センター事業等
初任者研修社会奉仕体験活動研修を実施しました!
9月30日(月)、パルセいいざか及び飯坂温泉街において、初任者研修社会奉仕体験活動研修を実施しました。午前は、飯坂温泉観光協会会長の柳沼公貴氏より「飯坂温泉での社会奉仕・社会貢献」について、株式会社安斎果樹園代表取締役の安齋忠幸氏より「新たなイベントづくり」についての講話があり、東日本大震災での飯坂温泉の社会貢献活動や、安齋氏が中心となって進めている音楽フェス等についてお話がありました。
午後は、班ごとに分かれて飯坂温泉街を巡り、飯坂温泉に社会貢献する目的で「全国に発信したいもの」を見つけてスライドを作成する活動を行いました。
参加者からは、「今回の研修を通して改めて飯坂温泉の歴史を知った。子どもたちが地域を知ることで、地元愛を育むことができると思った。」や「社会奉仕や社会貢献という言葉を聞くとハードルが高くなるが、自分も楽しみながら活動することで結果的に社会奉仕や社会貢献になるという考えが勉強になった。」等の感想が聞かれ、充実した研修となりました。
第2回 ICT推進員研修会
9月20日に令和6年度 第2回 ICT推進員研修会が行われました。
前半は、9月から本市の教師用端末として導入されるchromebook の操作とGoolge workspace for Education の各種ツールについてGoogleの利活用担当者の協力のもと研修が行われました。後半は、Goolge workspace for Education を活用した授業事例や、子ども主体の学びに向けたステップについて学校教育課・教育研修課指導主事より説明がありました。
はじめは不安感があった参加者も少しずつ操作に慣れると共に、chromebookではロックモードができることやclassroomでのyoutube視聴の際には広告が入らないこと等、Google for Education ならではのよさについても理解することができました。
chromebook の導入はまだ始まったばかりですので、今後とも、スキル差に合った学びができるようにバリエーションを増やして研修を行っていく予定です。
「総合的な学習の時間授業力向上講座」を実施しました!
9月19日(木)、福島テルサ大会議室あぶくまにおいて、文部科学省初等中等教育局教育課程課 齋藤博伸 教科調査官を講師に招き、「総合的な学習の時間授業力向上講座」を実施しました。
齋藤先生からは、総合的な学習の時間で探究のサイクルを回すことで、子どもたちに学びの方法やよさを実感させられることや、全国学力学習状況調査の結果等から、総合的な学習の時間が非認知能力の向上にも相関があることについてお話がありました。
また、全国の先進的な取組を行っている学校の事例が紹介され、参加者からは、「内容が具体的でたいへんわかりやすかった」、「単元づくりの方法について具体的に説明があったので、参考にしたい」等の感想があり、たいへん有意義な講座となりました。
ルーキーズカフェ in 信夫山
今回のルーキーズカフェは総合教育センターを飛び出し、信夫山で行いました。晴れ過ぎず、ハイキング向きの天候で、アップダウンのある約5㎞のコースをいい汗をかきながら歩きました。自然の宝庫でもある福島市のシンボル信夫山には、福島盆地を見渡すことのできる展望台もいくつかあり、福島市の美しさを再確認することができました。参加者の先生方からも「普段目にしている信夫山にはたくさんの伝承や伝説などがあり、知ってみると面白い!もっと知りたいと感じました。」「また自分の足で山を歩き、五感で感じることで、より信夫山について知ることができました。」などの感想をいただきました!
ICTによる授業・校内研修改善講座
9月5日に「ICTによる授業・校内研修改善講座」がオンラインにて行われました。
講師の熊本大学 特任教授の前田 康裕 先生から、ICTを活用した授業改善と校内研修の進め方について具体例を豊富に紹介していただきながら、お話をしていただきました。
前田先生の実践されたメタ認知力を高めるための振り返りは本市で目指している「子どもを主語にする学び」の大きなヒントになるものでした。また熊本で行われている授業改善プロジェクトも、教職員1人の授業研究を教職員全員の成長のきっかけにできるものであり、とても参考になりました。
受講者の感想より
・個別最適な学びと協働的な学びの一体化を進めていくうえで、自立した学び手を育てるための具体的な方策が、大変参考になりました。一枚ポートフォリオや学びの再生、共有といった I C Tの活用、さっそく実践してみたいと思います。また、研修主任として、授業改善プロジェクトにも興味をもちました。同僚性・協働性を高める研修の在り方として参考にし、実効力のある研修に改善していきたいと思います。
・今日中にでも自分の望ましい状態と現在の状態の隔たりをメタ認知からの視点で課題を見出し、課題解決に向けたこれからの授業改善を見通しながら授業を展開していきたいと思いました。本講義の中で見た授業実践は、精緻化方略で展開されおり、課題に沿って自己の必要な情報を取捨選択したり、自己の言葉で整理したりしていくことが実践されていて勉強になりました。そして、『ICT活用のステップ』を参考にしながら自分のICT活用がどの程度なのか客観的に理解できました。メタ認知を高める必要性についても学び、振り返りの重要性を改めて実感しました。明日からではなく、今日のうちにデジタル媒体で自己評価カードを作成して毎時の終末に導入しながら児童のメタ認知を高めていこうと思いました。
・校内研修の在り方はチーム研究に反映させていきたいと思います。AARモデルや概念化を実践できればと思っております。本日学んだことは「学習のまとめと振り返りの違い」と「教師と子どもの学びを相似形にする」ということです。「学習のまとめとふりかえりの違い」については,自分の学び方をメタ認知できるかというところが重要で,どんな記述をかけていればいいのかというところがよくわかりました。「教師と子どもの学びを相似形にする」というところは,答申は読んでいましたが,具体的なイメージがつかめていませんでした。今回の「概念化」というお話でそれが明確になった気がします。校内研修は授業者だけが参加意識をもっていることや,日常化につながらないことが問題だなあと感じていましたが,この「概念化」を意識することで参加者が当事者意識をもって協議会に参加することができ,その後の日常化にもつながると思います。校内研修はそのときだけの特別なイベントでは意味がないと思うので,今日のお話を聞いて参加者が自分の実践をふりかえる・生かす校内研修になるようにしていきたいと感じました。ありがとうございました。
・この研修で特に印象に残った点は、学習方略における認知的方略とメタ認知的方略についてでした。授業の中でなかなか振り返りを上手に書くことのできない子どもたちに内容や方略についてなどの視点を与えることで子どもにとって効果的な振り返りとなり、効果的な学習となるようにしていきたいと思います。また、子どもたちに対する授業だけでなく、教師自身の学びを改善する視点は新鮮なものだったので、まずは、自身の学びをアップデートできるよう努力していこうと思います。
・今回の講座を受けて、教師自身が主体的・探求的であるべきだということを忘れずにいたいと思いました。発達段階や児童の実態に合わせてよりよい方法を試行錯誤しながら授業を行っていきたいと思うと同時に、これからの時代も考えた教育や授業も考えていきたいと思いました。ICTの活用方法や対話、振り返りについて自分自身を見つめなおすきっかけになりました。また、概念化は、初任者である私にとって自分自身が行うことはもちろん、他の先生方が行ってくれたらとても学びになるものでもあると感じました。ありがとうございました。