2020年3月の記事一覧

子どもたちの明るい声(登校日)

 今日は、登校日でした。久しぶりに子どもたちの明るい声が、校舎にかえってきました。子どもたちの元気な様子を確認することができ、とてもうれしく、安心しました。

 放送により、校長先生からお話がありました。大きく分けると3つのお話でした。
1 校長先生からの3つの宿題
 ① 新しい学年の目標を決めましょう。
 ② 毎日必ず勉強しましょう。
    ③ 交通事故にあわないように、交通ルールを守って、安全に過ごしましょう。
     ↓
 そして、4月6日始業式の日に、やる気・勇気をもって、元気に登校しましょう。

2 新型コロナウイルスについて
 ① 1日何回も手洗いをすること。
 ② 手や指先で、口や目、鼻を触らないように心がけること。

3 退職・転出される先生方の紹介
 ① 退職者  校  長  伊藤 一美
 ② 転出者  教  諭  逸見ひろえ  福島市立清明小学校へ
                      教  諭  山内健太郎  田村市立船引小学校へ
         養護教諭  荒川美佐枝  国見町立国見小学校へ
         講  師  丹治 牧子  福島市立平野小学校へ

 その後、各学年で子どもたちに修了証書や通知票等を手渡しました。新学期に向けた心構え等を指導しました。そして、始業式の日の予定についても連絡しました。

 最後に、新年度へ向けて各学年の机・いすの数を調整し運びました。

 春休みを健康で、安全に過ごし、元気に新学期を迎えてほしいと思います。

水保小学校「卒業証書授与式」

 本日、令和元年度 卒業証書授与式が行われました。新型コロナウイルスの影響を受け、卒業生、保護者様、PTA会長様、教職員での卒業式となりました。式は、1階多目的スペースで行いました。
 卒業生は、登校後1階多目的スペースへ行き、短時間で式場、大まかな動き方の確認をしました。
 その時間を使って、学校長から保護者の皆様へ挨拶をさせていただきました。
 お忙しい中ではありましたが、PTA会長様にご臨席を賜りました。
 学校長からの式辞には、卒業生への、水保小学校への熱い思いが込められていました。
 卒業生は、小学校生活最後の授業である卒業式に、真剣な態度で臨んでいました。十分な練習時間がとれない状況での式であるにもかかわらず、卒業証書授与、別れのことば(卒業生による呼びかけ、式歌「旅立ちの日に」)も上手に行うことができました。水保小学校の最高学年にふさわしい立派な態度でした。
 卒業生のみなさん、ご卒業おめでとうございます。水保小学校教職員一同、みなさんの健康と益々の活躍を心から願っています。中学校でも、たくましく、しなやかにがんばってください。
 保護者の皆様、お子様のご卒業、誠におめでとうございます。そして、これまでの本校教育活動へのご支援・ご協力に心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

卒業式準備万端です。

 来週23日(月)は、卒業式です。本校では、17日(火)に全職員で会場準備を行いました。そして、本日全職員でリハーサルを行いました。

 卒業生を迎える準備は万端です。

 卒業式当日、6年生と会えることを教職員一同、心待ちにしています。

 

教育長メッセージ「児童・生徒の皆さんへ」

児童・生徒の皆さんへ
-学校の臨時休業に関する福島県教育長メッセージ-
 
学校が臨時休業となってから約1週間、高校生は 10 日となります。皆さん、どのように過ごして いますか?
 
