センター事業等
研修主任研修会②
11月18日に第2回研修主任研修会を行いました。教育研修課が主催する調査研究事業「読解力の向上に関する調査研究」の協力員である先生方を中心に、「読解力を意識した授業改善」について模擬授業を交えながら紹介していただきました。オンラインによる開催でしたが、講師の問いかけについて考えたり答えたりしていただく場面もあり、参加者の先生方には子どもの立場で授業を体感していただくこともできました。
参加者の感想
◇国語科の要約の授業を通して、子どもが何をどうすればよいのかを理解するために、焦点化を図った発問をすることが大切であるということがわかりました。これまで「大切だと思うところに線を引きましょう。」という言葉を多用していたことを振り返り、子どもたちに対して不親切だったと反省しました。
◇文の構造を明らかにしていくことで、内容理解が深まったり、算数の立式にスムーズにつなげられたりすることは、子どもたちの「わかった」という学ぶ喜びにもつながると思いました。授業の中で、意識して子どもたちに問いかけていきたいと思います。
◇歴史の教科書の内容が思った以上に難解で驚きました。教師が内容をかみ砕いてわかりやすく教えるのではなく、場面によっては音読をさせ、内容を箇条書きさせるなどして、子ども自身に読み取らせるということを意識することが大切だと感じました。また、図や表、グラフ等と関連させることで、教科書の内容をより深く理解することができるということを体感することができました。
◇理科の説明の中にあった「直接体験+RSの視点で教科書を読む→科学的な概念」という部分に大変納得できました。子どもたちに、教科書を丁寧に読む時間をつくっていなかったことが、今の自分の授業に足りないものであるということを実感しました。