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2023年7月の記事一覧

福島学院大学にて幼稚園保育実践講座を実施

福島学院大学において、「幼稚園保育実践講座」を開催しました。

福島学院大学認定こども園長 二谷京子先生より、「子どもの可能性をつなげる架け橋プログラム」についてご講義をいただいた後、福島学院大学附属幼稚園や子ども図書館を見学させていただきました。

【研修者の感想】

 ◇本日の講義内容で、小学校の先生に子どもの姿を見ていただくだけでなく、何を経験し、遊びの中で何を学んでいるのか等を言葉で説明する力が大切だというお話が特に印象に残りました。目に見えない教育、あと伸びする教育だからこそ、言語化し、見える化することで幼児教育の中身を具体的に発信できるよう努力していきたいと思いました。

◇小学校との交流はしていても、これでよいのかと曖昧な不安や疑問がありました。今日の講義を聴いて、まずは幼稚園での育ちを見える化して伝えることを意識しようと思いました。 

 ◇今回の講話で、私たちが小学校の先生にどのように子どもの育ちを伝えていくのか、具体的に知ることができてよかったです。今後私たちもしっかりと伝えられるようにしていきたいです。 

 ◇こども園の環境を見せていただいたことも、いろんな発見があり、もっと自分の園の環境づくりを工夫してみたいという気持ちが高まりました。

◇今年度、異校種交流ができたことにより、小学校の先生にぜひこども園での子どもの姿を分かってほしいという思いを強くもっていました。この交流の中で、子どもの姿を伝えさらにどのような体験、経験をしているのか、どのような学びにつながっているのか説明し、有意義な時間にしたいと思いました。

 ◇子ども図書館はとても魅力的でした。本に触れる楽しさを十分に感じられる素敵な空間ですね。環境の大切さを実感しました。

2年次教員フォローアップ研修

 2年次教員フォローアップ研修 教科等指導研修が行われました。国語科・算数科の授業づくりに関する講義の後、事前に準備していただいた指導案を基に模擬授業を行い、授業づくりについて協議しました。

 採用から1年が経ち、思いも新たに、さらなる授業の改善に向けて研修を深めることができたようです。

【研修者の感想より】

 ◇2年目になり、自ら学ぶ場に行かなければ、成長することはできない。職員室で声を出せば先生方が助けてくださり、一緒に考えてくださるという環境が当たり前ではないと改めて感じました。指導・助言いただけることに感謝し、素直な心で、丁寧に物事を行っていこうと思います。さらに自分から動いて教師としての資質・能力を高めていけるよう努めていきます。

 ◇3人の低学年の先生の模擬授業を教師として指導技術、ねらいに迫る手立ての視点で見ることによって、自分に足りなかったことや自分ができていないことなどを知ることができました。今回算数を選択し、単元の数学的な見方・考え方はどこなのかを考え、授業を作る大切さがわかり、これまでもやもやしたところが改善されたり、新たな発見をすることができました。

 ◇模擬授業を通して、児童にとってわかりやすい、見やすいワークシート・板書についてとても勉強になりました。説明が長くなりすぎてしまうことが多いので、もっと児童から引き出せるようにしたいです。実際に児童役として模擬授業を受け、児童の立場になって考えることで、難しさに気づくことができました。日々の教材研究でも、子どもの視点で考えることが大切だと実感できました。

 ◇2年目になり、授業を見ていただく経験がぐっと減りました。今日の研修で、模擬授業を他の先生方に見ていただき、とても勉強になりました。自分の直すべきところ、改善できるところを客観的に教えてもらい、明日からの実践にすぐに生かしたいと思いました。また、いただいた指導助言からも、国語の授業で大切なこと、実践例を学び、あっという間の時間でした。

