2月24日 蓬莱東小    2月27日 佐原小  月輪小    3月  3日 平石小
   3月  6日 森合小        

   ※44校(小31校、中12校、特支1)

【感想】

 ・MetaMoJiについて一対一で丁寧に教えていただいてよく分かりました。基本が分かっていない私でも授業で使える教材を用意してくださり、具体的な活用方法がよく分かりました。今日教えていただいたレイヤーをさっそく使いたいと思います。 

・新しい機能を覚えたのでぜひ使いたい。宿題などにアンケートをつけると、その子がどんな風に解いたかなどにも使えそうです。レイヤーを上手に使いながら、考えを共有したりノートを作り上げたりしたいと思う。MetaMoJiのよさを生かしながら作品作りをしていきたい。

・MetaMoJiとデジタル教科書を併用することの便利さ効率の良さが分かりました。

・FCSアカウントについてよく分かりました。MetaMoJiとの違いやGoogle Workspace for Educationの良さが分かってきました。ありがとうございました。授業での活用の仕方を考えて、取り組んでいきたいと思います。

・Googleでできることが分かった。基本的な操作が分かったので使っていこうと思う。Googleのよさをどこで生かせるか、いろいろと試していくことで、使い方を覚えていきたい。

 ・Qubenaについて、出来ることを中心に具体的にお話ししてくださったので、どんなふうに活用できるか良く分かりました。

 ・授業や日々の連絡等で使っている中で、よく分からずにいたことや新しい活用方法などが分かりました。ICTを活用することで、授業への興味等は増すが、内容の深まり等、紙媒体、手書きの方が効果が大きい面もあり、どうすればよいか考えていきたいです。

・次々とチャレンジしたいが、実践できない。研修時間が欲しい。

・このような訪問研修をこれからも受けたい。基本の基本がまだまだ理解し使いこなせないので研修を続けたい。ただ一人では、思い出せない。(習ったことが。)

・管理職の立場で、会議等でのICT活用も考えていきたい。(本校教務主任は、会議でのICT活用をすでに行っている。)

・単学級のため、どの単元でICTが活用できるか具体的な活用の場面について、他学年の先生方としか情報交換ができない。同学年の先生同士の活用のアイディアを共有できる機会があればありがたい。

・分からない時に、すぐ聞けるシステムがあるとありがたい。子供たちに教えた方が、自分が理解するより早いので、センターの指導員の方を授業の派遣申請をしても良いのでしょうか。よろしくお願いします。

・MetaMoJi、Qubena、FCSと、いろいろなものが次々と入ってきて、先生方は大変なのではないかと思います。ICTを家庭学習等にの課題にも活用する機会が多くなり、充電不足になることがあります。

・使用しているアプリが自治体によって異なる(GoogleやMetaMoJiなど)ので、活用方法を理解しても、異動により使えなくなってしまう可能性があるのが気になります。

初任者研修 市内研修 他校種参観研修 (福島市立渡利中学校)

初任者研修 市内研修 他校種参観研修 (福島市立渡利中学校)

 11月4日(金)に初任者研修 市内研修 他校種参観研修(小学校教諭)として、初任者(小学校教諭)32名が、福島市教育委員会研究委託校(福島市立渡利中学校)の公開に参加しました。


***************** 研修者の感想***************


○中学校の授業を参観するのは初めての経験であった。授業の進め方は、小学校と同じであったが、小学校の授業が、その後の中学校での授業の基礎になるものであるため、小学校の段階から授業の流れや自力解決の仕方、友達との交流や共有の仕方を確実に抑えておく必要があると気付くことができた。また、根拠をもちながら説明、答えを出すことが当たり前になるため、発達段階に合わせながらポイントをおさえて説明するなど明日の授業から少しずつ実践していきたいと思った。今回、中学校の授業を参観したことで、小学校段階の学びとのつながりに改めて気付くことができた。

○今回の研修を通して、小学校と中学校が連携することの重要性を学ぶことができた。同じ中学校区で義務教育9年間を見通した指導体制が求められると感じた。地域では何が問題になっているのか、何に力を入れて指導していく必要があるのかを小学校と中学校の教員が一緒に話し合っていく必要がある。また、教科の指導においても小学校で何を身に付けさせなければならないのか、小学校での学習を中学校ではどのように生かすのかを把握しておく必要があると感じた。

○ICT活用には、学習の効率化や情報活用能力の向上など、様々なメリットがあると感じた。しかし、ICTの活用ばかりに目が向き、その活用場面を詰め込みすぎると、肝心のねらいが達成できないことがある。ICTの活用場面を精選することで、生徒が授業の中で自然にICTを活用し、よりよいものにしていくことが大切であると思った。タブレット等を活用することで、意見交換を行う協働学習や生徒の理解度に合わせた個別学習が可能となるので、上手に組み合わせていきたい。

タブレット活用訪問研修

第2回タブレット活用訪問研修を行いました。

 

 

