センター事業等
小学校に入るまでにできてほしいこと【幼稚園保育実践講座】
令和元年10月23日(水)、福島県立医科大学ふくしま子ども・女性医療支援センター医学部小児科講座教授 横山浩之氏を講師にお迎えして、発達を考慮した幼児教育のあり方についてご指導いただきました。研修者は、メディアの問題(愛着形成の問題)を抱えた子どもたち、個別支援を考慮した集団指導の実際等について理解を深め、明日からの支援・保育に生かしていきたいと目を輝かせていました。
〔研修者の声〕
◇私はまだ3年目の若手なので、保護者に対して、子供への接し方等のアドバイスがうまくできず悩んでいました。横山先生のお話はとてもわかりやすく、参考にさせていただきながら保護者との連携もより深めていきたいと思います。貴重なご講演をありがとうございました。
◇「小学校に入るまでにできてほしいこと」は、生きる上で基本的な生活習慣だと思いました。シンプルで誰にでも理解しやすい、どんなに時代が変わろうとこの生活習慣は大事なんだと確信しました。また、幼児期に正しい保育がなされていれば、不登校や学力不振を防げると言うお話を伺い、改めて幼稚園教諭としての責任を感じました。
◇言葉は十分な身体発達と心のやりとりの上に成り立つと教えていただき、日々の園生活が、子供たちの言葉を育てる上で重要な役割を果たしていることがわかりました。言葉の前に心あり、子供に安心感や信頼感を育てることが何よりの土台となるのだと学びました。
◇日々の保育の中で、どうしても目につく児童への声かけが優先的になってしまっていたと反省しました。増やしたい行動をしている時の幼児の姿を認め、良い姿が増えていくような関わりを心がけていきたいと思います。また、ペアレント・トレーニングはとても共感できる内容で、保護者にどのようにアプローチしていけば良いのか園で相談しながら実践していきたいと思いました。