鳥川小学校日誌

2021年3月の記事一覧

次はわたしたちが・・・(鼓笛練習)

6年生の卒業式練習に参加した後、5年生は同じ体育館で鼓笛練習を行いました。

それぞれのパートで、6年生から教えていただいたことを生かして、熱心に練習しています。

「運動会で見せていただいた、6年生の演奏が素晴らしかったです。」

6年生へのあこがれが、5年生の鼓笛練習の原動力になっています。

5年生もこれから練習を重ねます。鳥川小学校伝統の鼓笛隊が引き継がれていくことでしょう。

卒業式は もうすぐ

いよいよ卒業式も目前、今日は本番さながらに練習です。

今年の卒業式は、6年生と保護者のみなさんだけで実施し、在校生は出席しません。しかし、今日は5年生も一緒に参加しました。神妙な面持ちで、立派に練習する6年生の姿をしっかり目に焼き付けていました。

「次は、自分たちが6年生…。」最高学年への心構えもできたことでしょう。

卒業式練習の後は、「6年生の卒業を祝うプロジェクト」で、5年生から6年生にメッセージを贈呈しました。体育館には5年生だけですが、1年生から5年生まで、縦割り班でお世話になった6年生に、みんなの感謝の気持ちをつづっています。

メッセージを読む、6年生はとてもうれしそうでした。在校生みんなの思いが、6年生に届いたことと思います。

「6年生の卒業を祝うプロジェクト」は、まだまだ続きます。卒業式の会場は、在校生のアイデアを生かした飾り付けをします。新しい生活様式下でも、1年生から5年生、みんなで6年生に「ありがとう」と「おめでとう」の気持ちを届けていきます。

図書館においでよ

 本校の図書室に掲示してあるポスターです。図書室には、たくさんのドキドキ、ワクワクが待っています。

 今日は、2年生が「図書室の利用の仕方」について、学校図書館司書の先生と一緒に学習していました。

図書館利用の約束について、紙芝居を読んでもらいました。

「図書館でアイスクリームを食べてもいいかな?」

「本にいたずら書きをしては?」

「気に入った本を勝手に持ち出してもだいじょうぶ?」 などなど…。

クイズをしながら、図書館利用の約束について考えています。楽しく読書をしたり、読み聞かせを聞いたり、調べ学習をしたり、図書館は学校中のみんなが使う場所です。みんなが楽しく気持ちよく使うために、一人一人が約束を守ることが大切ですね。

 

自動車展覧会

 4年生が図画工作の時間にオンリーワンの自動車を作り、その「自動車展覧会」の案内が届きました。

「1組27名、2組25名の社長デザイナーがついに新車を発表!!それぞれの思いと特徴が装備された夢の車をぜひお楽しみください!」

 早速のぞいてみると、素晴らしい車が勢ぞろいしていました。

車体の形や飾りなど、それぞれが工夫したことが感じられます。一人一人の作品カードを読んでいると、うれしくなることがいくつもありました。

「車が完成して走らせたときうまく走りませんでした。でも、直して何回も試したら走るようになりました。試走会の時にうまく走ったので、うれしかったです。」

”何とか走らせたい”と、試行錯誤しながら、粘り強く取り組んでいる様子が目に浮かびます。あきらめずにじっくりと学習に取り組む、子供の成長を感じることができました。

3月11日の全校集会 ~東日本大震災から10年によせて~

 2011年3月11日、東日本大震災が私たちのふるさとふくしまを襲いました。今日は、あれから10年の節目の日です。

 今日の全校集会は、震災を忘れることなく語り継ぎ、未来につなげるための集会です。校長からは10年前に校長自身が経験したことを話しました。10年前といえば、6年生でもまだ2歳、ほとんど震災の記憶は残っていないことでしょう。3年生以下は震災後に生まれた子供たちです。この子供たちが、震災や原発事故のことを知り、自分たちに何ができるかを考え行動することは、とても大切なことだと考えます。

 10年後、さらには20年後、ふるさとふくしまの復興を進めていくのはこの子供たちです。尊い一人一人の命を守り、輝く未来を創っていってほしいと願っています。

※本校では半旗を掲揚し、弔意を表しました。

放射線って 何だろう?

 環境再生プラザのみなさんに協力いただいて、1,2,3年生の放射線学習を行いました。

 3年生は、これまでも環境再生プラザのみなさんから、放射線とはどんなものかについてお話を聞いて学習してきましたが、今日は、鳥取大学教授の北先生といっしょにオンラインで学習しました。

北先生のお話はとても分かりやすく、モニターを見つめて興味深く聞いています。

また、空気中の放射線の動いた跡がわかる実験も見せていただきました。

1,2年生は、紙芝居で放射線について学習しました。放射線の量を測る機械も見せていただきました。

紙芝居の後には、クイズで学習したことを確かめました。

 2011年3月11日に大きな地震があったこと、その後に原子力発電所で事故が発生し放射性物質が福島県内はもちろん県外にも広く飛散したことも教えていただきました。放射線は自然界にもあって、少量では健康に影響がないこと、しかし、放射性物質から出る放射線量が多くなると、健康に大きな被害があることも学習しました。放射線について正しく知り、自分で自分の健康を守るために、どのような行動をするかをしっかりと考えることができるために、放射線教育を丁寧に進めていきたいと考えています。

 2011年3月11日の東日本大震災からもうすぐ10年になります。10年が経過しても震災からの復興はまだ道半ばといわれています。しかし、震災について風化してきていることもあるようです。今回放射線について学習した1~3年生は、みな震災後に生まれた子供たちです。この子供たちが震災について学ぶこと、放射線について正しく知ることは、未来のふるさとふくしまを創るために欠かすことができないと考えます。これからも、未来につなぐ学習を大切に進めていきます。