 8月25日 松川小    渡利中  8月26日 三河台小  佐原小   8月29日 西根中
 8月31日 渡利小    飯野小  9月  1日 平野小  9月  2日 水原小  平石小   
 9月  9日 清水小    矢野目小   9月12日 蓬莱東小  庭坂小  9月13日 平野中
 9月14日 御山小    福四中  9月15日 瀬上小  9月20日 福一小    余目小
 9月26日 金谷川小 9月28日 吉井田小 10月  3日 吾妻中   
10月  7日 杉妻小    鎌田小    10月14日 湯野小 10月17日 笹谷小 
10月19日 水保小    福三中  10月21日 庭塚小 10月24日 森合小
10月25日 大森小 10月26日 下川埼小 10月31日 福二小    岡山小
11月  2日 北沢又小 清水中     11月  4日 福四中  信陵中 11月  8日 荒井小
11月  9日 岳陽中 11月10日 清明小    立子山小 11月11日 蓬莱中
11月14日 月輪小    鳥川小 11月16日 野田小    佐倉小 11月24日 ふくしま支援
 11月25日 平田小   11月29日 松陵中    

  ※51校(小38校、中12校、特支1校)

【感想】

◇WebexとMetaMoJiを両方使うことは今後たくさんあると思いますので、今日学んだことを生かしていきたいと思います。ありがとうございました。                                                                      ◇ICTの活用が苦手な先生には個別に指導していただくのが一番だと思いました。操作しながら教えていただけて助かりました。                                                                 ◇生徒がタッチペンで細かい字が書けない。(数学では数式などを文字入力ではできないため、「書く」を使用する。)i ペンシルなど使用できるようになれば、通常のノートのように生徒も書けると思います。                           ◇定期的にこのような研修があるとタブレットを更に活用すると思うので、また開催してください。             ◇生徒からのアンケートなどで集めたデータをどう分析し、評価へつなげるかが今の困っている部分です。ICTを活用すればするほど、沢山のデータが集まるので、その効果的な活用が課題です。                                         ◇具体的な場面を想定して体験することができ、イメージがとても膨らみました。今後、いろいろ試して還元していきたいと思います。                                                               ◇Webexのアンケート機能よりMetaMoJiのアンケート機能のほうが使いやすいと感じました。早速、活用したいです。                                                                                       ◇レイヤーの意味が少し分かった。FCSポータルサイトがもう少し使えるようになれば、白パソからデータを家に持ち出さなくとも仕事ができるのがいいなと思った。アカウントは持っているので、開いてみたい。                      ◇コース別で研修していただけたことで、自分の知りたいことを知ることができる研修となりました。短い時間設定だったのですが、大変学びになったと思います。ありがとうございました。                                    ◇「ICTでこんなことができたらいいのに」と思った時、すぐに聞けるところがあるといいと思う。大きい学校では得意な方がいれば聞けるが、小規模学校では難しいです。                                                                                                                       ◇仮想教育委員会学校のサイトに、各学年、各教科の授業ノートのデータをできるだけ多く、ダウンロードできるようにしていただきたいです。

 

 

 

 

 

 

 

初任者研修 市内研修 授業研修②

初任者研修 市内研修 授業研修②

 10月26日(水)に福島市立吉井田小学校において、初任者研修 市内研修 授業研修②(小学校教諭)が行われました。講話や授業参観、協議を通して、初任者は、授業を行う上での悩みや疑問に向き合うことができたようです。校長先生より、「学校は、なりたい自分になるための貯金をするところ」という話があり、研修者は改めて、学校教育の在り方を捉えなおしていました。

*********************** 研修者の感想***********************


○授業を参観させていただき、子どもたちの書く力がとてもついていると思った。それは、これまでの授業で学習訓練や個別支援があったからだと学んだ。特に、書けない子に対していくつかの選択肢を与え、理由を考えさせるという支援が参考になった。また「聴写」の訓練も必要だと学び、次の日に実践してみた。めあてを書く際に、見て書くのに時間がかかる子がすぐに書いていて、支援になる方法だと学んだ。

○校長の講話から、今自分が就いている教員という仕事は、各家庭から、大切な子どもの命を預かっているのだということを再確認した。「空振りは許されるが、見逃しは許されない」という言葉を心に置きながら、児童の変化を見逃さず、対応を怠らないようにしたい。教師として、児童の可能性や才能を見つけて育てることができるよう「気付く感性」を大切にして児童と関わっていきたいと思う。

○自分たちが実践している指導方法や、課題についてのグループ協議では、同じような悩みを抱えていることや、参考にしてみたい実践があり、多様な視点から考えることができた。特に、ICTについては、ただ使えばいいというわけではなく、どの場面で活用したら効果的なのかを考えながら使う必要があると感じた。

初任者研修・新規採用養護研修 市内研修 特別支援学校研修


初任者研修・新規採用養護研修 市内研修 特別支援学校研修


 11月16日(水)に初任者研修 新規採用養護研修 市内研修 特別支援学校研修が福島市立ふくしま支援学校で行われました。研修者は、この研修を通じて小学校低学年の段階から、将来の進学、社会的自立を目指して指導計画を立てていくことの大切さやどの学校においても子どもたちにわかりやすく「伝わる」ように話していく大切さを学んでいました.。

 