 ◇教師になる夢を叶え、学校の先生として子どもたちの前に立ち、授業や日々の指導をすること、学校での仕事をすることは思っていたよりも大変なことが多く、まさに山に登ったら、息が切れてきたということを実感する毎日でした。大変なことが多くある毎日ではありますが、子どもたちの成長にかかわることができる楽しさや、わくわくした気持ちもあります。これからも、授業を研究していき、充実した日々を過ごしていきたいです。

教育課題講座②「よめる・つかえる力の育成」

福島県教育庁 義務教育課 指導主事 志賀 匡行 先生を講師に迎え、教育課題講座②「よめる・つかえる力の育成」~リーディングスキルを生かした授業改善~を行いました。

本市でも読解力向上推進事業を始めて3年目を迎え、今年ですべての小・中学校でリーディングスキルテストの受検を終えました。先生方の関心度も高く、参加者は約150名ほどになりました。

ぜひこの講座の内容を参考にしていただき、授業改善を通した学力向上の在り方を模索していただければと思います。

 [研修者の感想から]

◇毎日忙しく過ぎてしまい、このところ、一番大切な教材研究の時間をとっていませんでした。今回の講座で、教材研究がとても大切で、つまづきに対してどう迫っていくかをあらかじめ予測して教え方を工夫しなければと痛感しました。

◇授業の中で特別に何かをするのではなく、毎日の学習の中で、支援していくための教師側の見方が大切なのだと感じました。私は、低学年を担任しているので、明日から児童への支援の在り方や、児童の学習への向き合い方を考えて、学習が楽しいと思える授業を作っていこうと思います。

 ◇リーディングスキル(以後RS)が低い児童の中には、教科書を読み解くことに苦手意識があるだけでなく、プリント学習や暗記学習といった自立的に学べる姿から離れている児童もいます。発達段階に合わせてRSを伸ばすことで、読解力が向上し、授業に興味関心をもって臨めることで確かな理解にもつながると学びました。日々の授業の中で、教科書等を正確に読むことを大切にし、児童に活動や発問、説明の意図が正しく伝わるような表現をし、児童の見取りの質の向上に努めたい。

 ◇子どもたちのRSを高めるだけでなく、教師自身のRSを高めることも大事だと分かりました。子どもたちのつまづきや、困難がわかれば教師の指示や発問が変わる。教材研究するときには、内容や言葉一つ一つに着目しつつ、発問や支援の手立てを考えるようにしたいと思います。

 ◇教師自身が、RSの視点で教科書を読むことで、児童一人一人のつまづきや困難なところを予測し、それをもとにわかりやすい指示や発問を考えていくようにすると、授業が変わっていくということがイメージできました。

本 小学校プログラミング教育実践講座

 7月4日(火)、5日(水)、6日(木)において、小学校プログラミング教育実践講座を開催しました。小学校におけるプログラミング教育のねらいについて理解を深め、プログラミング教育を実践していくための研修を実施しました。

 講義「プログラミング教育の概要」、情報交換「プログラミング教育の取組(現状と課題)」、プログラミング教材(説明と演習)を取り上げた3部構成での内容で行いました。

 参加者の感想

・プログラミング教育のねらいやプログラミング的思考がどういうものなのか改めて知ることができた。アンプラグドプログラミングなどを通して、子どもたちのプログラミング的思考を育成することで子どもたちの可能性を伸ばすことができるので、本日学んだことを生かして取り組んでいきたい。

・プログラミングの課題について、他校の先生方と意見交換ができてよかった。マイクロビットは少し難しかったが、理科の学習に活用できそうだと感じた。

・プログラミング教育をするための準備時間がないと考えていたが、物事を順序立てて考える力などを指導する視点で考えればよいことに気づき、これからの指導にも活かせる講座でした。

・アンプラグドについては、全学年で取り入れることのできるものであるということを理解した。担任している学級の課題でもある、筋道立てて物事を進める力や効率よく進める力の育成に力を入れたい。

・研修の機会が少なく、プログラミング教育では何をしたらよいのか明確ではなかったが、様々な教材があること、気軽に取り組むことができることが分かった。