新型コロナウイルスの感染拡大防止のためにはやむをえないことでしたが、入学試験や卒業式 を控える年度末の重要な時期に、心の準備もままならないうちに、急に先生や友達に会えなくなっ てしまいましたね。胸が痛みます。
 
準備期間が短かったにも関わらず、保護者の皆様、教職員の皆さん、放課後児童クラブの運営 を行う皆様など子供たちに関わる多くの方々が準備に奔走してくださり、無事に休業に入ることが できました。また、臨時休業中の子供たちを、創意工夫を重ねて見守っていただいていることに心 から感謝申し上げます。
 
児童・生徒の皆さんは、新型コロナウイルスという見えない敵、そして、いつ学校が始まるのか わからない状況に対して、不安を感じているかもしれません。特に、中学生、高校生の皆さんは、 9年前の3月に似たような経験をしたことを思い出すかもしれません。
 
このようなときだからこそ、一人一人が何をするべきか冷静に考え、判断し、行動していくことが 大切です。そして、ピンチの中からチャンスを見いだしていく前向きさを失ってはいけません。臨時 休業という状況を、感染拡大の防止のみならず、学習や生活の面でも何とか有意義なものにした いものです。
 
まず、今は新型コロナウイルスの感染の拡大防止が最優先です。学校から今回の臨時休業の 趣旨、注意事項などが伝えられていると思います。未知のウイルスであるが故に、ウェブ上には誤 った情報が流れている場合もありますが、何が正しい情報かを見極め、感染拡大防止に向けて何 をすべきか、何をすべきではないのかを冷静に判断してください。
 
次に、皆さんの心身の健康についてです。不規則な生活になっていませんか?ゲームばかりし ていませんか?時々は体も動かしていますか?誰かとお話できていますか?時々笑っています か?もちろん人混みに出かけることは控えていただく必要がありますが、ジョギングや縄跳びなど 可能な運動もあります。それぞれに自分と向き合って考えてみてください。
 
そして、急にできてしまった「何もない時間」を有意義に過ごす方法を考えてみましょう。普段は、 学校、部活動、習い事等で忙しくしているので、急に時間ができると何をしたらよいかわからなくなりがちです。 

例えば、日常生活の中で家庭のお手伝いをしてみませんか?小さくても普段できない体験活動 です。家族の方とコミュニケーションをするきっかけにもなります。居場所と役割があると気持ちが 前向きになります。
 
このような時期だからこそ、本や新聞を読んで物事を考えてみてください。今のところは県立図 書館も開館しています。団体活動はできませんが、個人利用はできます。ビブリオバトルへの参加 もお待ちしております。
 
この機会に苦手科目を克服するのはいかがでしょうか?ふくしま学びのネットワークの前川直 哉先生も提案されているように、時間が取れる時にしかできない広い範囲の復習なども考えられ ます。ウェブ上にも様々な無料の学習コンテンツが掲載されています。
 
中学生や高校生の皆さんは、自分が政治家になったつもりでテーマを決めて、友達や先生とウ ェブ上で議論することもできます。SDGsの中からテーマを選ぶのもよいと思います。「君が学ぶと 世界が変わる」と私も思います。
 
なお、今回の休業のために、学年の修了や卒業などが不利になることは決してありません。授 業ができなかった分をどのように補うのかについては、教育委員会や校長先生がきちんと考えてく ださっています。
 
最後に、まわりの人たちへの心配りです。弟や妹がいれば、日常の生活が一変してしまった不 安をいたわってあげてください。ご両親をはじめとした大人の皆さんも大変な苦労をしています。自 分に何ができるかを考えてみてください。新型コロナウイルスに関連して、いじめや差別があって はならないことは言うまでもありません。
 
普段当たり前であると思っていた日常的なものが、無くなってみて初めてその重要性に気づくこ とがあります。学校は、皆さんにとってそのようなものなのではないかと思います。
 
ピンチをチャンスに変えることは簡単ではありません。しかし、福島県は「チャレンジ県」としてピ ンチをチャンスに変えようと、この9年間皆で力をあわせ復興に取り組んできました。その蓄積を今 こそ生かしましょう。
 
少しでも皆さんの不安が減って、有意義に過ごせること、そして、早期にウイルスの感染が終息 して学校が再開し、皆さんがまた笑顔で先生や友達とともに過ごせるようになることを祈っていま す。
 
令和2年3月12日
 
福島県教育委員会教育長  鈴木 淳一