***************** 研修者の感想****************


○普段見ることができない、特別支援学校の授業や教室環境について多くの発見があった。中学部や高等部の授業で、子どもたちが真剣に作業に取り組んでいたり、教師の言葉かけを受けて自分で作業を進めたりしている姿を見て、日頃から将来を見据えた授業をしていることを知ることができた。また、どの先生も穏やかにゆっくりと子どもに伝わる言葉で話していた。今回の参観で、先生方の子どもへの関わりの中に多くの学びがあると実感した。今後、子どもの進級後の姿をイメージしながら授業を行ったり、周りの先生方の言葉かけを観察したりすることを意識し、さらに子どもに寄り添った指導・支援を実現して行きたい。

○就労に向けて、小学部の時から、身辺処理や身支度などを意識させることが大切だと分かった。特別支援学校だけではなく、小学校でも社会生活に向けて、子どもたちが困ることのないように、教師が先を見据えて指導していくことが大切だと学んだ。
 
○「特別支援教育は、特別な教育ではない」という言葉が印象に残った。「一人一人と じっくり関わる」「実態把握」「良さを伸ばす」などのキーワードが話の中にあったが、これらが大切であることは特別支援教育に限られた話ではないと強く感じた。今の学級でも、一人一人に応じた丁寧な教育をしたい。また特別支援教育について、支援学級の 先生方や教育書から積極的に学んでいきたい。

初任者研修 市内研修 授業研修② (福島市立野田中学校)

初任者研修 市内研修 授業研修② (福島市立野田中学校)
 

11月1日(火)に初任者研修 市内研修 授業研修②(中学校教諭)が福島市立野田中学校にて行われました。 

 

【 研修者の感想】


○ 職能発達上の変化は経験3年目までに生起する。そのためにはスタートダッシュが重要なので、自分の授 業を撮影し、自分で振り返ってみる。研究授業のたびにビデオを残したり、本をたくさん読んだり、先生方の優れているところを吸収したりする。目指す授業像は、「優れた教師の周到に準備された授業」である。
高澤校長先生の講話を聴き、自身の日々の授業に対する思いや準備は、まだまだ伸びしろがあると感じた。先生がおすすめしていた、大村はま先生の教育書を早速読み始めたので、学ぶのが楽しみである。

○ 授業参観をして、考えを共有する際のメタモジの活用方法が効率的で、学びの蓄積にもつながるよい方法だと感じた。自分の授業でも実践してみたい。また、一人も取り残さない「わかる」授業を行うために様々な手立てがあり、生徒も意欲的に授業に取り組んでいると感じた。

○ 数学は、自分の担当教科の社会とは縁遠いものだと思っていた。しかし、工藤先生の授業を参観させていただき、その認識は間違っていたと分かった。ICT機器と板書の使い分けが勉強になった。こちらに注目させたい時にICTを機器を使い、生徒にじっくりと考えさせたい時には板書を使っていた。また、誰一人おいていかない授業の展開を行っており、支援が必要な生徒に対する丁寧なフォローなど、勉強になることばかりだった。工藤先生が机間指導の際に活用していた座席表も、生徒の様子を把握するために有効であり、すぐにでもまねをしようと思った。

初任者研修 市内研修 他校種参観研修 (福島市松川小学校 福島市野田小学校)

初任者研修 市内研修 他校種参観研修 (福島市松川小学校 福島市野田小学校)

 10月28日(金)に初任者研修 市内研修 他校種参観研修(中学校教諭)として、初任者(中学校教諭)6名が、福島市教育委員会研究委託校(福島市立松川小学校 福島市立野田小学校)の公開に参加しました。


        ***************** 研修者の感想***************


【 福島市立松川小学校 参加者】
〇ICTの活用については、葛藤など目に見えないものを可視化する手段として効果的である。しかしICTはすぐに表示できるが、すぐに消えてしまう。その面では構造的な板書をつくることは難しい。このようなデジタルとアナログのよさを理解することが大切だと学んだ。


〇ICTの活用は手段であって、目的になってはならない。授業のねらいを達成するために、ICTの活用が効果的かどうかは使って見ないと分からないので積極的に挑戦したい。また、効果的なICTの活用方法を探るために、教員同士の研修意識が重要である。


【 福島市立野田小学校 参加者】
〇現在、クラスの3分の1(もしくは半分)の小学生が教科書を読めていないまたは理解していないという話がとても衝撃的だった。教師がこの事実をしっかりと受け止め、誰一人取り残すことのない授業を考えていくことが大切だと思った。そのためには、RS(リーディングスキル)を意識した授業を日々行い、曖昧な言葉で表現するのではなく、子供に伝わる適切な言葉を精選して授業を進めていきたい。


〇 授業の中で取り組まれていた「聴写」について、「聴写」を行うと聴く態度の育成にもつながるということだった。私の授業では「聞く」が主となってしまっているように思う。子供たちが「聴く」態度を身に付けられるようにできることから取り組んでいきたい。意味調べについて、「生活経験がなく知らないものは理解できない。」というお話を聞き、まさにそのとおりだと思った。担当する英語の授業でも、生徒が意味を理解していない単語や表現の内容は理解が難しいように感じる。親密度の低い言葉や理解度の低い言葉について確認しながら授業を行っていく必要があると学んだ。

初任者研修 市内研修 小規模校研修

10月7日(金)に福島市立佐原小学校において、初任者研修 市内研修 小規模校研修が行われました。

          

       ***************** 研修者の感想***************


〇「授業を行う上での現状と課題」の演習では、自分のできていることと、今後の課題についてあげることができた。図式化 したことで、教材研究の大切さを改めて実感し、今後の教材研究をより徹底していきたいと思った。また、他の班のシートを見て、活動の明確化や興味関心をもたせるための工夫など参考になる意見を見つけることができた。


〇小規模校の特性を生かし、縦割り班や異学年での活動で交流を深めている。同一学級に2学年の児童がいるので、上の学年が下の学年の面倒を見たり、お手本になっていたりと自然と自分の役割が学校生活の中で身に付いていると感じた。学年別指導では、各学年の学習過程を「直接指導」「間接指導」を組み合わせ、ずらして学習を進めていくことを知った。「間接指導」における学習の進め方を充実させることが、主体的に学ぶことへもつながっていると感じた。


〇複式学級の授業を初めて参観させていただき、2つの学級の学習指導を同時に行うことの難しさを学ぶことができた。学習リーダーが教師の役割を代わりに行いながら、子供たちがめあてやまとめを自分たちで考え、学習を進めていた。主体的に学習に取り組む姿がとても立派であり、自分のクラスの子供たちにも自分で考える力を身に付けさせたいと思った。

 

 

研修主任研修会②

11月18日に第2回研修主任研修会を行いました。教育研修課が主催する調査研究事業「読解力の向上に関する調査研究」の協力員である先生方を中心に、「読解力を意識した授業改善」について模擬授業を交えながら紹介していただきました。オンラインによる開催でしたが、講師の問いかけについて考えたり答えたりしていただく場面もあり、参加者の先生方には子どもの立場で授業を体感していただくこともできました。

参加者の感想

◇国語科の要約の授業を通して、子どもが何をどうすればよいのかを理解するために、焦点化を図った発問をすることが大切であるということがわかりました。これまで「大切だと思うところに線を引きましょう。」という言葉を多用していたことを振り返り、子どもたちに対して不親切だったと反省しました。
◇文の構造を明らかにしていくことで、内容理解が深まったり、算数の立式にスムーズにつなげられたりすることは、子どもたちの「わかった」という学ぶ喜びにもつながると思いました。授業の中で、意識して子どもたちに問いかけていきたいと思います。
◇歴史の教科書の内容が思った以上に難解で驚きました。教師が内容をかみ砕いてわかりやすく教えるのではなく、場面によっては音読をさせ、内容を箇条書きさせるなどして、子ども自身に読み取らせるということを意識することが大切だと感じました。また、図や表、グラフ等と関連させることで、教科書の内容をより深く理解することができるということを体感することができました。
◇理科の説明の中にあった「直接体験+RSの視点で教科書を読む→科学的な概念」という部分に大変納得できました。子どもたちに、教科書を丁寧に読む時間をつくっていなかったことが、今の自分の授業に足りないものであるということを実感しました。

 

 

教育相談実践講座「学級の人間関係をつなぐ集団社会化療法」

 教育相談実践講座「学級の人間関係をつなぐ集団社会化療法」 中村恵子先生の講演会を行いました。

 10月19日(水)、こむこむ館わいわいホールにおいて、東北福祉大学准教授・中村恵子先生をお招きし、教育相談実践講座を実施しました。

  中村先生からは「学級の人間関係をつなぐ集団社会化療法」という演題で講演いただき、「集団社会化療法」について、「学齢期以降の適応課題の中核は学校適応である」こと、「帰属集団を好きになるほど、集団の魅力度が高く、同一化の動機が高まり集団適応が促進される」こと、また「意図的・構成的な仲間づくりの方法として『対人関係ゲームが有効』である」こと等を具体的な事例をもとにご紹介いただきました。 「SCでは1人を適応させるのに6ケ月、集団遊びではオセロゲームのように一気に不適応を適応に変えるマジックがある。」など中村先生のご講演は、多くの参加者にとって課題解決のヒントとなったようです。

 参加者からは、「学級を帰属集団として、多様な子供たちに対応しながら、いかに好きになれる集団にしていくかが大切だと分かった。」、「明日から自分の実践に生かしたい。」との感想が多く聞かれました。

 

 

 

 

「みんなができる算数科の授業づくり」算数科授業力向上講座

10月13日(木)国立教育政策研究所より 教育課程調査官 笠井健一 先生をお招きし、令和4年度算数科授業力向上講座を実施しました。

受講者からは、

○「特に『問い返し』の大切さを学ぶことができた。一部の児童の発表だけで終わるのではなく、『問い返し』により、全員が理解できる授業にしたい。」

○「自分の授業を振り返ると、いわゆるAクラスの児童中心に進めていた。しかし、今日教えていただいた具体的な方法によって、全員の子どもが考える授業をつくっていけると感じたので、明日から実践してみたい。」

○「ふりかえりの場面をどうするか迷っていたが、適用問題の活用が有効であることを聞き、気持ちが軽くなった。」

などの感想が聞かれました。笠井先生による、具体的な授業場面を想定してのお話は、大変わかりやすく、「なるほど、自分もできそう!」と感じるものばかりでした。明日からの授業に生かせるお話をいただけ、大変貴重な時間となりました。

初任者研修 市内研修 実地研修

9月21日(水)に初任者研修 市内研修 実地研修が行われました。飯坂温泉観光協会の齋藤利香子さんからは、震災当時、飯坂温泉の人々が避難してきた方々にどのような支援を行ってきたのかをお話ししていただきました。また、DEFROCKのターキンさんこと、安斉果樹園の安齋忠幸さんにも、音楽を通した新たな地域イベントづくり~町おこしを楽しむ~という題でお話と、演奏をしていただきました。

 

 

【研修者の感想】
○安斎さんのお話をしている姿が生き生きとしていて、自分が好きなことに対しての企画力や実行力がとても魅力的に見えた。 自分の好きなことを追求していくことが、新たなイベントにつながり、それが地域活性化にもつながると感じた。また、何より自分が楽しんでいる人は周りからみても魅力的に映り、活動や周囲の人にもつながっていくことを実感した。考え方一つ、行動一つで仕事に対しても楽しさが変わってくる。教員としても安斎さんのように、楽しく生き生きしながら子供たちの前に立つことが大切なのだと学ぶことができた。

○誰かに元気や勇気を与えることができれば、それこそが社会奉仕・社会貢献である。そのためには、相手のことを思う気持ちが大切である。飯坂の方たちは、東日本大震災発生時に被災者を旅館で受け入れたり、温泉を無料開放したり、被災して大変な方たちを懸命に支えた。齋藤様はその経験から、人として成長することができたとおっしゃっていた。社会奉仕・社会貢献活動は、相手のために行動しながらも、結果的に自分が成長することができると感じた。

第2回ICT推進員研修会

    第2回ICT推進員研修会を9月22日に、福島市市民会館で実施しました。
 研修会では,「FCSの活用の仕方について」の説明及び「タブレット端末を活用した教育推進に向けて」の講義、「タブレット端末の活用における校内の課題の解決に向けて」の協議を行いました。特に、協議では、中学校区ごとに話し合いを行い、効果があった取組や課題について共有することができました。

 

 

効果があった取組

[授業]

・マルチウインドウ活用することで、子どもの学習過程が分かる(三小)

・Pagesを使って歴史、総合のまとめの新聞を作成した。(蓬莱東小)

・数学の関数のグラフなどとwebexで共有して細かい部分まで説明したところ「先生、見えません。」がなかった。(平野中)

・ミシンのセットのしかたを動画で撮影し、共有したことで1人1人確認しながらできた。(大森小)

・休校中、担任は自宅から分科は学校からオンラインでつなげて授業を実施した。(鳥川小)

・MetaMoJi ClassRoomにアップした友達の作品のよさをみつけて書き込みをさせた。(清明小)

・不登校児童へのオンライン授業が効果的であった。(吉井田小)

・MetaMoJi ClassRoomのアンケート機能を活用した国語科の授業。(鎌田小)

・メモ帳やwebexの活用により書字が苦手な子が表現を拡げることができた。(余目小)

・MetaMoJi ClassRoomに板書の写真を貼り付けておくようにして、いつでも振り返ることができるようにした。(渡利小)

・聴覚優位な児童にとってデジタル教科書は音声+青色で表示されるため理解しやすい。(北沢又小)

・配信ブックマーク内の教科書コンテンツの活用(理科・外国語活動・家庭科)。(大笹生小)

 

[家庭学習等]

・家庭学習での外国語のスピーチ練習の録画をすることで、1人1人のスピーチを聞くよりも時間が短縮され、じっく り聞くことができる。(森合小)

・持ち帰りで学習計画表をMetaMoJi ClassRoomで作成し、毎日記録させるようにしたことで、タブレットに触れる機会が増えた。

・週末作文の課題をノートからMetaMoJi ClassRoomに変えたら長い文章が書けるようになった。(平石小)

・宿題プリントをMetaMoJi ClassRoomで配付したことで、印刷・採点の手間が減った。(第一小)

 

[学校生活]

・タブレットに合唱コンクールの曲が入っているので自分たちで練習できた。(野田中)

・放射線教育の講演をwebexとMetaMoJi ClassRoomを用いて各教室で行うことができた。(大鳥中)

・Keynoteを活用して委員会や学年集会の発表を行っている。(平石小)

・修学旅行や校外学習での写真の記録として活用した。(吉井田小)

・学年目標や修学旅行のしおりの表紙に入れる絵をGoogleフォームにより学年でアンケート投票した。(北信中)

・オンライン生徒会総会をしたことで、コロナ感染症対策とペーバーレスを実現できた。(西根中)

・生徒総会要項、生徒会役員総選挙要項をMetaMoJi ClassRoomにて配付。(飯野中)

・生徒会総会でwebexで投票したところ、開票作業を行わずに済んだ。(信陵中)

 

[その他]

・事後研のICT化。(御山小)

・学校便りをMetaMoJi ClassRoomによる配信にしたことで、不登校生徒への確実な伝達ができた。(西根中)

・図書のよみきかせを動画で撮影し、AirDropで全員に送信し、家庭でみてもらった。(水原小)

 

令和4年度タブレットPC研修会(中級)

 各学校に導入されたタブレットPCをより効果的に活用していくために、今年度より新しく中級編が行われました。希望者を対象に9月6日から8日までの3日間、総合教育研修センターで実施しました。

 前半の「Webex Meetingsの活用」では、投票機能やブレイクアウトセッションの行い方、ipadのスプリットビュー、スライドオーバー機能等、「授業における授業支援アプリの活用」では、MetaMoJi ClassRoomの新機能や授業ノートの共有方法を学びました。

 後半の「情報活用能力育成を目指すICT活用」では「個の学び」と「協働の学び」体験を行い、スライドの作成の仕方やルーブリックについて学びました。

 盛りだくさんの内容でしたが、参加者の皆さんは、熱心に話を聞いたり、演習に取り組んだりしていました。 

 

【受講者の声より】

・ICTの活用について使い方が完全に理解していないため使用しなかったりすることがありましたが、今回MetaMoJiの活用やタブレットの使い方について学ぶことができ、これから少しずつではありますが授業に活かしていこうと思います。

・今まで知らなかったことがたくさん分かったので、大変勉強になりました。今日学んだことを学校に帰ってから、先生方にお伝えしたいと思います。特にMetaMoJiの新機能が参考になったので、使ってみたいと思います、ありがとうございました。

・これからの授業で使える技術をたくさん覚えられました。明日から授業で使ってみます。分かりやすく、丁寧に教えていただき、ありがとうございました。

・授業で使えるツールやアイテムをたくさん教えていただいたので、少しずつ授業にいかしていきたいと思います。忘れないうちに使って、使いこなしていけるようにしたいと思います。

・今年度他地区から異動してきたため、MetaMoJiやWebexの活用方法に不安があったので、有効な活用方法を知ることができてよかったです。

・アンケート機能やブレイクアウトセッションなども教えていただいたので、使っていきたいと思いました。MetaMoJiを使って、学習に取り入れて広げていきたいと思いました。ありがとうございました。

・MetaMoJiでのアンケートや開始・終了の設定等,まだ使ったことのない機能がたくさんあり,大変参考になりました。他の教員から「これやりたいんだけどどうすればいいの?」ときかれていたことにも,研修を通していくつか答えられるようになったと思います。もう既に活用している機能もありましたが,それもなかなか難しいことをやっていたのだということも分かりました。

・MetaMoJi等の新機能についての解説をしていただき、明日から使ってみよう、と思える研修でした。ありがとうございました。

・新機能が増えていることがわかったので、校内で広められるようにしたいです。

・普段はWindowsをベースに使用しておりiPadの基本的な操作が苦手でしたが、本研修を受講し使用方法が少し理解できました。Webexについても基本的なことしかできなかったので、アンケート機能などを今後活用していこうと思います。

・各自がカードに考えを書き込み、それを分類しながら話し合うという活動を行いたいと考えていたため、実際に体験しながら学ぶことができたのでよかったです。教師側の操作をもっと詳しく知りたいです。Webexの様々な機能は、市一斉オンラインの際などに試してみたいです。

・たくさんの情報があり、なかなか頭が追い付けない状態でした。それでも、知りたかった情報(2種類の画面を同時に表示する・アンケートの作り方)などについて知ることができ、何度も練習して活用したいです。また、生徒会活動でもアンケート機能など活用できそうだと思いました。練習時間が必要と、強く思いました。

令和4年度情報モラル教育講座

令和4年度情報モラル教育講座 

 情報化社会で避けては通れない情報モラル教育の実践に向けて,学校現場で必要なネット依存予防や家庭に対する対応等について学ぶため,独立法人国立病院機構 久里浜医療センター 主任心理療法士 三原 聡子 氏を講師に迎え,情報モラル教育講座を8月30日(火)に実施しました。

 研修会では「ネットゲームの仕組み」や「依存のメカニズム」等についての説明をもとに「ネット依存の治療」や「予防対応策」について具体的な事例を通して研修を深めました。 

 

【受講者の声より】

・今回受講し、脳のメカリズムから依存になっていく様子を知り、改めてゲーム依存のこわさを感じました。ネット依存にさせないためのかかわり方のポイントを学んだので、保護者を巻き込んで学校全体で取り組んでいきたいと思います。

・人が依存から脱却、回復するためには、人との関わりや、生きる目標などが不可欠で、本人に動き出させるための手立てが必要だと分かった。今後の生徒への声かけ、先生方との協議、保護者との相談に役立てていきたい。

・とても役立つ講座でした。講座の部屋の大きさに合わせた適切な人数、換気などもよくできていて安心して受講できました。

・ネットやゲーム依存に関する話をずっと聞きたいと思っていました。そのような中で研究に先駆的な先生のお話を聞け、大変勉強になりました。

・三原先生のお話は実際に依存症の方々と接していることから、大変勉強になりました。中でも「ネズミの楽園」の話が心に残りました。一匹で小さなゲージに入れられているネズミは100%快楽を与える物質に依存することに対して、たくさんの仲間がいて楽しいものがたくさんあるゲージでは依存することがなかった。また依存していたネズミも楽園に入れば、次第に依存性がなくなるという話だったのですが、これは人間の世界でもいえることだと思いました。児童が自分の学級を楽園と感じれば、少しでも依存症を予防することができるかもしれんません。私もそのような学級を目指せればと思いました。

・本校でもネット依存傾向の子供がみられる。これまで本人の特性や家庭のかかわり方が要因だと考えていたところが大きかった。本講演で本人や家庭が要因であることに間違いはなかったが、学校や教員として予防や改善に取り組むことができると知った。

・実際に病院に来る患者さんの具体的な症状や実存のゲームについて知ることができ、最新の知識を知ることができました。また、報酬欠乏症候群や再発準備性など、専門用語も教えていただき、ゲーム依存に対して”なんとなく”知っていたことから”確かな”知識に変わりました。今後は根拠を持って子供や保護者に向き合えると感じました。

主任・担当者研修 防災・放射線教育研修会

主任・担当者研修 防災・放射線教育研修会
 8月31日(水)に防災・放射線教育研修会を行いました。
 今回の研修では、福島市危機管理室の方の講義や、昨年度の放射線教育推進校である飯野中学校の実践紹介、環境省福島地方環境事務所・環境再生プラザの企画による実習を行いました。研修を通して、福島市における防災・放射線教育の重要性や必要性について市内各小・中・特別支援学校の先生方に再認識していただきました。

【研修者の感想】
○「自分は大丈夫」と思い込んでしまう、『正常化の偏見』という現象について知った。地震発生直後にどんなことが起こっているのか書き出してみて、まさに自分の身体に被害がふりかかっているかもしれないという考えが完全に抜けていた。また、福島県の放射線教育は、最先端をいっているという鳥取大学北先生の発言、一度心して教育にあたろうと思った。東日本大震災を知らない子供たちに伝えていく責任を改めて感じた。

○私にとってはつい最近の出来事に思える震災だが、日々、目の前にいる子供達は震災のことなど全く知らない子供達だった。わずか、11年前のことを自分事として伝えるのが難しいと思うと、戦争のことなど伝えるのはなおさら難しいな…と思ってしまった。私たち大人の記憶が鮮明なうちに子供達に伝えていきたい。そのために、環境再生プラザの様々なツールを紹介していたただけたことはとてもありがたかった。

初任者研修 拠点校指導教員・研修コーディネーター・校内指導教員・研修リーダー研修会 

初任者研修
拠点校指導教員・研修コーディネーター・校内指導教員・研修リーダー研修会 

 8月26日(金)に初任者研修 拠点校指導教員・研修コーディネーター・校内指導教員・研修リーダー研修会を開催しました。 
 今回の研修会を通して、初任者研修がさらに充実され、ふくしまの子供たちの教育が充実していくことを期待しています。

 

ブラッシュアップ講座(8月3日実施)

東邦銀行陸上競技部 佐々木真菜 選手 ・ 天下谷真弓 コーチ が講演

「ブラッシュアップ講座」は、教職員が多方面の第一線で活躍する講師の方より講演いただくことで、社会的視野を広め、幅広い教育的知見を獲得することを目的として、今年度初めて実施しました。初回の講師は、今まさに自己記録を更新中であり、2年後の「パリ パラリンピック」への出場・活躍が期待される東邦銀行陸上競技部所属のパラアスリート佐々木真菜氏と、自身も女子60mの日本記録をもち、佐々木選手をはじめ後輩の育成にあたる天下谷真弓コーチ。このお2人から教職では得られない体験談を含め、興味深いお話をいただきました。

受講者からは、「自分が知らない世界で活躍されている方の話はとても感動した。陸上を通して学んだお話は、教育に生かせることがとても多いと感じた。目標のもたせ方、サポートの仕方など明日から使えることがたくさんあり、大変勉強になった。」「佐々木選手の『失われたものを数えるな、残されたものを最大限生かせ。』という言葉、天下谷コーチの『もっていないものは、身に付ければいい。』という言葉に感動した。」「真菜選手の大活躍の基盤に教育があったと伺い、うれしく思ったのと同時に、教師という仕事の責任に身がひきしまる思いがした。私も子どもたちの道先案内人として、その子のよさを一緒に伸ばしていきたい。」「本市のすばらしいアスリートの方の話をお聞きでき、今後の子どもとの関わりや自分の生き方についてとても大きな示唆と力をいただいた。挫折を乗り越える前向きさ、『人との比較』ではなく『自分にあるものをさらに強くする』ことについての大切さを感じた。」などの感想が聞かれ、教職以外の方のお話から、改めて教育の大切さ、子どもの支援のあり方などについて考え直すきっかけとなるとともに、教員としての決意を新たにした先生方が多かったようです。

総合的な学習の時間授業力向上講座 田村 学 先生

 本年度の総合的な学習の時間授業力向上講座は國學院大學より前文部科学省視学官 田村 学先生をお迎えし、8月1日(月)に実施しました。

 今回の講演では、「総合学習と学力アップの相関性」を手掛かりに、総合的な学習の時間が果たす意義や役割の大切さをご教授いただきました。

 参加者からは「総合的な学習の時間は、今まで『準備が大変で、指導も難しいもの』という見方をしており、子どもたちへの影響もあまりはっきりとしないと感じていたが、明らかに生徒の変化がわかる学校の例を見せていただき、取り組ませ方や課題の立て方に工夫が必要だったと反省させられた。」「『探究』がいかに子どもたちの学びを主体的で深いものにするか、本当にわかりやすいご説明だった。」「総合的な学習の時間は、その一つ一つに教師の心構えや力量が問われるものだと思った。人任せにせず、自校のカリキュラムに自信がもてるようなグランドデザイン作りを行っていきたいと思った。」「振り返りや思考ツールなど、総合的な学習の時間だけでなく、各教科で生かせることもたくさん教えていただいた。今後活用していきたい。」などの感想がよせられ、総合的な学習の時間の位置付けについて改めて確認するとともに、探究活動が総合的な学習の時間だけではなく、全ての教科に波及することが子どもの学力向上に結び付くことについて理解を深める機会となりました。

 

 

 

 

小学校国語科授業力向上講座 ・中学校国語科授業力向上講座

8月2日(火)に福島大学人間発達文化学類教授 佐藤 佐敏先生をお迎えして、小学校国語科授業力向上講座・中学校国語科授業力向上講座を開催しました。
 児童生徒を取り巻く様々な問題を踏まえながら、国語科の授業づくりについて具体的な事例をとおして、ご講演をしていただきました。
 国語科の「読み」については、佐藤先生から新たな視点で読み解くことにより「解像度を上げて読み解く」ことの面白さを学ばせていただきました。参加された先生方は、より深く、より面白く、“いつも”の教材を読み解くことを経験し、2学期に向けて実践意欲を高めていたようです。

【参加者の感想から】
【小学校】
◇ UDL授業の徹底として、基本的なことを丁寧にやることの大切さを学びました。上達論では、模倣させてから自由に書かせることが大切だと学びました。また、語彙を増やすこと(類語辞典の使用などを)意識していきたいと思います。読みの方略について、様々なスキルを学んだので、児童に身に付けさせ、活用させていきたいと思います。
◇ 具体的な実践から、実際の教材を取り上げてお話しいただいたので授業をするうえで大変参考になりました。教材研究の面でも新たな視点を教えていただいたので、夏休みを利用して、もう一度教材に向き合いたいと思いました。特に表現や言葉にこだわり、児童に伝える教える授業に取り組んでいきたいと強く感じました。
◇ 「弱者ベース」で授業を行うということを2学期から、より意識していきたいと思います。私は1年生を担任しているので、児童のこれからのためにも「読み」がクラスで同じペースになるよう、なぞり読み中心に指導していきたいです。後半の物語ごとのお話では、新たな解釈も知ることができ、とても楽しく聞くことができました。今後の授業の参考にしたいです。
【中学校】
◇ 「ポスト真実」という言葉を本講義で初めて耳にしました。情報の扱いについて、今まさに生徒が、そしてそれ以上に指導者である私たち教師が学んでいく必要があると痛切に感じました。いくつかの教材についてご紹介いただきました。発問や展開をさっそく2学期からの授業に生かしていきたいと思います。大変興味深く勉強になりました。ぜひ来年度も佐藤先生の講座を受講させていただきたいです。
◇ 解像度を上げる詩の授業、とても参考になりました。すぐ活用できそうです。イメージを広げ、生徒に自信をつけさせることができると思いました。作者の情報も効果的に取り入れていきたいと思います。メディアリテラシーの問題など、勉強不足とあきらめてはいけない課題だと思いました。教えていただいたことをもとに、もっとネットに関して生徒とどう向き合ったらよいかを考えて実践に生かしていきたいと思いました。ありがとうございました。

教育課題講座②「今こそ求められる特別活動の教育力 ―集団の教育力の再構築と活用―」

 7月15日、昨年度に続き國學院大學の杉田洋教授をお招きして、教育課題講座を行いました。杉田先生からは、特別活動の目標に示された「望ましい集団活動」とは、「互いのよさや可能性を発揮しながら…個が育ち、集団も育つ活動」であり、それを支えるために、誰よりも子どもを信じ、期待し、任せられる教師でありたいというお話がありました。特別活動の教育力のみならず、教育の原点について見つめ直し、杉田先生からたくさんの励ましをいただいた、とても充実した時間でした。

 

参加者の感想

◇教師が変わらなければ子どもは変わらない。学級会で生き生きと考え、話し合う子どもの姿を目指し、教育者としての技術を磨いていく必要があると感じました。明日から自分も変わらなければ、子ども達のために「やるぞ」という思いになりました。

◇2学期は、子ども達にこんなことを言いたい、こんなふうに接したい、もう一度子どもと学級活動を見直したいという思いでいっぱいです。子ども一人一人に、自分を認め、必要とされている実感をもたせられるような学級をつくりたいです。

◇私たち教員の役目、根幹を見つめ直す時間となりました。学級は変われる!先生って変われる!杉田先生にとても励まされました。私の今の役割を見つめ直し、できることを一歩一歩やっていきたいと思いました。杉田先生のお話は、何度聴いても新たな気付きがあります。やっぱり大切だという確認ができます。頑張ろうという意欲が湧きます。